薄毛の女性もカラーリングを楽しみたい!安全に行うコツを知ろう
オシャレを楽しみたい女性たちにとって、髪のカラーリングは欠かせないものです。普段とは違う華やかさや若々しさを取り入れることができるでしょう。
とはいえ、カラーリングで気になるのが「髪への悪影響」についてです。カラーリングは、女性の薄毛トラブルとどのように関連しているのでしょうか。
カラーリングが薄毛につながる要因と、ダメージを与えずに髪を染める方法、また現在薄毛で悩んでいる女性が、ボリューム不足をカバーするのに適したカラーリングのコツを紹介していきます。
Contents
ブリーチやヘアカラーは、薄毛になる可能性がある!
髪色を変えて楽しむカラーリングには、主に以下の4つの方法があります。
- ブリーチ(髪を脱色して、色を明るくする)
- ヘアカラー(髪を脱色し、新たな色を入れる)
- ヘアマニキュア(黒い髪の表面に色を塗る)
- ヘアマスカラ(洗髪で落とせる染料で、一時的に髪に色を塗る)
カラーリングが薄毛の原因になるかどうかは、どの方法で髪色を変えるのかによっても違いが出てきます。
4つの方法の中で、薄毛の原因になりやすいと言われているのが「ブリーチ」と「ヘアカラー」です。
薄毛の原因は「ダメージ」と「アレルギー」
ブリーチを行う際に使われる脱色剤やヘアカラーを行う際に使われる永久染毛剤に、抜け毛を促進するような副作用があるわけではありません。
なぜこれらのカラーリングが薄毛の原因になるかというと、そこに関連しているのが「ダメージ」と「アレルギー」の2つなのです。
ブリーチやヘアカラーでは、髪色を変える過程でキューティクルを開き、髪の内部にまで薬剤を浸透させます。半永久的に美しいカラーを楽しめるものの、ダメージは絶大。
また、頭皮に薬剤がついたときに、ピリピリとした刺激を感じる方も多いことでしょう。炎症がひどくなれば、頭皮環境の悪化につながり、抜け毛を増やす可能性もあります。
ダメージと共に無視できないのが「アレルギー」の影響ですが、ヘアカラーで使われる1剤には、ジアミン系と呼ばれる化合物が配合されています。
この化合物に対してアレルギー反応を示した場合、一時的に抜け毛が増加し、急激に薄毛が進行してしまう可能性もあるので、注意しましょう。
カラーリングは髪への影響が少ない方法で楽しもう!
カラーリングでオシャレを楽しみつつ、なおかつ薄毛トラブルを進行させないためには、髪や頭皮への影響が少ないカラーリング方法を選択する必要があります。
上の4つの方法の中で、もっともリスクが低いのは「ヘアマスカラ」です。その次が「ヘアマニキュア」となりますから、これらの方法を選択すると良いでしょう。
ヘアマスカラやヘアマニキュアは、「色の持続性」という側面では、ブリーチやヘアカラーには及びません。
しかし薄毛が気になっているときには、トラブルのリスクを最小限に抑えられます。
美容院で依頼するのもオススメ
カラーリングをするときには、髪への影響が少ない薬剤を使い、頭皮に付着しない酔う細心の注意を払って作業をする必要があります。
セルフでカラーリングを行う方も少なくありませんが、自分行う作業には限界があります。
プロの知識とテクニックを持って、髪や頭皮へのダメージを最小限にしてくれるのが美容師さんの仕事ですから、薄毛が気になるときほど、頼りにするのがオススメです。
頻度は少なくしよう
カラーリングでダメージを負った頭皮は、時間の経過と共に徐々に回復していきます。しかし頻回でカラーリングを行っていると、この「回復期間」を十分に確保することができません。
前回のカラーで受けたダメージが回復していない中で、次のダメージがやってくる…。このような状況の中では、頭皮や髪が受ける刺激は非常に大きなものになってしまいます。
ヘアカラーで髪を染める場合は特に、最低でも3ヶ月間の時間をおいて、次の毛染めを楽しむようにしましょう。
- ダーク系の色を選ぶ
- どうしても色の違いが気になるときは、根本だけ染める
これらの工夫を実践することで、全体染めの回数を減らすことができます。
植物性の「ヘナ」の使用も検討してみて
髪や頭皮へのダメージを最小限に留めるための方法として、「ヘナ」を使ったカラーリングに挑戦するというのもオススメです。
ヘナとは、ミソハギ科の植物でハーブの一種。髪に使用することで、カラーリングを楽しむことができます。
薄毛で悩み始めたときのカラーリング剤としてヘナをオススメするのは、頭皮や髪にとって有害な薬剤を使用していないため。
ヘアカラーやブリーチなどでありがちな、かゆみや刺激、アレルギー反応などのリスクを低減できます。
アーユルヴェーダでも使われるヘナ
ヘナはインドのアーユルヴェーダでも活用されるハーブの一種で、以下のような効果が期待できるとされています。
- 毒素の排出
- 新陳代謝の促進
- 皮膚の炎症の抑制
薄毛が気になり始めたときには、頭皮の環境が悪化している可能性も高いです。ヘナを使えば、カラーリングを楽しむと共に、頭皮環境適正化にもつながりやすくなります。
また、頭皮に優しい天然素材だからといって、アレルギーのリスクがゼロというわけではありません。使用前にはパッチテストを行うようにしてください。
薄毛を隠したいときは、明るめの色がオススメ
薄毛で悩み始めた女性にとって、「ボリューム不足をどう隠すのか」は重要な問題となります。実は髪色の選び方に工夫をすることで、全体の印象を変えることも可能です。
薄毛を目立たせないカラーリングは、ズバリ「明るめの色」。黒髪から茶色へと変化させるだけでも、透けて見える地肌の印象が弱くなります。
とはいえ、髪色を明るくするためには、ブリーチやヘアカラーなど、刺激の強いからリングを施す必要があり、こちらはあまりオススメできません。
どうしても髪色で薄毛を隠したい!という場合には、できるだけ刺激が弱いカラーリング方法について、美容師さんに相談しながら髪色を決定すると良いでしょう。
シャンプーや育毛剤でのケアも積極的に行って
髪にカラーを入れたら、その色を「守る」ことも薄毛対策につながります。髪の色が長持ちすれば、その分カラーリングの頻度も少なくて済むからです。
- カラーリング当日はシャンプーやドライヤーを控える
- シャンプーをするときにごしごしこすらない
- トリートメントは正しく行う
カラーリングを行った当日は、きれいに染まったように見える髪色も、まだ完全には定着していません。その後24時間~数日をかけて、じっくりと髪に馴染んでいきます。
定着前の早い段階でシャンプーやドライヤーで刺激を与えてしまうと、せっかく入れたカラーが落ちやすい状態になってしまいます。
また、カラーリングで負担がかかっている状態の髪だからこそ、「ごしごしこすらない」「正しい方法でトリートメントを行う」などのケアも重要です。
市販の女性用育毛剤を使えば、頭皮のケアもできますから、ぜひ活用してみてください。
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薄毛で悩み始めたら、カラーリング習慣を見直そう!
カラーリング剤が直接薄毛の原因になるわけではありませんが、使用する薬剤やカラーリングの頻度によっては、薄毛を引き起こす要因の一つになってしまいます。
できるだけ早期に見直すことで、薄毛トラブルの進行を食い止められるでしょう。
カラーリングが原因で薄毛が進行してしまった場合、時間をかけて頭皮の細胞を回復させる必要があります。
髪のボリュームを守りながらオシャレを楽しむために、どのような対策をとれるのか。早めに検討してみることで、自身の髪を守っていきましょう。
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