まぶたのたるみの原因は?加齢だけではない原因を要チェック!

まぶたのたるみがある女性

目元の印象はとても大事。目元に張りがあると、瞳に光がたくさん入ってキラキラして見えます。そんな輝く瞳の人は、若々しく元気に感じますよね。

まぶたがたるむと老けて見えるだけでなく、疲れている印象にもなります。年だから仕方ない…と諦めないで。原因は加齢だけではありません。

大きな原因はふたつ。「皮膚のたるみ」と「筋力の低下」です。それぞれがどうして起こるのか、確認してみましょう。

目元の皮膚がたるんでしまう原因5つ

足の裏の皮膚の厚さを100としたら、体は14、頬は10、目元はなんと5!目の周りの皮膚は、とても薄いのです。

そんなまぶたは老化や疲れの影響が出やすいので、20代からたるみが気になりだす人もいるようです。

  • 乾燥
  • 刺激
  • むくみ・たるみ
  • 生活習慣の乱れ
  • 加齢

これら5つが皮膚をたるませる原因となってきます。

「乾燥」加齢とエアコンが引き起こす

水風船は水が入っているとパンパンですが、水が抜けるとシワシワ。まぶたの乾燥は水風船のシワシワ状態と同じです。

人は1分に15回程度の瞬きをします。1日に1万回以上。たくさん動くまぶたは、皮脂腺の数が少ないうえに皮膚が薄くて保水能力も低いので、乾燥しやすくなります。

そして、今では1年中どこへ行ってもエアコンが動いていて快適ですが、空気は乾燥しています。お肌は常に乾燥の危険にさらされているのですね。

肌の保水能力は加齢と共に低下するので、年を重ねるほどに乾燥には注意しましょう。日焼けも肌を乾燥させます。紫外線にも気を付けたいですね。

メイクなどの「刺激」で皮膚がのびてたるむ

まぶたは何かと触ることが多い部分です。

  • アイラインやアイシャドウを引く。
  • 二重にするためにまぶたをひっぱって固定する。
  • アイメイクをしっかり落とそうとゴシゴシこする。
  • 花粉症で目をこする

特にメイクに関してはほぼ毎日の事。皮膚の薄いまぶたは、日々の刺激で少しずつ伸びてしまっています。

重たいアイメイクには要注意。アイプチなどの二重整形風メイクは、張ったりはがしたり引っ張ったりと、まぶたの負担は相当なものです。

疲れは「むくみ・たるみ」に繋がる

疲れると、血流やリンパの流れが悪くなり、老廃物や脂肪が体に溜まりやすくなります。それはむくみになって、やがてたるみになってきます。

スマホやパソコンの長時間使用は目がとても疲れます。そうすると、目元がむくんで脂肪がついて、たるむというワケです。

ストレスも同じようなことを引き起こします。ストレスがあると呼吸が浅くなり、皮膚の再生や老廃物の排出能力が弱まるので、まぶたを含めた全身がむくんだり、脂肪がついたりしてきます。

まぶたの脂肪が増えると、重くなってたるみます。疲れて太ってそれがストレスに…そんな悪循環に陥らないようにしたいですね。

「生活習慣の乱れ」見直さないと目元に表れる…

  • 糖質のとりすぎ
  • 睡眠不足
  • コンタクトレンズの長時間使用
  • 急激なダイエット

やってしまいがちな上記4つが、まぶたのたるみを引き起こしているとは…

糖質のとりすぎ

お菓子、ケーキ、アイス、ごはん、パン、パスタなど。美味しいものはついつい食べすぎてしまいますよね。

そんな甘い物や炭水化物などで糖質を摂りすぎると、体や肌が「糖化」とうい状態になり、肌の張りの基となる繊維芽細胞やコラーゲンが壊れてしまいます。

食べ過ぎは太るだけでなく、お肌のにも悪影響を及ぼすのでね。張りのあるまぶたを保つためにも、食べ過ぎには注意しましょう。

睡眠不足

睡眠不足も、肌には良くありません。

夜寝ている間に成長ホルモンが出て、肌の張りやツヤを蘇らせてくれます。疲れをとるためにも、睡眠はしっかりとりたいものですね。

出産後にまぶたがたるんでしまったという声を良く聞くのも、睡眠不足が大きな原因になってきます。

どんなに疲れていても、授乳などで十分な睡眠をとれないママ。ホルモンバランスがくずれてお肌の乾燥も気になったり…ケアする時間も取れないので、産後はお肌には大変な時期です。

コンタクトレンズの長時間使用

こちらも気を付けなければなりません。下記でも紹介する眼瞼下垂というまぶたがたるむ病気に繋がります。

特にハードコンタクトレンズの長期使用者の眼瞼下垂リスクは、非使用者の20倍~100倍と言われています。ソフトコンタクトレンズでのリスクの上昇も報告されています。

コンタクトのを付けることで、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)へ負担がかかります。そこにまぶた裏の乾燥(ドライアイ)が重なると、コンタクトの摩擦が増えて、よりまぶたを痛めることになります。

急激なダイエット

栄養不足で疲れやすくなるだけでなく、急に痩せることでまぶたの脂肪も急激に減り、伸びた皮膚だけが残る状態になってしまします。

年を重ねると減少する肌の張り

どんなものでも、長く使えば使うほどヘタってきます。それは皮膚も同じこと。年をとればとるほど、どうしても皮膚はたるんでしまいます。

肌の弾力を保つ成分であるコラーゲン・ヒアルロン酸なども加齢とともに減少。張りが減ってしまった肌は重力に逆らえず、まぶたの皮膚が目に被さってしまい、たるみとなります。

目元の筋力低下は手術が必要になることも

これまでは皮膚のたるみの原因をみてきました。次は筋力低下によるまぶたのたるみの原因を見てみましょう。

目元の筋力が落ちると、目のまわりの皮膚を支えることができなくなってたるんできます。

無表情は筋力を低下させる

スマホ・パソコン・テレビを見ているときの顔はどんな表情でしょう。無表情な方が多いのではないでしょうか。無表情というのは、顔の筋肉をあまり使っていない状態。使わない筋肉は、どんどん衰えていきます。

近年はスマホの普及で無表情で居る時間が長くなっています。しかも、スマホを使っているときは、大抵下を向いています。

無表情で下を向いた状態の顔をカメラで撮影してみてください。その状態で長時間過ごすと、そこで表情が固定され、常にそういう顔になってしまいます。

眼瞼下垂という病気

目の周りの筋力の低下が激しい場合、眼瞼下垂という病気とされ、手術が必要になる場合があります。

眼瞼下垂(がんけんかすい)は、上まぶたを引き上げる眼瞼挙筋という筋肉の力がとても弱まっている状態。目を開けづらくなります。目をしっかり開けることができないので、皮膚が目に被さって、たるみのように見えます。

まぶたがたるむと視野が狭くなります。目を開けずらい眼瞼下垂の方は、視野を広げるために、顎をあげて物をみるようになったり、おでこの筋力でまぶたを上げようとするので、額にシワができたりします。

  • まぶたが重く感じて目を開けずらい
  • 目が小さくなった気がする
  • 目と眉毛の間隔が広がった気がする。
  • おでこにシワが増えた
  • 上まぶたがくぼんでいる。

こんな症状がある場合は眼瞼下垂かもしれません。病院へ相談しましょう。

眼瞼下垂だからすぐに手術で直したい!と思う方もいるかもしれませんが、偽眼瞼下垂の場合もあります。

偽眼瞼下垂は、筋力の低下で目が開かないのではなく、皮膚がたるんで目に被さっているものを指します。

自分での判断が難しい場合もあるので、病院で判断してもらいましょう。

まぶたをたるませない生活をしよう

日本人は寒いところで生活してきた民族。基本的に欧米人よりもまぶたの脂肪が厚いので、生まれつきまぶたがぽってりしていてる人も多いでしょう。

そんなまぶたに脂肪をため込みやすい日本人だからこそ、加齢に負けないようにしっかりまぶたケアしたいですよね。

まぶたがたるむ原因は対処できそうなものが多いですよね。加齢は仕方がないことですが、それに負けないように、まぶたに優しい生活を心がけましょう。

そうすれば、いつまでも元気でキラキラした目元でいられますよ。

ツボ押しやマッサージ、顔ヨガでの対策はこちらの記事が参考になりますよ。

また、目立たなくするためのメイク方法もチェックしておきましょう。

美顔器やアイクリーム、サプリなどに頼ってみたいと思っているかたはこちらの記事も確認してみてくださいね。

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