加齢による目の下のたるみを治療!ハリのある目元に戻す4種の方法

クリニックでクマの治療をしている女性

目の下のたるみの治療は、美容外科・美容皮膚科などで行われます。たとえば「脱脂術」と呼ばれる治療は、目の下の膨らんだ脂肪を切除し、たるみを治す方法です。

各美容クリニックでは、オリジナルメニューを開発していたり、施術に独自の名前をつけていたりしますが、大きくわけると治療方法は4種類に分けることができます。

ここでは、美容クリニックで受けられる目の下のたるみの治療方法にはどのようなものがあるのか、わかりやすく解説していきます。

治療方法には4種類あり!期待する効果に合わせて選ぼう

「目の下のたるみ」と言っても、症状の出方には個人差があります。

目の下のたるみができる原因も合わせてチェックしていくといいですね。

まずは、ご自身の目の下のたるみがどのタイプに当てはまるのかを知りましょう。

  • へこみタイプ・・・目の下がくぼんで、凹んでいるタイプです
  • 盛り上がりタイプ・・・目の下にふくらみがあるタイプです。
  • 皮膚のゆるみタイプ・・・肌のハリがなくなり、皮膚が余っているタイプです。

なお、タイプを特定できないときには、複数のタイプが混ざっている場合があります。専門家のカウンセリングを受け、どのような施術が必要なのかを判断する必要があります。

美容クリニックで用意されている目の下のたるみ解消メニューを分類すると、以下のようにまとめることができます。

治療方法 オススメのタイプ 方法
注入治療 へこみタイプ ヒアルロン酸や脂肪などをくぼんだ部分に注入する方法
切らない脱脂術 盛り上がりタイプ 前に飛び出した眼窩脂肪を取り除く方法
下眼瞼切開術 皮膚のゆるみタイプ 余分な皮膚を切り取り、肌を張った状態で縫合する方法
糸治療・照射法 皮膚のゆるみタイプ
(軽度)
肌の中に特殊な糸を埋め込んだり、
コラーゲン生成に効果のあるライトを当てる方法

各美容クリニックでは、お客様の要望に合わせて、様々な施術を組み合わせることもできます。では、それぞれの治療方法について、要点をみていきましょう。

注入治療:目の下のくぼみをふっくらさせて柔らかい表情に!

治療法の1つ目は、たるみで凹んだ部分にヒアルロン酸や脂肪などを注入する方法です。皮膚の下に成分を注入し、肌を持ち上げることができます。

このような注入治療は、目の下のたるみによる「くぼみ」がある人に向いています。注入治療は、大きく分けて4種類あります。

  • ヒアルロン酸注入
  • レディエッセ注入
  • 線維芽細胞を増殖・活性化させる方法
  • 脂肪注入

いずれもメスを使わないので、切開に抵抗がある方でもトライしやすいのが特徴です。それぞれについてみていきましょう。

目の下のたるみに効果がある成分についてはこちらでもチェック出来ます。

ヒアルロン酸注入

弾力のある肌に必要なヒアルロン酸は年齢とともに減少してしまいます。このヒアルロン酸を肌に注入することで、目の下のたるみを治す方法です。

【方法】
針の細い注射器を使い、目の下の凹んだ部分にヒアルロン酸を注入します。注入するヒアルロン酸は、効果に合わせて何種類か用意されていることがあります。
【メリット】
  • 速効性がある
  • 短時間で施術が可能(30~1時間程度)
  • 痛みや腫れが少なく、ダウンタイムがほとんどない
  • アレルギー反応が起きることがほとんどなく、安全性が高い
  • ヒアルロン酸分解酵素を使えば、元に戻すことができる
【デメリット】
  • 持続性が低い(効果が続くのは3~12か月ほど)
  • 定期的にヒアルロン酸注射を繰り返す必要がある
  • 注入しすぎると不自然に腫れたようになる

ヒアルロン酸の注入についてはこちらの記事で効果や注意点について触れています。

レディエッセ注入

レディエッセとは、ハイドロキシアパタイトを主成分とした注入剤です。ハイドロキシアパタイトとは、骨や歯の主成分で、リン酸カルシウムの一種です。

【特徴】
  • 注入してから1~2年で分解され、体に吸収される。
  • 1回の注射で効果が長持ちする(1~2年)。
【デメリット】
  • 粒子が大きく、施術の際に使う針が太目のため、腫れがでやすい。
  • 元に戻したくなっても、戻すことができない。

クリニックによっては、ヒアルロン酸注射に比べてメリットが少ないため、扱っていない、目の下のたるみには適用しない、というところもあります。

線維芽細胞を増殖・活性化させる方法

皮膚の弾力に必要なコラーゲンやエラスチンを生成する働きをもつのが線維芽細胞です。線維芽細胞そのものを注入したり、線維芽細胞を活性化させる成分を注入する方法があります。

肌の再生医療/肌組織再生注射
真皮組織に含まれる肌細胞を注入。(線維芽細胞そのものを注入)
PRP血小板療法
血液から取りだした血小板を注入。(線維芽組織を活性化する)
肌再生FGF
線維芽細胞増殖因子を注入。(線維芽細胞を増殖させる)

いずれも速効性には欠けますが、ご自身の肌細胞を増やしたり、活性化させたりすることができるので、効果に持続性があり、自然な仕上がりになるのが特徴です。

脂肪を注入する方法

自分の体から採取した脂肪を、目の下のへこんだ部分に注入する方法です。施術名は「リッチフェイス法」「CRF法」「ベビフェイスリポ」などと呼ばれています。

【方法】
  1. 注入する脂肪を採取する(太股やお腹から採取)
  2. 採取した脂肪を、目の下の凹凸部分に注入する。

採取した脂肪は、そのまま注入する方法と、濃縮処理や不純物除去処理をしてから注入する方法があります。

【メリット】
  • アレルギーの心配がない
  • 脂肪は体に吸収されないので、効果が長持ちする(3~5年)
【デメリット】
  • 注入する脂肪の量の微調整が難しく、高度な技術が必要
  • 仕上がりが気に入らなかった場合に簡単に修正することができない
  • ダウンタイムが1~2週間ほどかかる
  • 脂肪を採取した部分のアフターケアが必要
脂肪注入については、各クリニックが様々な方法を提唱しています。トライされる場合は、よく説明を聞き、ご自身が納得する方法を選びましょう。

なお、眼窩細胞を摘出・移動させる方法については、脱脂術と合わせて次章にてご説明します。

「切らない」脱脂術:目の下の膨らんだ脂肪を除去

では続いて、目の下の膨らみを取り除くことができる「脱脂術」について説明していきましょう。

目の下のふくらみは、眼球を支えている眼窩脂肪が押し出されていることが原因です。脱脂術は、膨らんでいる部分の眼窩脂肪を切除する方法です。

最近では、肌の表面からメスを入れて行う方法よりも、下まぶたの裏をわずかに切開するだけで済ませられる方法が人気です。

脱脂術は、目の下のふくらみを取り除くことができる!

脱脂術は、目の下に脂肪によるふくらみがあるタイプの場合には、最も効果が期待できるといわれています。(東京都 美容外科・美容皮膚科のオザキクリニックのサイトより)

【メリット】
  • 目の輪郭をはっきりさせ、若々しくみえるようになる。
  • 膨らみの原因を取り除くので、効果が長持ちする。(効果の持続性は半永久、10年ほどなどと言われます)
【デメリット】
  • 脂肪を切除しすぎると、目の下にヘコミができてしまう恐れがある。
  • 手術後の経過に個人差があり、場合によってはシワができてしまったり、思っていたイメージにならないことがある。
  • 脱脂だけでは、皮膚のたるみや小じわは改善することができない。

「切らない」脱脂術の主な方法2つ

近年では、下まぶたの裏から行う脱脂術が一般的になっています。脱脂のみを行う方法と、取り除いた脂肪を足りない部分に補う「ハムラ法」と呼ばれる方法があります。

1.経結膜脱脂法
下まぶたの裏(あっかんべーをしたときに見える部分)を数㎜~1㎝切除し、そこから余分な眼窩脂肪を取出す方法です。

また、脱脂術に脂肪注入を組み合わせることで、より表面の凹凸を小さくすることができ、自然な目元に仕上げることが可能です。

2.裏ハムラ法

下まぶらの裏を切開し、飛び出ている眼窩脂肪を、凹んでいる部分に移動させる方法です。目の下から頬のラインをなだらかに整えることができます。

どちらも、肌の表側から処置をする方法に比べ、ダウンタイムが短く、肌表面に傷が残らないのが大きなメリットです。

下眼瞼切開:たるんだ皮膚を切り取り、肌の張りを蘇らせる

肌にハリと弾力がなくなってしまい、皮膚がたるんでしまっている場合には、下まぶたの表面から処置を行う方法がオススメです。

皮膚の表面からおこなう方法は、肌の表側に傷口を作ることに抵抗を示す方もいらっしゃいます。

しかし、皮膚を切開して行う方法は、「切らない脱脂術」よりも確実に目の下のたるみを治療することができる方法といえます。

下眼瞼切開術の3つの方法

下眼瞼切開術は大きく3つに分類することができます。

皮弁法
下まつげのすぐ下の皮膚を切開し、余分な眼窩脂肪を取り除き、たるんだ皮膚を切除して縫合する方法です。
筋皮弁法
皮弁法に加え、ゆるんだ眼輪筋をつり上げてハリを出す処置を行う方法。皮弁法よりも高い効果が期待できます。
ハムラ法(切開ハムラ法)

下眼瞼切開で眼窩脂肪を除去したあと、切除した眼窩脂肪を目の下の凹んだ部分に移動させてから縫合する方法です。

裏ハムラ法よりも、期待できる効果が高く、肌弾力が弱くなった人でも若々しい目元を取り戻すことができます。

下眼瞼切開術の注意点・・・術後はダウンタイムの時間を十分に見積もって

皮膚を切開する手術は、術後に内出血や腫れが出ることがあります。個人差はありますが、1~4週間ほどで消失します。

また、数日後には抜糸が必要です。手術後は予定が空けられるように、スケジュール調整をしましょう。

皮膚を切除するのにはかなり高度な技術が必要です。たとえば、皮膚を切除しすぎてしまうと、下まぶたが反り返ってしまう可能性もあります。

手術を受けられる際には、カウンセリングをしっかりと受けるようにしましょう。そして、ご自身が信頼できる専門医にお願いするようにしましょう。

糸治療・照射法:切開せずにリフトアップする方法

老化による肌のたるみを引き上げる方法をリフトアップと呼びます。皮膚の切開を行わずにリフトアップする方法に、「糸治療」と「照射系の治療」があります。

どちらも肌を切らずに行うことができる点が人気です。それぞれの方法について、みていきましょう。

糸治療:特殊な糸を真皮層に通し、肌をピーンと張る

肌のハリに効果のある糸を真皮内に通し、たるみを解消する方法です。術後の内出血や腫れがなく、すぐに肌のハリを実感することができます。

なお、糸の種類は多種にわたり、期待できる効果も異なります。糸のタイプは、主に以下の2種類に分けることができます。

  • 特殊なトゲのついた糸が、肌の内部で組織にひっかかり、物理的に引き上げる効果があるもの
  • 糸が肌の細胞を刺激して、コラーゲンなどを増やす働きをするもの

糸治療は、目の下のたるみを直接引き上げるというよりは、顔全体をリフトアップさせることで、目の下のたるみを改善する方法です。

照射法:サーマクールが代表的

レーザー、超音波などを肌に当て、肌の働きを活性化させる方法です。特に「サーマクール」と呼ばれる方法は、効果が高いと評判です。

サーマクールとは、高周波ラジオ波を使い、肌の深い部分に熱を与えることで、コラーゲンの生成を促す治療方法です。

目の下のたるみに用いる場合には、眼球を照射から守るガードをつけて行います。短時間の照射で、効果が長持ちします。

自分の症状に合った方法で治療を受けよう

「目の下のたるみ」といっても、症状や原因には個人差があります。たとえお友達が施術を受けてうまくいったとしても、自分には当てはまらない場合もあります。

治療の際には、カウンセリングをしっかりと受け、ご自身に合った方法を選ぶようにしましょう。

また、治療費には保険が適用されません。料金についてもきちんと説明をうけ、納得のいく施設で治療を受けるようにしてください。

また、治療以外にもセルフケアできる方法もありますので、色々と試しながら検討していくといいと思います。

目の下のたるみに効果的なマッサージについてはこちら。

目の下のたるみの解消が期待できる化粧品もありそうですよ!

眼輪筋トレーニングで目元全体を若々しく保っていきましょう。こちらの記事で詳しいやり方をチェックしてみてくださいね。

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