顎ニキビの跡を残さない!赤みがある時こそ綺麗に治すチャンス

顎ニキビはできてしまった時にはがっかりしますが、ニキビ跡が残った場合はもっとがっかりしますよね。

若いころとは異なり、跡が残るとなかなか治りにくいという悩みもあります。

跡を残さずきれいに治すにはどうしたらいいのかをご紹介します。今ある顎ニキビの跡を上手に隠す方法も併せてご紹介します。

赤みはお肌が治ろうとしている途中のサイン

まずは、顎ニキビがなぜできるのか?原因については、こちらの記事を読んでみてください。

顎ニキビが治ったと思っても、ニキビがあったところに赤っぽいニキビ跡ができることがあります。これは、ニキビのまわりの皮膚の炎症が続いているためです。

今、皮膚はまさに治る途中の状態が、赤いニキビ跡です。

ニキビによってできた傷が癒えれば、赤いニキビ跡は自然と消えていきますが、できるだけ早く赤いニキび跡を治したいですよね。

炎症を鎮静化させる作用があるスキンケアを活用

炎症が続いている状態なので、炎症を鎮静化させる作用があるスキンケアアイテムを使い、しっかりと保湿をすることで、何もしないよりも早く赤いニキビ跡は治せます。

  • グリチルリチン酸2K
  • ビタミンC誘導体
  • アスタキサンチン
  • トラネキサム酸
  • ハトムギエキス

抗炎症作用を持つ成分は多数あります。保湿のために利用する化粧水や乳液、クリームなどにこのような抗炎症作用を持つ成分が含まれている物を活用しましょう。

しっかりと保湿をすることで、皮脂の過剰分泌も抑えられます。再びニキビを作らないためにも、保湿はしっかりと行いましょう。
使わない方がよい成分

ニキビ対策の化粧水の中には、抗菌作用や殺菌作用が強いものがあります。

ニキビの原因となる細菌を減らすためには効果的ですが、ニキビが治っている状態で使用すると、お肌のために必要な細菌まで減ってしまい、バリア機能が低下します。

ニキビが治って赤みだけが残っている場合には、抗菌作用や殺菌作用が強いスキンケアアイテムは使わないようにします。

顎ニキビ対策におすすめの化粧水の選び方についてはこちらの記事でチェックしてみてくださいね。

紫外線は炎症を招くのでしっかりと対策を

紫外線はお肌の乾燥を招き、さらに炎症を長引かせてしまうといったトラブルを起こします。

赤みだけで終わらず、色素沈着を起こしたり、クレーター上のニキビ跡になる可能性もあります。

基本は室内で過ごす場合でも、軽く紫外線対策を行うようにします。外出時にはしっかりとした紫外線ケアを行いましょう。

ピーリングを自己判断で行うのは避ける

ピーリングによってお肌の古い角質を取り除き、ターンオーバーを促進することで赤みを消す方法もありますが、お肌のバリア機能が低下しているときに行うと、別の肌トラブルに発展します。

普段利用しているというピーリング剤でも、炎症が起こっている状態で使うと刺激が強すぎるケースもあります。

顎ニキビの跡が赤い時には、自己判断でピーリングを行わず、皮膚科などに相談をして使うようにしましょう。

冷やすのはあくまでも痒みを鎮める程度。温めるのはダメ

炎症が起こっていると熱を帯びていることがありますし、かゆみを感じることもあります。このようなときには冷やしてあげることで痒みは鎮められます。

ただ、根本的に炎症が収まるわけではありませんし、ニキビ跡を消す効果はありません。

血行を促進させることでターンオーバーを正常化させるために、お肌を温める方もいますが、赤いニキビ跡があるときには温めることは避けます。

赤いニキビ跡を温めてしまうと炎症が促進されてしまいます。

茶色く色素沈着を起こしたニキビ跡は長期戦も覚悟

赤いニキビ跡の状態が長引くと、メラニン色素が生成されてニキビ跡に色素沈着が起こります。

色素沈着が起こってしまうと、どうしてもニキビ跡を綺麗にするまでには時間がかかってしまいます。

ターンオーバーを正常化させてメラニン色素の排出を

まず行いたいのはターンオーバーを正常化させることです。顎ニキビの跡が残り、色素沈着が起こっている状態は、日焼けを起こした場合と同じです。

お肌細胞の中にメラニン色素が生成されているため、ターンオーバーによってメラニン色素を含んだ細胞を排出させることで改善させます。

ターンオーバーを正常に整えるためには、お肌をしっかりと保湿すること、バランスの良い食生活、質の良い睡眠をとる、適度な運動をする習慣をつける。といった事が必要です。

ビタミンC配合のスキンケアアイテムで美白ケアも効果的

保湿を行う際に美白アイテムを利用することもお勧めです。特にビタミンC誘導体を含む美白アイテムは、メラニンの生成を抑制したり、メラニン色素の還元作用も期待できます。

赤みがある時の顎ニキビ跡ケアと同じように、できれば抗炎症作用を持つ美白化粧品を利用することがおすすめです。

お肌の代謝を高めるビタミンB群、ビタミンEといった成分が入ったスキンケアアイテムを利用したり、食事から取り入れることもお勧めです。

顎ニキビに効果的なスキンケアについては、こちらの記事で確認してみましょう。

顎ニキビを食事で改善したいなら、こちらの記事もチェック!

紫外線対策で色素の定着を防ぐ

ニキビ跡が赤くなっている状態でも、紫外線対策は必要ですが、色素沈着を起こしてしまっている状態では、よりしっかりとした紫外線対策を取る必要があります。

このままの状態で紫外線を浴び続けると、もっとお肌の深い部分でもメラニン色素の生成が起こり、色素定着が起こってしまいます。

真皮の部分でメラニン色素の生成が行われ色素沈着が起こると、ターンオーバーではメラニン色素の排出ができなくなります。

凹んだクレーター状のニキビ跡は皮膚科で相談

ニキビによる炎症がひどく、お肌の細胞に大きなダメージを受けてしまうと、肌細胞の再生ができず、クレーター上に凹んだニキビ跡ができてしまいます。

この状態にまでいくと、セルフケアで顎ニキビ跡のケアを行うことは難しくなっていきます。

皮膚科や美容皮膚科などを受診し、治療によりニキビ跡を改善させる必要も出てきます。

セルフケアでは完全に跡を治すことは難しい

凹んだクレーター状のニキビ跡をセルフケアでキレイに治すことが難しいのは、真皮の部分までダメージを受けてしまっていることがあるためです。

お肌の細胞はターンオーバーで常に生まれ変わっていきますが、真皮の細胞は、ターンオーバーでは修復できません。

生まれ変わるのに3年以上かかってしまうのが真皮の細胞です。セルフケアで治そうと思えば、数か月といった単位ではなく数年といった単位がかかってしまいます。

失われたバリア機能を回復させて潤いが保てる肌に

長い時間をかければセルフケアでの改善も目指せます。そのためには、真皮にこれ以上ダメージを与えないことが必要です。

紫外線、乾燥、といったものからお肌を守り、しっかりと外部の刺激からお肌をまもるバリア機能を回復させるケアを行います。

お肌の外側からのスキンケアはもちろんですが、日常生活の見直し、バランスの良い食生活といった、体の内側からのスキンケアもしっかりと取り入れる必要があります。

顎ニキビ跡を隠すめに今すぐできること

顎ニキビの跡のケアも重要ですが、今すぐに隠したいというケースもありますよね。上手に顎ニキビの跡を隠すための方法もご紹介します。

スティックかパレットのコンシーラーでカバー

赤みあ色素沈着を起こしている顎ニキビの跡を隠すためには、コンシーラーを使います。カバー力が強いスティックタイプやパレットタイプのコンシーラーを活用します。

ニキビ跡よりも一回りくらい大きくコンシーラーを塗り、縁を指先で軽くたたくようにしてなじませます。崩れにくくするためにフェイスパウダーを重ねれば、キレイにカバーができます。

紫外線カット効果があるコンシーラーを使えば、UV対策にもなります。

カバーテープでニキビ跡を保護して隠す

色素沈着が濃く、コンシーラーでは隠せない場合には、カバーテープを利用する方法がおすすめです。

使い方はとても簡単で、しっかりと油分・水分・汚れを除き、カバーテープを貼ります。

しっかりとお肌と密着させるために、シワなどが寄らないようにテープを張り、水を含ませたスポンジなどで軽く押さえればOKです。

普段使っているファンデーションよりもワントーン暗めの色合いのリキッドファンデーションをテープの縁に乗せ、内側と外側にぼかすように塗ることで、境目も目立ちにくくなります。

仕上げに普段行っているメイクをすれば、キレイに顎ニキビの後を隠せます。テープでカバーをするときには、パウダーファンデーションを使うと自然に仕上がります。

早めのケアがニキビ跡を悪化させず早く治すポイント

顎ニキビの跡が残ってしまった場合、基本はしっかりと保湿をしてお肌に潤いを与えます。保湿をすることでお肌のターンオーバーが正常化し、自然に跡が消えていきます。

悪化してしまうとターンオーバーでの治すことが難しくなるため、ニキビができてしまった、赤みが残ったという早めの段階でケアをすることを心がけましょう。

繰り返す顎ニキビについては、こちらの記事で原因と対策を確認してくださいね。

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