頭皮の日焼けはフケ・白髪・薄毛の原因に!日焼け止めケアを忘れずに
健やかな美髪を生やすためには、頭皮の状態が重要だと言われています。しかし頭皮は外部からダメージを受ける機会も多く、特に注意しなければならないポイントの一つに「紫外線」が挙げられます。
日焼けにより頭皮が紫外線ダメージを受けると、いったいどのような影響を受けてしまうのでしょうか。
頭皮が痛い、皮がむけるといった気になる症状の緩和方法と共に、頭皮を紫外線から守るための日焼け止め対策について詳しく紹介していきます。
Contents
紫外線ダメージを受けやすい頭皮…薄毛や白髪の原因に!
顔や首、手足のUVケアは万全でも頭皮にまでは気が回らない…なんて方は決して少なくありません。頭皮は髪でおおわれており、何もしなくても紫外線対策ができているように感じるからです。
しかし残念ながら、これは間違い。人間の頭頂部にある頭皮は、紫外線を垂直に浴びる部位で、非常に日焼けしやすいのです。
特に「髪の分け目」や「つむじ」、「髪のボリュームがダウンしている場所」は、紫外線によるダメージを受けやすくなっています。
頭皮が紫外線を浴び、日焼けをすることで起きる症状は、以下のとおりです。
- フケの発生
- 薄毛の進行
- 白髪の増加
それぞれを詳しく解説していきます。
日焼け後のフケは、皮むけから生まれる
「最近パラパラとしたフケが増えたな…」と感じ始めたら、実はそれ、知らないうちに頭皮が日焼けをしている証拠なのかもしれません。
紫外線を浴びて頭皮の細胞がダメージを受けると、ターンオーバーが開始されます。「日焼け」とはいわば「火傷」ですから、ダメージを負った肌の内部で速やかに新たな皮膚細胞を作り、ダメージを負った頭皮を剥がすというわけですね。
この「剥がれ落ちた頭皮」こそがパラパラフケの原因の一つです。日焼け後2~3日してから発生し始め、頭皮の状態が落ち着くまで2~3週間かかることも。
皮膚の生まれ変わりが終了すれば、フケ発生も落ち着くはずですが、それまでは見た目への影響が気になってしまいます。
関連記事:フケ発生は頭皮からのSOS!原因と対策を知って健やかな髪へ
薄毛進行の原因の一つは紫外線
薄毛トラブルは、40代以降の女性たちにとって非常に深刻なトラブルです。実はこの薄毛も、紫外線によって症状が進行してしまう可能性があるのです。
紫外線には、以下の2種類が存在しています。
- 紫外線A波
- 紫外線B波
頭皮の炎症を引き起こすのは紫外線B波の方ですが、A波には、皮膚の奥深くまで浸透し影響を及ぼす力があります。発毛に関わる遺伝子を傷つけ、正常な発毛を阻害してしまうのです。
A波による影響は、B波のように目立つものではありません。つい見逃してしまうことも多いのですが、頭皮の奥深くで、ダメージは確実に蓄積していってしまいます。
遺伝子情報が傷ついてしまうと、健康な髪を長く維持することが難しくなってしまいます。これまでよりも細く弱い毛になってしまったり、成長途中にも関わらず抜け落ちてしまったり…。
こうしたトラブルが徐々に増え、髪全体のボリュームが少しずつダウンしてしまいます。
メラノサイトのダメージで白髪も増加
紫外線がダメージを与えるのは、発毛に関する遺伝子だけではありません。髪に色を付けるためのメラノサイトという細胞も傷つけ、白髪を増やしてしまいます。
もちろんこちらも、頭皮を日焼けした後、すぐに気になる症状というわけではありません。
しかし日常生活の中で徐々にダメージが蓄積して、女性の見た目に多大な影響を与えてしまうのです。
美髪キープのためのUVケア…効果的な日焼け止めの方法3つ
美しい髪と健康的な頭皮を守るためには、紫外線は大敵です。「髪が守ってくれるから」と安易に考えるのではなく、ほかの部位と同様にしっかりと保護することが大切なのです。
「でも、頭皮の紫外線対策ってどうすれば良いの?」と悩む方に向けて、効果の高い3つの方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
帽子や日傘を活用する
紫外線から頭皮を守るための方法として、もっともスタンダードなものがこちらです。帽子や日傘を使って、紫外線を物理的に遮断しましょう。
帽子はぜひ、UVカット効果が付加されているものを選んでください。頭にすっぽりとかぶるタイプを選ぶことで、全体をしっかりと守れます。
日傘はより手軽なアイテムで、顔や首回りの日焼け対策として使用している方も多いはずです。どのようなファッションにも合わせやすく、仕事中でも使いやすいという特徴があります。
とはいえ忙しいときなど、つい忘れてしまうこともあるので注意しましょう。そのほかの方法と組み合わせて、ダメージを軽減する工夫もしてみてください。
日焼け止めスプレーの使用
顔や首、腕などに日焼け止めクリームを塗るのと同様に、頭皮にも日焼け止めを使うというのもオススメの方法です。
髪に使うときには、スプレータイプの日焼け止めを活用してみてください。べたつきが気にならず、ストレスフリーで使えます。
スプレータイプの日焼け止めは、もちろん顔や全身の皮膚にも使えます。いつでもどこでもシュッとしやすいという特徴があり、各メーカーからさまざまな商品が登場しています。
- フレグランスUVスプレー/ルメント
- シャンプーなどで人気のルメントが発売するフレグランスUVスプレーです。SPF50・PA++++と高い紫外線対策効果を持ち、髪にも皮膚にも使える仕様。シュッとしても白浮きせず、美容成分が髪や頭皮に潤いを与えてくれます。清潔感のある香りを楽しめるだけではなく、シャンプーのみで簡単に落とせる点も人気です。【80グラム/2,268円】
こまめに分け目を変える
あらゆる紫外線対策を行っていても、完璧を目指すのは難しいもの。ダメージを一か所に集中させないためにも、こまめに分け目を変えることが大切です。
分け目を変えれば、紫外線を浴びる部位が分散されます。またその部分の髪がふんわりと立ち上がり、ボリュームアップすることで、頭皮に直接日光が当たるのを防ぐ効果も期待できます。
いつも同じ分け目にしていて、その部分の頭皮の色がほかとは違う…という場合には、ダメージが蓄積している可能性も。
まずは分け目を変えるところから、紫外線対策をスタートさせましょう!
日焼けした頭皮はアフターケアが重要
きちんと紫外線対策をしていても、ついうっかり焼けてしまった…なんて失敗もありますよね。こんなときには、通常の皮膚と同じく、手厚いアフターケアを行うことが大切です。
日焼けしてしまった頭皮は、時間をかけてむけるもの。発生するフケの量を落ち着かせるためには、頭皮を冷やして炎症を鎮め、さらにしっかりと保湿してあげましょう。
皮膚は一部が炎症すると、周囲にも徐々にそれが広がっていってしまうリスクがありまう。炎症部位を留めておくためにも、「冷やす」という行為が重要な意味を持ちます。
冷やしたタオルを使うのも良いですし、水を使うのもオススメの方法です。ヒリヒリとした刺激がなければ シャンプーをしても大丈夫ですが、ぬるめのお湯か水を浸かって洗い流すよう意識してください。
充分に冷やしたあとは、頭皮用のローションや化粧水、オイルなどを使って保湿ケアを行います。
体の内側から、肌に良いビタミン類をしっかりと摂取するのもオススメです。保湿して頭皮の潤いを守ることで、日焼け後に皮がむけるのを最小限に留められます。
水で流しただけでもヒリヒリとした刺激を感じるような場合には、シャンプーは避けた方が無難です。その日は水で流すだけに留めて、次の日にシャンプーするようにしましょう。
関連記事:頭皮の乾燥を放っておくのはNG!ケア用保湿ローションの選び方
髪のアンチエイジングのため、まず「頭皮」を守ろう!
加齢と共に、髪のトラブルに悩まされる方は少なくありません。女性の見た目に直結する問題ですから、「なんとかしなくちゃ!」と焦る気持ち、非常によくわかります!
しかし「髪のトラブル」を解決するためには、まず「頭皮の健康」を取り戻さなければいけません。健康な髪を生やすための土台となるのが、頭皮だからです。
紫外線は頭皮にダメージを与える要素の一つですが、つい見過ごしてしまいがちなもの。
適切な日焼け止めグッズを使って頭皮を守ると共に、万が一日焼けをしてしまったときには、十分なケアができるよう意識してみてくださいね。
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