マリオネットライン。まるでブルドッグのような口元の憎いシワ

ほうれい線にゴルゴライン、そしてマリオネットライン。女性を悩ませる顔の憎いシワにはいくつか種類があります。

どのシワもあるだけで見た目年齢を一気に老けさせる憎い相手ですが、ここではマリオネットラインについて紹介します。

マリオネットラインはなぜできてしまうのでしょうか？そして予防法や対策法はあるのでしょうか？

マリオネットラインとほうれい線は別物

「マリオネットライン」とは、口の両端に現れるシワのことを指します。

口の周りのシワと言えば、ほうれい線を思い浮かべる方が多いと思いますが、マリオネットラインとほうれい線は区別されます。

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年齢を重ねるにつれてシワが深くなること、老け顔の原因となるという特徴はほうれい線と同じです。

マリオネットラインやほうれい線があるだけで一気に老けて見えてしまうので、女性にとっては何とか改善したいものです。

「マリオネットライン」とは、口角からあごに向かってできるシワが腹話術などで使われる操り人形の口元に似ていることにちなんで名付けられました。

マリオネットラインとほうれい線を合わせて「二重ほうれい線」とも呼ばれ、一般的には、40歳を越えたあたりから目立ってくるようになります。

実はほうれい線は赤ちゃんにもあります。しかし若い肌はヒアルロン酸やコラーゲンが豊富で、筋肉や脂肪にも弾力があるため目立ちません。

ほうれい線は生まれつき誰の顔にもあり、加齢に伴ってだんだんとシワが深くなり目立ってくるだけです。

それに対してマリオネットラインは子供にはありません。若い頃はなかったのに、加齢によって現れるものです。

マリオネットラインは、表情筋が衰える・加齢・癖や習慣などからできる

顔がだんだんと老けていくのは、皮膚、皮下脂肪、表情筋、筋膜などが加齢によって衰えていくことが原因で、マリオネットラインができる理由も同様です。

中でも表情筋と筋膜の衰えが最も影響していると考えられています。表情筋と筋膜が衰えると、今までなら支えられたはずの脂肪が支えきれなくなります。

そして重力に逆らえずに下がってきた脂肪が、口角下制筋によってせき止められるとマリオネットラインが現れます。

表情筋や筋膜の衰えに加え、加齢によって肌の水分量やコラーゲン量が減ること、筋肉が強張って口角が下がると、マリオネットラインが目立つようになります。

また、本来加齢によってできるマリオネットラインですが、若いのにこのシワが目立つ人は、日常的な生活習慣や癖が原因となっている場合があります。

マリオネットラインの改善方法は様々

マリオネットラインの改善方法は、自宅などで自分で行うものと、美容整形クリニックやエステなど専門家の施術を受けるものがあります。

この他、根本的な改善ではありませんが、コンシーラーを使って隠す方法もあります。

ボトックス注射やヒアルロン酸注射、手術によるリフトアップなどの美容整形クリニックでの施術は、即効性が期待できます。

その反面、アレルギー反応などの副作用が起きたり、施術を行う医師の技術によっては失敗する例もあるので、信頼できるクリニックを選びましょう。

この他、次の項で説明する予防法は、そのまま対策にもなります。

マリオネットラインを予防するには、保湿・顔ヨガ・血流促進

マリオネットラインができてしまっては、改善するには長い時間が必要になったり、クリニックで高価な治療を受けなくてはならなくなってしまいます。

では、そもそもマリオネットラインを予防する方法をみていきます。

これまで衰えた表情筋を鍛える顔ヨガや、血行を良くするマッサージは肌に良いものとされていました。

しかし最近では逆にシワやたるみの原因となるという意見が出てきました。

紫外線や加齢などで弾力が失われつつある皮膚を、マッサージや顔ヨガなどで無理に引っ張ったり動かしたりすると、余計にシワやたるみが起こるというのです。

しかしこれはあくまで一意見であり、顔ヨガやマッサージでシワやたるみが改善されたと言う方がいるのは事実です。

マリオネットラインは女性の大敵！予防、改善をしましょう

女性は誰だっていつまでも美しくありたいもの。そんな女性にとって、マリオネットラインは大敵です。

自宅で手軽にできるケアから、美容クリニックやエステで受ける専門的な処置まで、そのメリットデメリットを見極めてください。

そして自分に合った方法で予防、改善していきましょう。