シャンプーブラシで健やか頭皮を手に入れよう！使い方の注意点も

頭皮のトラブルから身を守るためには、正しい方法で頭皮ケアを行うことが大切です。簡単なようで、実は意外と難しい頭皮ケアをサポートしてくれるアイテムとして、シャンプーブラシが注目を集めています。

効率的な頭皮洗浄やマッサージなど、数々のメリットをもたらしてくれる頭皮ケア専門のブラシですが、使い方・選び方を間違えると逆効果になってしまう可能性も…。

頭皮ケア用のシャンプーブラシの特徴や、メリット・デメリット、オススメアイテムや正しい使い方について詳しく紹介していきます。

ブラシは頭皮ケアのサポーター！3つのメリットを実感しよう

頭皮に使うためのブラシは、シャンプーブラシと呼ばれるケースも少なくありません。通常なら「指」を使って洗髪するところを、専用のブラシを使って行うことで、3つの効果を実感できます。

• 頭皮洗浄効果
• 頭皮マッサージ効果
• リラックス効果

それぞれを詳しく解説していきます。

意外と難しい頭皮洗浄…シャンプーブラシが徹底サポート

薄毛や白髪、加齢による髪のトラブルなど…気になる症状を軽減するために、重要なのが「頭皮を健やかな状態に保つ」ということです。

ヘアケアを念入りに行っているつもりの女性であっても、実は多いのが「髪は洗えていても頭皮がきちんと洗えていない」という状況。

皮脂や汚れなどが頭皮に残ったままの状態では、毛穴が詰まり、さまざまな髪トラブルを誘発してしまいます。こんな状況を改善してくれるのが、シャンプーブラシです。

シャンプーブラシは、頭皮の汚れをスッキリと除去できる仕様となっています。ブラシで一度に広範囲を洗浄できるため、洗い残しが生じる可能性も低くできます。

頭皮を傷つけずに、きちんと洗浄するためには、ある程度のコツが必要となります。シャンプーブラシを使えば、誰でも手軽に「正しい頭皮洗浄」を行うことができるでしょう。

関連記事：女性の抜け毛対策はシャンプーから！選び方から正しい洗髪方法まで

頭皮マッサージ効果で血流改善！

ブラシを頭皮に当ててくるくると動かすことで、頭皮に適度な刺激を与えることができます。マッサージをすることで、血流改善効果も期待できることでしょう。

特に頭皮が凝り固まっていて、血流が悪くなっている人にはオススメのケア方法です。

血流が悪くなっていることが、抜け毛や白髪の原因になっている場合、シャンプーブラシの使用で状況を改善できる可能性もあります。

関連記事：頭皮マッサージで女性の抜け毛を解消！ツボやグッズでより効率的に

リラックス効果でストレスの軽減

美容院でシャンプーをしてもらうのは好きだけど…自分でするのは嫌い！なんて感じている方はいませんか？

きちんとした技術と知識を身につけた美容師さんにシャンプーをしてもらうと、非常に心地よいもの。リラックスして、思わず眠たくなってしまう方も多いことでしょう。

自分でシャンプーをしてもなかなか思い通りにならない…というときには、シャンプーブラシを利用することで状況を改善できる可能性があります。

ブラシを使うことで、頭皮全体を適度な力で刺激できますから、特別な知識がなくても大丈夫です。毎日のシャンプータイムをリラックスして楽しめるでしょう。

シャンプーブラシの使用法を間違えるとリスクもアリ

シャンプーブラシには、残念ながらデメリットも存在しています。とはいえそれは、「シャンプーブラシそのもの」ではなく、「誤った使い方」が原因となって引き起こされてしまうものです。

具体的なデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

• 頭皮状況の悪化
• 抜け毛の増加
• 皮脂の過剰除去

頭皮状況の悪化や抜け毛の増加は、シャンプーブラシを使う際に力を入れすぎることが原因で引き起こされます。

力いっぱいごしごしとこすれば、頭皮が傷つくのは当然のこと。また絡んだ髪を思い切り引っ張れば、当然抜け毛は増えるでしょう。

もう一つ、頭皮にとって必要な皮脂まで洗い流してしまうのは、シャンプーブラシそのものというよりは、シャンプーの洗浄力に問題が隠れているケースが多いよう。

シャンプーブラシを安心・安全に使用するためには、その使い方について正しい知識を身につけ、また頭皮や髪に優しいシャンプーと組み合わせることが大切です。

シャンプーブラシを正しく使うための手順を知ろう！

では次に、シャンプーブラシの正しい使い方について紹介していきます。

正しく使わないと、かえって頭皮にダメージを与えてしまう可能性もありますが、難しく考えすぎる必要はありません。以下の手順を参考に、実践してみてください。

1. 洗髪前にはブラッシングと予洗いで汚れを浮かせ、取り除く
2. シャンプーはまず手にとり、しっかりと泡立てる
3. シャンプーを髪に乗せ、頭皮を揉み込むようにして馴染ませる
4. できるだけ小さな面積で、小刻みにシャンプーブラシを動かす
5. 念入りにすすぎをする

こちらの手順の中で、特に意識したいコツは3つです。

• ブラシを使用する前に、指の腹を使ってしっかりと馴染ませる
• ブラシ使用の際は、力を加えすぎない
• ブラシは大きく動かさない

シャンプーブラシを使用している方の中には、シャンプーを髪に乗せたら、そのままブラシで洗浄をスタートする方もいますが、これは間違いです。

まずは自身の指を使って、頭皮全体にシャンプーを馴染ませておきましょう。特に力を加える必要はありませんが、指の腹を使うことで頭皮を傷つけずに済みます。

また「手早くシャンプーを済ませよう！」とする方の中には、非常に大きな動きで、力いっぱいブラシを当てる方もいます。

頭皮を傷つけない力加減は、経験の中で覚えていくもの。特に最初の頃は、優しくケアすることを意識してみてください。

また大きくブラシを動かすと、洗い残しが発生したり、髪を引っ張ることで抜け毛を増やしてしまったりするリスクがあります。

頭皮全体を確実に洗浄するためにも、動かし方や力加減については、慎重に調整してみてください。

シャンプーブラシは二つの視点でお気に入りを探そう！

頭皮の健康を守るため、シャンプーブラシを導入してみようかな…と思ったときには、自身の使用法や用途に合った製品を選ぶことが大切です。

お気に入りのブラシを見つけるためには、二つの視点から、各製品を比較検討してみてください。

本格洗浄の電動タイプと手ごろな価格の手動タイプ

シャンプーブラシの中には、電池を入れて自動で動かせる電動タイプと、自身の手を使って動かす手動タイプが存在しています。

それぞれの特徴については、以下のとおりです。

価格面で手軽なのは「手動」ですが、機能性が充実しているのは「電動」の方です。

優れた洗浄機能を搭載しているため、初心者でも手軽に活用できますし、商品によっては首や肩のマッサージができる機能も搭載されています。力加減に悩むこともないでしょう。

ただし多数のパーツを組み合わせているため、使用後には洗浄や乾燥など、メンテナンスには多少の手間が発生してしまいます。

手動タイプのシンプルなブラシであれば、そのままさっと洗って乾かすだけでOKですから、どちらの方により魅力を感じるのか、検討してみてください。

ブラシの素材にも注目を！好みの洗い心地を選ぼう

シャンプーブラシは、ブラシ部分に使われている素材によっても、洗い心地が変わってきます。特に多いのは、以下の2つの素材です。

• シリコン素材
• ポリプロピレン

肌に優しくなじみ、頭皮を傷つけるリスクが少ないのが、シリコン素材です。弾力性があり、力加減を調整しやすいというメリットもあります。

素材としても丈夫なので長持ちしやすく、初心者向けのブラシ素材とも言えるでしょう。

一方で、「シリコン素材ではなんとなくスッキリしない」という方にオススメなのがポリプロピレンです。

シリコンよりもハードな肌触りが特徴的で、マッサージ効果が高いと感じる方も少なくありません。ただし力を入れすぎると、頭皮を傷つけてしまう可能性もあるので注意してください。

女性にオススメの人気シャンプーブラシ3選

女性の頭皮ケアにオススメのシャンプーブラシを、3つ紹介します。「どの商品を選べば良いのかわからない！」と悩んだときには、ぜひ参考にしてみてください。

メリットシャンプーブラシ／花王

ドラッグストアなどでも手軽に購入できるブラシです。先端の形状が3種類に分かれており、優れた洗浄効果やマッサージ効果を発揮してくれます。適度な柔らかさで、女性や子どもの繊細な頭皮にも優しく使えます。

ヘアマッサージブラシ／無印良品

380円という低価格でありながら、頭皮に当たる感触も非常に優しく、気持ちよく頭皮洗浄できるアイテムとして人気を集めています。無印良品のショップのほか、コンビニなどでも手軽に購入可能です。

アセチノヘッドスパ／ヤーマン株式会社

防水加工が施された、電動タイプのシャンプーブラシです。先端に取り付けられた240個の突起が、頭皮の汚れを取り除くと共に、効果的にマッサージをしてくれます。首や肩のマッサージもできる機種として人気を集めています。

シャンプーブラシを正しく使って健やか頭皮へ！

髪のアンチエイジングを検討するうえで、欠かせないのが頭皮ケアです。ヘアトラブルが気になり始めたら、ぜひその根本にある「頭皮」にも注目してみてください。

ヘッドスパや頭皮エステなど、お店で受けられるサービスも少なくありませんが、日常生活の中で、自分自身でケアを行えばコストダウンにもつながるでしょう。

頭皮の汚れをスッキリと除去したいときには、シャンプーブラシを上手に活用してみてくださいね。健やかで美しい髪を育てるための「基礎」になってくれるはずです。