木酢液・竹酢液など酢に首イボ改善効果がある理由。リンゴ酢も人気!

お酢で首イボ対策をしている女性

木酢液や竹酢液は、木材や竹を原材料として炭を焼くときに発生する水分で、材料由来の様々な有機酸が含まれています。これらの酢が首イボを改善させる効果があるという話は有名です。

木酢液や竹酢液以外にも酢を使った民間療法は海外でも行われています。その際にはリンゴ酢が使われることも多くなっています。どうして酢が首イボ改善に効果的なのでしょうか。酢の首イボ改善効果についてまとめました。

木竹酢液には抗ウィルス作用がある

まずは首イボの

木酢液や竹酢液はまとめて木竹酢液と呼ばれます。どちらも植物を炭化させる時に発生する煙から出る液体で、炭の原材料となる木材や竹材の成分が含まれます。この中には酸類や数種類のフェノールなどが含まれています。

木竹酢液は酸性の成分で、殺菌作用があることも知られています。さらに、木竹酢液に含まれているフェノールの中には、抗ウィルス作用があるものがあります。そのため、首いぼの種類の一つ、ウィルス性のイボのケアに向いています。

木竹酢液に発がん性物質が入っている可能性があるので選び方に注意

木竹酢液は園芸店などで防虫剤や駆虫剤としても販売されており、価格自体も1.5Lで500円以下で販売されているものもあります。ところが、別の売り場に行くと、100mlほどで1,000円を超えるような商品まであります。

木竹酢液には品質に非常にばらつきがあり、どの木竹酢液でも同じではありません。

木竹酢液は木材や竹材を炭化させるときに出る水分ですが、炭化させる材料の質によって、木竹酢液になった時の品質に大きな違いがあります。

炭化させる原材料に多量の建築廃材を使っていた場合には、建築廃材の中に含まれる発がん性物質が凝縮されて木竹酢液の中に含まれてしまう危険性があります。

イボを改善したいと考えているのに、発がん性物質が含まれているものを使うのには抵抗がありますよね。

木竹酢液の中には、発がん性物質が含まれていない製品などもありますので、選ぶのであれば発がん性物質がない商品を選ぶようにすることがおすすめです。

リンゴ酢の抗ウィルス・抗菌・抗真菌作用でイボを改善

海外ではリンゴ酢を使うといぼが改善するという民間療法もあります。リンゴ酢は英語ではApple cider vinegar(アップルサイダー・ビネガー)といいますが、北米では自然のお薬として各家庭ではさまざまな使い方をされています。

リンゴ酢には木竹酢液と同様に、抗ウィルス作用があります。抗菌作用もあり、さらに抗真菌作用もあります。ウィルス性のイボの改善が見込まれる理由が揃っています。

どんな酢にも抗ウィルス作用や抗菌作用はある

北米で自然お薬として使われているリンゴ酢以外にも、お酢にはさまざまな種類があります。キッチンには米酢やワインビネガーなどがあるという家庭も多いですよね。

健康に良いお酢として黒酢や香酢、ザクロ酢、ブルーベリー酢などを飲んでいるという人も多いですよね。実際にはこれらのリンゴ酢以外の物にも、抗ウィルス作用をもつフェノールは含まれていますので、抗ウィルス作用や抗菌作用は期待できます。

木竹酢液でも、リンゴ酢でも、それ以外のお酢でも抗ウィルス作用があるため、ウィルス性のイボのケアには利用できます。

酢でイボケアを行う時のメリット・デメリット

木竹酢液やリンゴ酢、さらに一般的なお酢など、酢を使ってイボケアを行う時のメリットやデメリットについてもご紹介します。

痛みがなく家にある酢でケアが出来る

メリットの部分を見ると、やはり自宅にある酢でもケアをすることができる点です。一般的な醸造酢でもイボのケアができるため、病院に行く手間もありませんし、手軽です。

病院で行う液体窒素を使った治療のように、ケアを行う時に痛みを伴うということもありません。液体窒素での治療は黒ずみなどが残ることがありますが、酢を使ったイボケアではほとんどのケースで痕が残らずキレイなお肌になります。

もちろん、個人差もありますが、経済的、痛み、病院へ行くといった負担がありません。

強烈なにおいと肌荒れの危険性

酢は酢酸という成分が入っており、この酢酸の匂いはかなり強烈です。酢酸が皮膚に与える刺激も非常に強いため、匂いのためにどうしても続けられないという人が多くいます。

酢の匂いになるため、汗が酸化してしまったかのような匂いになることもあり、体臭と間違われてしまう可能性もあります。おおきなデメリットです。

酢は強烈な酸性という特徴があるため、皮膚が弱い方の場合には肌荒れなどが起こる危険性もあります。イボのケアのために一時的に赤くなってしまったりすることがありますが、肌荒れがひどくなってしまい結果的に皮膚科の治療が必要になることもあります。

酢で行うイボケアの方法

メリットやデメリットの部分をよく考えて、酢を使ったイボケアをすることが必要です。実際に酢で行うイボケアの方法は比較的簡単ですので、目立ちにくい部分で試してみることもおすすめです。

酢で行うイボケアの方法をご紹介します。

  1. お風呂上りの清潔な状態で、綿棒などでイボに直接酢を塗る
  2. コットンなどんい酢を含ませ、テープなどで固定をする
  3. 一晩このままの状態で寝る(肌が弱い方は5分~30分程度ではがすようにする)

この方法を毎日繰り返していきます。

徐々にイボの部分が黒ずみかさぶたになります。かさぶたをはがしてしまうのを我慢すると、自然にかさぶたは剥がれ落ち、きれいなお肌になります。

広範囲に首イボがある場合でも、根気強く綿棒などで一つ一つのイボに直接酢を塗るようにします。酢は非常に刺激が強いため、広範囲に塗ってしまうと肌荒れの危険性が高まります。

また、合わせて優しくマッサージすることで首イボケアも忘れずに!

改善が見込めるのはウィルス性のイボ

酢には抗ウィルス作用や殺菌作用、酢の種類によっては抗真菌作用などもあるため、イボだけではなくさまざまな皮膚疾患の改善に民間治療として使われています。

首イボの中でも、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウィルスが原因でおこるものの一部に対しての効果は期待できるものの、逆に言えばウィルス性イボ以外には、あまり効果を期待できないことになります。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は100種類以上ありすべてのウィルスに効果的とはいえません。

ウィルス性イボは首イボとしてよりも、手や足、顔などに現れることが多くなります。そのため、首イボの中でもごく一部にたいしてのみ効果が期待できるといえます。

あくまでも民間療法。即効性は期待できないことも多い

木酢液や竹酢液、さらにリンゴ酢といったものを使って首イボケアを行うのは、あくまでも民間療法であり、効果の出方には個人差があります。さらに、首イボの種類によっては、全く効果が感じられないこともあります。

即効性のある首イボ対策についての記事はこちらになります。

酢での対策においては、すぐにイボがとれたという声もある反面、イボにまったく効果がなかったという声もあることは忘れないようにしましょう。

酢による対策で効果が見込めるのはウィルス性イボですが、首イボの多くは老人性のイボで、新陳代謝の衰えや皮膚の乾燥、紫外線などの影響で起こるものが多いということも忘れないようにしましょう。

乾燥対策については、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。

紫外線を防ぐための日焼け止めについても知っておいて損はないですよ!

首イボ含め「老け」を感じないためには、内面のアンチエイジングも必要です。こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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