民間療法で首イボ対策。自分に合った方法で首イボを改善しよう
皮膚科での首イボ治療といえば、液体窒素を使って凍結処理を行ったり、レーザーなどで切りとるなど、痛みを感じる治療が多く二の足を踏む方も多いですよね。その点、民間療法であれば、痛みも少なく試しやすいと感じます。
首いぼ治療の民間療法はいろいろあります。どの民間療法も短期で効果が出るわけではありませんが、首イボが治ったという人もいる方法です。自分で試せると感じるものがあれば、チャレンジしてみてください。
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医師が処方することもあるヨクイニンは試す価値あり
首イボのケアについて調べると、必ずと言っていいほどヨクイニンを利用した民間療法が検索されてきます。ヨクイニンというのはハトムギから作られている生薬で、古くからイボ取りに使われてきました。
ヨクイニンは内服薬として皮膚科でも処方されることがある成分で、飲む以外にもハトムギ化粧水などを常用することで首イボが改善できたという声が多く聞かれます。
身体の内側からも外側からも行える首イボケアとして、ヨクイニンを利用する方は多くいます。
アトピーケアにも使われる木竹酢液も効果的
さまざまな皮膚疾患に使われることが多い木竹酢液は、首イボケアにも使えます。ただ、木竹酢液は非常に刺激も強いため、原液を使うことは避ける必要があります。
さらに、木竹酢液をつくる原材料によっては、発がん性があるとも言われていますので、木竹酢液を利用する場合には、安全性が確かなものを利用することがおすすめです。
木竹酢液には酢酸という成分が含まれており、この酢酸には殺菌力があり、さらに木竹酢液に含まれるフェノールには抗ウィルス作用があるため、ウィルス性の首イボに効果が期待できます。
長い歴史を持つ漢方にも首イボケアにおすすめの処方がある
先ほど紹介したヨクイニンもそうですが、漢方で使われる生薬の中には、イボを取る作用をもつものが多数あります。生薬を組み合わせて作られる漢方に、これらの生薬が含まれるものには、イボの治療薬として漢方医や漢方薬剤師が処方するものもあります。
イボ治療の漢方としては
- 麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)
- 桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)
といったものが有名ですが、漢方や体質(証)に合わなければ副作用が強く出ることもあるので注意が必要です。
安易に利用するよりは、まずは漢方医や漢方薬剤師に相談をして処方を受けたり、飲み続けて体調に異変がある場合には中止をして医師に相談をすることも必要です。
イボ取り地蔵で本当にイボがとれた人もいる
日本全国には、塩地蔵やイボ取り地蔵と呼ばれるお地蔵様を祀っている寺院が多数点在しています。有名なところでは、東京の西荒井大師や、天橋立にあるいぼとり地蔵、一宮市のイボ地蔵などがあります。
首いぼの中には、加齢が原因で起こる老人性イボだけではなく、ウィルス性のイボもあります。実はイボ取り地蔵でのご利益は、ウィルス性のイボを取ることができるといいます。
迷信と思われがちなイボ取り地蔵ですが、皮膚科医の医師の中にも、イボ取り地蔵には効果があるという方が多くいます。その理由は、イボ取り地蔵に参ることで、イボが治ると思うことが、自己免疫力を上げるためです。
免疫力が上がることで、イボの原因となるウィルスを自分自身の免疫力によって退ける効果が期待できます。
日本全国にこれだけイボ取り地蔵が存在し、長く祀られてきているというのは、お参りをすることでイボがとれた、治ったという人がいるためです。
イボ取りのおまじないは世界各国にある
イボ取り地蔵と同じくらい、おまじないも信じる人と信じない人に分かれそうですね。イボ取り地蔵と並び、皮膚科の意思にもおまじないにも効果があるという人が多くいます。世界各国にイボ取りのおまじないがあるのも面白いですよね。
おまじないもまた、信じることで自己免疫力を上げ、ウィルスを退ける効果があるとうのが、その理由になります。
ゆうめいなイボ取りのおまじないをいくつかご紹介します。首イボでもウィルス性のものなら効果が期待できるかもしれませんね。
赤毛のアンで紹介されている魔法の小石
カナダ作家であるモンゴメリが書いた赤毛のアンには、このようなお話があります。
というものです。いぼを取ってくれる魔法の小石で、首いぼもキレイに取れるかもしれませんね。
トム・ソーヤの冒険のお豆の半分
アメリカの作家、マーク・トゥエインが書いたトム・ソーヤの冒険には、いくつかのイボ取りのおまじないがあります。そのうちの一つが、お豆の半分を使ったおまじないです。
というものです。ただ、首イボを傷つけて血を豆の片方につけなければならないので、イボを刺激してしまう危険性がありますね。
ウィルス性のイボは自然治癒もできるためおまじないも効果がある
このような類のおまじないや暗示はとても沢山あります。もともとウィルス性のイボは自然にキレイに治ってしまうこともあるので、おまじないによって自己免疫力が上がれば、ウィルスを退け自然治癒を促進させる効果があるようです。
あくまでもウィルス性のイボの場合で、老人性のイボには効果が期待できません。
ホメオパシーでの首イボケアは個人差が激しい
ホメオパシーというのは、ドイツの医師が確立したといわれている療法の一つで、イギリスの王室の人々がこの療法を受けたこともあるといわれている自然療法の一つです。
その病気や症状を起こしうる何かを使って、その病気や症状を治すことができる。という考え方によってレメディという錠剤をのむというものです。
おまじないなどと同じように、治療をしているから治る。という思い込み(プラセボ)の効果によって免疫力が上がり治るウィルスを退ける効果を期待することはできますが、必ずしも治るとはいいがたいようです。
試してみること自体は自由ですし、気になるという方はチャレンジしてみることもよいですね。ただ、症状が改善されないときには、現代医学や科学的な医療を頼ることも忘れないようにしましょう。
老人性の首イボやウィルス性の首イボと思っていたものが、実は別の病気だったといケースも考えられますので、ホメオパシーだけに頼らないことも大切です。
首イボケアのクリームやジェルを塗るケアを行う
インターネット上やドラックストアなどに行くと、首イボケアのためのクリームやジェルなどが販売されています。このようなクリームやジェルを利用することで、少しずつ首イボケアを行っていくという方法もあります。
首イボはお肌の老化が原因の一つといわれています。
乾燥などもお肌の老化を招くものになるため、保湿を行うことも首イボ予防には効果的ですが、一般的なエイジングケアの保湿よりは、ヨクイニンなどを含む首イボケア専用のクリームやジェルを使う方が、より効果的と考えられます。
オイルケアで行う首イボ対策なら、杏仁オイルがおすすめ
首イボケアのクリームやジェルには、ヨクイニン以外にもキョウニンオイルという成分が含まれているものが多くあります。キョウニンというのは杏の種の仁と呼ばれる部分のことで、杏の種の仁から絞られたオイルが杏仁オイルです。
杏仁オイルは新陳代謝を促す働きがあり、皮膚の酸化を防ぐ効果が期待できます。老人性首イボの改善が期待できる成分となっています。
杏仁オイル以外にも、オリーブオイルや馬油などのオイルも同じように首イボ対策にはおすすめです。
マッサージなどを行う時にこのようなオイルを利用することで、摩擦を防ぎ優しいケアができます。
手作り化粧水なら低価格で首イボケアができる
首イボ対策に使えるクリームやジェル、さらにオイルは市販品なので普通に購入できますが、毎日のケアに使うには、少し価格が高いと感じる場合もあります。そのような場合におすすめなのが、手作り化粧水です。
美肌水とも呼ばれている化粧水で、グリセリンと尿素と精製水だけで作れます。
保湿力があり新陳代謝を助ける尿素と、水になじみやすく保水力が高いグリセリンの効果で、お肌の乾燥を防ぎ、お肌の老化が防げます。
刺激がつよい尿素では、お肌に強い刺激を感じるという場合には、にがりを代わりに入れる方法もありますので、自分の肌にあった手作り化粧水を作り、毎日のケアに取り入れてみてください。
マッサージで首イボケアをするときは優しくが基本
お肌の新陳代謝を促進するために、マッサージを行うことは多いですよね。フェイシャルマッサージもお肌に刺激を与えないよう優しく行うことがポイントになりますが、首元は顔の皮膚よりも薄いため、より優しいケアが必要です。
強い力でマッサージを行うことは避け、オイルやジェルを使い撫でるような優しいマッサージを行いましょう。せっかくなので、首イボ対策になる成分が含まれているものを利用するのがおすすめです。
即効性は期待できない。どうしてもすぐになくしたい時は医療がベスト
民間療法は、即効性がある首イボの改善方法とはいいがたい部分があります。即効性を求める場合には、やはり液体窒素での治療や、炭酸レーザーなどを用いた治療を行える医療に頼ることがベストです。
老人性の首イボは、日ごろからのエイジングケアによって予防することや、改善が見込めるものが多くありますが、中には医療での治療が必要なケースもあります。
民間療法を試してみても、首いぼが減らない。増えてしまうという場合には、他の原因も考えられます。皮膚科や美容皮膚科、形成外科などで一度相談をしてみると、原因が分かり適切な治療を受けることもできます。
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