emsでのダイエットは有酸素運動との組み合わせて痩せる

運動は苦手だけど痩せたい。ポッコリしたお腹をできるだけ簡単にへこませたい。このような希望を持つ方にぴったりのダイエット方法としてEMSを使ったダイエットがあります。

そもそもEMSとはどのようなものなのか。どうしてEMSで痩せられるのかをご紹介し、本当に痩せるのかという疑問も解決していきます。口コミでも評判が高いおすすめのEMSマシンも3つご紹介します。

電気の刺激で筋肉を動かすことができるのがEMSマシン

EMSマシンはダイエット器具としても人気がありますが、そもそもEMSとはどのようなものかご存知でしょうか。

Electrical Muscle Stimulationという英語の頭文字をとったもので、この英語を直訳すると、「電気による筋肉への刺激」となります。つまり、身体に電気を流すことによって、強制的に筋肉に刺激を与えて収縮運動を行わせるマシンです。

EMSを身体に装着して電源を入れることで、辛いトレーニングをしなくても、筋肉が勝手に動いてくれるため、楽して筋力トレーニングを行えます。実際にEMSを装着して作動させてみると、軽い疲労感を感じますし、翌日には軽い筋肉痛を感じることもあります。

もともとはリハビリや筋肉が凝り固まっている部分を解すための治療器として開発されたものですが、筋肉を強制的に動かすことで筋力アップを目指せるためにダイエットや筋トレに使われはじめました。

周波数の違いで鍛える筋肉には違いがある

EMSマシンにはいくつかに分類ができます。分類方法はいくつかありますが、ダイエットをするときに注目したい分類が、周波数の違いによる分類です。

電気は波形の動きが繰り返されることで振動をし、伝わっていきます。1秒間にどのくらい振動するかを表しているのが周波数で、Hz(ヘルツ)という単位で表します。

周波数の違いによって、刺激を与えられる筋肉には違いがあるため、自分の目的に合った周波数のEMSを選ぶことが大切になってきます。

ダイエットのためには高周波EMSがおすすめ

女性がダイエットを行うときには、逞しい筋肉を作りたいのではなく、ほっそりと引き締まった身体にしていきたいという希望を持つことが多いですよね。このような希望を叶えるために鍛えたいのは、身体の奥にあるインナーマッスルと呼ばれる筋肉です。

遅筋とよばれるもので、持久力が必要な運動を行うために使われる筋肉で、酸素を沢山取り込むことでエネルギーを効率的に生み出すことができる筋肉です。

遅筋は身体の奥にある筋肉なので、より遠くまで振動を伝えられる高周波の刺激でなければ動かすことができません。つまり、女性のダイエット目的であれば、高周波EMSを選ぶことが必要になってきます。

見た目に変化を感じたい時には低周波EMSは効果が見えやすい

一見して体が引き締まっている、腹筋が割れて見えるといった、見た目に引き締まった体づくりをしたい人の場合には、低周波EMSの方がおすすめになってきます。

高周波EMSは身体の奥の筋肉に刺激を与えるため、見た目の変化は感じにくく、なかなか痩せないと感じてしまいます。ですが、低周波EMSは身体の表面に近い筋肉を鍛えられるため、見た目に変化を感じやすいという特徴があります。

なるべく早く変化を感じたい、見た目にも引き締まった身体を手に入れたい方は、低周波EMSを利用してみることがおすすめです。

EMSでは痩せない。有酸素運動との組み合わせが必要

効率よく筋肉を鍛えられるEMSですが、EMSだけで痩せられるわけではありません。実は筋肉を鍛えただけでは、身体についてしまった脂肪を燃やすことにはつながらないためです。

筋肉が振動するときにまわりの脂肪も一緒に振動しますが、皮下脂肪をしっかりと燃やすほどの振動とは言えません。脂肪燃焼のためには酸素が沢山必要になりますので、単純に脂肪が振動するだけではダイエットにはつながりません

筋肉を鍛えることで基礎代謝を上げることはできるので、長い目で見れば徐々に痩せやすい身体づくりをしていくことはできますが、身体に蓄積してしまった脂肪を燃やすためには、有酸素運動を行うことが必要です。

EMSでトレーニングをしているけど痩せない。という人もとても多くいますが、だいたいはEMSだけでダイエットをしたつもりになっています。有酸素運動と組み合わせることで、初めて効率的なダイエットが可能となってきます。

なるべく早く体重を落としたい、体型の変化を感じたいという方は、EMSと合わせて有酸素運動を行うようにしましょう。

EMSはダイエットができるマシンというよりは、痩せるための筋肉を効率的につけられると考えると分かりやすいですね。

EMSダイエットで気を付けたい4つのポイント

直接的なダイエット効果はなくても、痩せるための筋肉をつけていけるEMSをダイエットのサポートとして使うことは意味があります。

EMSは自分の意思で筋肉を動かすのではなく、電気的な刺激で強制的に筋肉を動かせるため、24時間装着して常に筋肉に刺激を与えれば、より早く痩せる筋肉が手に入ると考える人もいますが、これは間違えた認識です。

そこで、EMSダイエットで気を付けたいことを4つあげていきます。

一回30分以内を守る事

過度に筋肉を酷使すると起こるのは筋肉痛ですよね。筋肉痛は、筋肉を鍛えることで一度筋線維がちぎれることで炎症が起きるため、痛みを感じるものです。

連続してずっと筋肉を使い続けると、筋線維がどんどんちぎれてしまい、ひどい筋肉痛を引き起こしてしまう危険があります。筋肉痛が起きているという事は、筋肉が炎症を起こしているということです。

このような酷い炎症を起こさせないためにも、EMSでのトレーニングは30分以内にとどめることが必要です。

お休みをする日を作ることも大切

筋力がアップする仕組みは、筋肉を使うことで筋線維がちぎれ、このちぎれた筋線維を修復し、ちぎれる前よりも強い筋線維にするというものです。つまり、筋線維が修復される時間を持つことが必要になってきます。

もし毎日EMSをつかってしまうと、筋線維がちゃんと修復される前に再び筋線維をちぎってしまうことになるため、強い筋線維に修復できずせっかくトレーニングを行っても筋肉を弱めてしまうことになります。

しっかりと筋線維が修復されるための時間を取るためにも、EMSでのトレーニングをお休みする日を作ることが大切です。

EMSは毎日使うのではなく隔日にするか、週に3回程度にするようにしましょう。

短期間ではなく長い期間利用する

1週間毎日50回の腹筋運動をしたからと言って、目に見えて腹筋が鍛えられ、割れるという事がないように、EMSでのトレーニングも簡単に結果が出るわけではありません。

最低でも2ヵ月は使い続ける必要があります。

高周波EMSでのトレーニングはなかなか目に見えて結果を感じることができないケースもありますが、使い続けることで少しずつでも効果は出てきます。途中であきらめずに続けることが必要です。

使用してはいけない部分、使ってはいけない人もいる

電気の刺激を筋肉に与えることで強制的に筋肉を動かすEMSですが、使ってはいけない部分、使ってはいけない人もいます。

もともとペースメーカーや人工心肺、心電計などを使っているという方は、EMSの電気によって危機に不具合が生じる危険性があります。命にもかかわるケースもありますので、EMSを使うことは避けましょう。

骨折したために金属ボルトで骨を固定している方をはじめ、体の中に金属などが埋め込まれている方も、使用は避けます。金属は電気を通しやすい性質がありますので、危険です。

筋肉を鍛えることでバストアップをしたいという人や、きれいに鎖骨を見せたいから胸周辺の筋力アップを狙いたい人は注意が必要です。胸周りは心臓に近い場所です。心臓は電気に敏感ですので、心室細動や心停止といった心疾患につながる危険性もあります。

EMSには取扱説明書が必ず付属していますので、説明書で注意喚起されている内容をよく読み、使用してはいけない部分に使用したり、使用してはいけない人が使用することがないようにしましょう。

実際にやせた人が多い評価が高い3つのEMSマシン

2001年にアブトロニックというEMSマシンが発売になり、ここからEMSダイエットが広まってきています。この間さまざまなEMSマシンが出ていますが、中には効果があまりないというものも沢山あります。

せっかく購入するのであれば、実際にやせたという人が多いマシンを使いたいですよね。そこで、口コミなどでも実際にやせたという人が多いEMSマシンを3つご紹介します。

中周波と干渉波で身体の奥の筋肉に刺激を与えるパーフェクト4500HOT

比較的周波数が高い4,500Hzの中周波と、2~100Hzという低周波の組み合わせによって、うねりが生まれることで届きにくい深部の筋肉にしっかりと刺激を与えることができるEMSマシンです。

電気の振動で筋肉を動かすだけではなく、温熱モードで温めることもできるため、脂肪燃焼効果も期待できます。

商品名 温熱干渉波EMSパーフェクト4500HOT
メーカー名 ヒロセ電機
参考価格 140,000円(2018年4月11日現在)
周波数 4,500Hz(中周波)2~100Hz(干渉低周波)
特徴 異なる周波数によって生まれるうねりで深部の筋肉に刺激を与える

見た目にも分かる引き締まった体づくりならSIXPAD

サッカーのクリスチャン・ロナウド選手がCMキャラクターとなっていることで有名なEMSマシンがSIXPADです。世界的な運動医科学の権威が実証したという20Hzの低周波で、効率的に筋肉をトレーニングできるマシンとなっています。

ロナウド選手のように引き締まった身体づくりに適しているマシンです。

刺激を与えたい場所によって使うマシンが異なるという特徴があります。ご紹介しているマシンは主に腹筋のトレーニング用の物です。

商品名 Abs Fit2
メーカー名 MTG
参考価格 25,800円(2018年4月11日現在)
周波数 20Hz(低周波)
特徴 世界各国の研究者が注目をしているEMSトレーニングマシン

結果にコミットできるライザップのEMS

劇的なダイエットの成功例のCMが話題となっているライザップから発売された腹筋のシェイプアップを目指すことが出来るEMSマシンです。腹直筋だけではなく、腹斜筋を刺激することもできるため、ウエストメイクが目指せる特徴を持っています。

5~80Hzという広井範囲の周波数でランダムに腹筋に刺激を与えるために、筋肉が刺激に慣れてしまうことがありません。

操作もシンプルで簡単になっているため、女性でも扱いやすいEMSマシンとなっています。

商品名 3D Shaper
メーカー名 RAIZAP
参考価格 28,800円(2018年4月11日現在)
周波数 5~80Hz
特徴 3つのコースによってお腹周りを引き締める効果が期待できる

有酸素運動と合わせて引き締まった体づくりをしたい人におすすめ

EMSだけで簡単ダイエットは難しいのですが、有酸素運動との組み合わせによって効率の良いダイエットを行えるようになっていきます。ダイエットの協力なサポーターとして活用することがおすすめです。

多種多様なEMSマシンがありますので、見た目の変化を感じたい方なら低周波の刺激を得られるマシンを、女性らしい丸みのある体つきも維持しながら脂肪を落としていきたいのであれば高周波の刺激を得られるマシンを選ぶといった選び方の工夫も大切です。

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