【種類別】意外な原因も…顔の毛穴がポツポツ目立って老け顔に!
頬や鼻のポツポツとした毛穴、うっとうしいですよね。目立つ毛穴のせいで、ファンデーションを塗ってもなかなか隠せなかったり、チークを塗っても映えないことも。
毛穴のトラブルといえば、毛穴が開いて見える開き毛穴や、毛穴が楕円形に伸びるたるみ毛穴、黒くポツポツと目立つ黒ずみが挙げられますが、それぞれに原因があります。
「どうせ汚れをしっかり落とせていないからでしょ」と思った方がいるかもしれませんが、汚れだけが原因ではありません。実は毎日のストレスや、紫外線といった意外な要因があなたの毛穴を目立たせているのかも知れないんです。
毛穴のトラブル別に原因を詳しく解説します。
Contents
【開き毛穴】主な3つの原因。毛穴周辺の皮膚の埋没が原因の可能性も…
顔の中心に近く、目立ちやすい頬で特に気になりやすい開き毛穴。
皮脂の過剰分泌によって毛穴が開いていることを指しますが、実際は毛穴周辺の皮膚がすり鉢状に陥没してしまい、開いているように見えていることも多いんです。
【イラスト化画像1-1】
なぜ毛穴の周りの皮膚が陥没してしまうのでしょうか。また皮脂の過剰分泌もなぜ起こるのでしょうか。原因を解説します。
角化異常で毛穴が変形!肌が美しく生まれ変われない
角化とは、肌の外側の角質層が新しく生まれ変わる働きのことで、ターンオーバーとも言います。この働きに異常が起こると、皮膚を守ろうとして角質層が厚くなったり、逆にはがれやすくなります。
角化異常が起こる原因は、皮脂の過剰分泌と言われています。皮脂が分解されると、遊離脂肪酸という皮膚を刺激する成分になるのですが、この刺激が角化異常を引き起こしてしまうんです。
皮脂の過剰分泌は、毛穴そのものも開いてしまいます。皮脂の過剰分泌による毛穴の開きと、なぜ過剰分泌になってしまうのかは次で紹介します。
皮脂の過剰分泌で毛穴が開きっぱなしに
皮脂には肌の潤いを保つ働きがあり、肌が乾燥しないためにも必要なものです。でも、皮脂が過剰に分泌されていると、余分な皮脂によって毛穴が広がってしまいます。
では皮脂の過剰分泌はなぜ起こるのでしょうか。
皮脂の分泌は主に男性ホルモンがコントロールしています。男性ホルモンは以下のように遺伝やストレス、食生活の乱れによってバランスが崩れ、皮脂の分泌が過剰になってしまいます。
- 遺伝
- ストレス
- 甘い食べ物や脂っこい食べ物の摂り過ぎ
- 血糖値を上げる食品を摂り過ぎ
血糖値を上げてしまう食品としては砂糖やフライドポテト、ポテトチップスなどが挙げられます。
また、思春期と40代前後は皮脂の分泌を多くするホルモンの量がピークになるため、過剰な皮脂によって毛穴が開きやすくなるんです。
皮脂の過剰分泌を促すような生活に心当たりがあるという人は、食べ物を見直したり、ストレス発散方法を見つけるなど生活の中で工夫してみるといいですね。
ホルモンバランスの変化でコラーゲンが減っている
毛穴周辺の皮膚がすり鉢状に陥没してしまうのには、もう一つの原因があります。それは30代から女性ホルモンの一種の「エストロゲン」が少なくなってしまうことです。
エストロゲンは肌の弾力成分であるコラーゲンの生成に関わっています。エストロゲンが減ってしまうということは、お肌のコラーゲンも少なくなるということ。
コラーゲンが少なくなり肌の弾力が失われるため、皮膚が陥没してしまうんです。
【たるみ毛穴】楕円形・帯状毛穴ともにコラーゲン減が関わっている!
頬の毛穴をよく見ると、楕円形に広がってしまった毛穴を見つけたことはありませんか?これがたるみ毛穴です。
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毛穴がたるんで伸びている状態なので、結構目立ってしまいますよね。放っておくとほうれい線やシワの基になってしまうので、見つけたらすぐにケアが必要です。
正しいケアをするために、どうして毛穴が楕円形に広がってしまうか知っておきましょう。
肌の老化によるコラーゲンの減少
たるみ毛穴の原因は肌の奥で皮膚を支えている「真皮層」という層にあります。
真皮層はコラーゲンやエラスチンといった繊維状のタンパク質と、ゼリー状のヒアルロン酸でできており、お肌を支える働きをしています。
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しかし、加齢によってコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が少なくなってしまうため、皮膚の支えが崩れてたるみとなってしまいます。そして皮膚がたるむことで、毛穴も開いて楕円形にゆがみ、たるみ毛穴となってしまうんです。
コラーゲンの減少については様々なデータがありますが、20代ごろから減少していき、40代になると、なんと赤ちゃんの半分くらいの量になってしまうんです。
コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった肌を支えている成分は紫外線の刺激によっても減少してしまうので、紫外線対策はしっかりしておきましょう。
ほうれい線やしわの基!乾燥+たるみ毛穴で帯状毛穴に
たるみ毛穴同士がつながってしまうと、帯状毛穴といってしわのような状態になってしまいます。ほうれい線の基といわれ、一度できてしまうと改善は難しいです。
帯状毛穴の原因はたるみ毛穴と同様に、コラーゲンの減少と乾燥です。
肌が乾燥してしまうと、水分を失った肌は縮んでしまいます。もちろん皮膚も一緒に縮んでしまうので、縮んだ皮膚に引っ張られて毛穴が広がってしまいます。
毛穴が引っ張られて広がっている状態が続くと、水分の蒸発を防ぐために毛穴から皮脂が過剰に分泌されるため、余計に毛穴が広がります。
そこにコラーゲンの減少で肌や毛穴がたるんでしまうと、毛穴同士がつながってしまい帯状毛穴になってしまうんです。
【黒ずみ毛穴】汚れだけではない!4つの原因
Tゾーンで目立ちやすい黒ずみ。丁寧に洗顔しても、なかなか消えてくれないですよね。黒ずみの原因は汚れも挙げられるのですが、実は日焼けによるメラニンが原因になっていることもあるんです。
もしも毛穴の角栓ケアをしていても黒ずみが消えないという場合は、汚れ以外の要因が黒ずみを引き起こしているのかもしれません。
意外な黒ずみの原因を紹介します。
過剰な皮脂に汚れが混ざって黒ずみに
よく知られている黒ずみの要因は、毛穴の中の汚れが皮脂と混ざり、空気に触れて酸化してしまうというものですよね。
【イラスト化画像2-2】
また、洗顔料で顔を洗いすぎると肌が乾燥して毛穴が開き、汚れが詰まりやすくなることも。スキンケアのやり過ぎにも気をつけましょう。
ターンオーバーの乱れも黒ずみの原因
黒ずみはターンオーバーの乱れによってもできてしまいます。
肌の生まれ変わる働きのターンオーバーは、加齢によって周期が遅くなってしまいます。
このターンオーバーの乱れに乾燥が加わると、肌を守るために角質が厚くなり、余分な角質が毛穴に詰まってしまいます。不要になった角質と過剰な皮脂が混ざって酸化してしまい黒ずみになってしまうんです。
メラニンによる黒ずみもある!日焼けもNG
黒ずみには紫外線によるものもあるんです。
いわゆる「毛穴ジミ」と呼ばれるもので、日焼けによる紫外線の影響で毛穴の中にメラニンが作られ、毛穴が黒くなってしまうというものです。
【イラスト化画像1-3】
毛穴の中にはメラニンのもとになる細胞があり、紫外線を浴びると肌の防衛反応でメラニンを作り出します。メラニンはシミの原因と言われる茶色い色素なので、毛穴の中で作られるとあっという間に黒ずんで見えてしまうんです。
普通はメラニンが作られても、肌の生まれ変わる働きであるターンオーバーにより皮膚の外へ排出されますが、以下のような原因で肌に残ってシミとなってしまいます。
- 過剰に紫外線を浴びる
- 摩擦による肌への負担
- 肌に合わない化粧品を長く使うなどの肌への負担
- ターンオーバーの乱れ
角栓を除去したり、毛穴ケアをしていても黒ずみが消えないという人は、メラニンが肌に残ってしまうようなことをしていないか、チェックしてみてくださいね。
顔のうぶ毛で毛穴が黒く見えていることも
黒ずみが気になっている毛穴を鏡でよく見てみてください。毛穴に産毛が生えていませんか?
毛穴に産毛が生えている場合は、産毛で毛穴が黒く見えていると考えられます。
短い産毛が毛穴の中に埋まって、皮膚から透けて見えることでも黒ずみのように見えることもあるんです。
毛穴ケアをしても、紫外線対策をしても効果が見られないという場合は、毛穴の産毛が原因だというケースも。ぜひ鏡でチェックしてください。
毛穴レスの素肌を取り戻すために原因をしっかり把握しよう
赤ちゃんのような毛穴の目立たない素肌って憧れますよね。毎日の疲れを感じさせない、なめらかな素肌に戻りたいと思っている人はたくさんいます。
毎日自分なりにスキンケアしていてもなかなか毛穴のトラブルが改善されない場合は、原因を解消できるケアができていないからかもしれません。
毛穴トラブルには汚れや皮脂だけでなく、紫外線や産毛といった意外なものも要因だったりします。
自分の毛穴の状態にあったケアをするためにも、毛穴トラブルの原因を正しく把握しておきましょう。
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