ほうれい線を消す方法。ストレスコントロールで肌に影響を与えない!
生活していく上で避けたくてもなかなか避けきれないのがストレスで、美容の大敵としても知られています。
現代はストレス社会だと言われていますが、実はそのストレスのせいでほうれい線が出来やすくなってしまうという恐るべき事実があります。
では、なぜストレスがほうれい線の原因になってしまうのでしょうが?その詳細について詳しく見ていきましょう。
ストレスによってほうれい線が悪化するメカニズム
過度なストレスによって心身に影響が現れることがよく知られていることですが、それは美容の面でも同様で、特に深刻にお肌のコンディションやしわ、ほうれい線にかかわってきます。
具体的にはどのような形で悪影響を与えていき、肌に表面化していくのか、そのメカニズムを詳しく見ていきましょう。
自律神経やホルモンバランスが乱れる
強いストレスがかかることで緊張状態が続くため、自律神経の中でも交感神経が優位になることで常に体が休まらない状態になりやすくなります。
自律神経と女性ホルモンには密接な関係がありますので、自律神経が乱れると女性のホルモンバランスも乱れやすくなります。
エストロゲンが減少してしまうと、コラーゲンの生成が行えずに肌のターンオーバーが滞り、しわが形状記憶されやすくなったり、肌ダメージをリセットできずに他のトラブルへと発展させてしまうことにつながります。
ビタミンCが過剰に消費される
肌のハリや弾力を支えるために重要な成分であるコラーゲンやエラスチンの生成を助ける栄養素がビタミンCです。
ほうれい線の原因の一つに肌のハリや弾力の低下が挙げられている以上、ビタミンCはほうれい線予防に絶対に欠かせない栄養素なのですが、ストレスを受けることで消費されていってしまいます。
強いストレスを受け続けると、常に副腎がフル稼働してビタミンCを大量に消費することにつながるため、ビタミンCが不足してしまうという現象が起こりやすくなるのです。
血行不良を引き起こす
一番最初に紹介した自律神経にも繋がっていることですが、強いストレスは交感神経を刺激し続けるために緊張状態を長く維持してしまう原因となります。
実は、心身の緊張状態の最中は体内でアドレナリンが分泌されて血管が収縮しますので、血行が悪くなります。
すると、肌の健康やターンオーバーに必要な酸素や栄養素が肌の隅々まで届きにくい状況になりやすいと考えられています。
肌細胞への悪影響
ストレスがたまると、肌を作り上げている細胞にも悪影響があります。主に2つ、免疫機能の低下と細胞増殖力の低下です。
- 免疫機能の低下
- ストレスによって肌に対する刺激や肌に侵入した異物などに対する抵抗力が弱くなってしまい、肌荒れや乾燥肌などの症状が見られやすくなります。
- 細胞増殖力の低下
- 新しい細胞が作られにくくなることで、肌の老化が進みやすくなります。
そうすると結果的にほうれい線が定着しやすくなり、老け顔へとつながってしまうのです。
表情が硬化する
ほうれい線の大きな要因の一つに頬のたるみがありますが、それには顔の表情筋の衰えが大きく影響しています。
強いストレスを受けている時、顔の表情は無表情になったり険しくなったりで表情筋や咬筋(口の周りにある筋肉)を動かす機会が少なくなるため、顔の筋肉が衰えやすくなります。
顔の筋肉が衰えてくると、頬はたるみやすくなりほうれい線が出てきたり濃くなったりといった事が起きやすい環境が整ってしまいます。
また、険しい顔は口角が下がる傾向にあり、ほうれい線が出来やすくなるだけではなく人に与える印象もあまりよくはありません。
下がった口角とほうれい線がダブルで顔に現れると、まさに「老け顔」となってしまいます。
ストレスは美容の大敵!上手なストレス解消法を見つけよう
ストレスが美容にとって悪いというのは分かっていても、家庭や仕事などの環境を美容のためだけにそう簡単に変えることはできません。
なので、ぜひ自分に合った気分転換方法を確立して、定期的にストレス解消をこまめに行っていくことが大切です。
- 自分の趣味を追及する
- ジョギングやウォーキングなど体を動かす
- 日頃いかない場所へ行ったり旅行をする
- 入浴をのんびりとする
- 睡眠を十分にとる
これらは代表的なストレス解消法ですが、他にも自分に合ったストレス解消方法があれば実践してみてください。
ただし、タバコや深酒はほうれい線をさらに悪化させてしまう要因にもなりますので、避けたほうが良いでしょう。
ストレス軽減にこだわらず、ストレスを受けにくい生活を心がけよう
ストレスが軽減される環境に変えられるならそれがベストなのはもっともですが、簡単に出来る人はそんなに多くないでしょう。
ストレスが多いことを言い訳にして苛々したまま過ごしていると、一気に老け込んでしまうことも考えられますので、そうならないように上手にストレスと付き合っていけると良いですね。
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