頭皮の皮脂をすっきり流す洗い方。さらさら美髪を手に入れよう
頭皮は皮脂がとてもたまりやすいって知っていましたか?頭皮の皮脂腺は、皮脂に悩まされやすいTゾーンの約2倍ともいわれています。
頭皮の皮脂を放っておくと、
- ニオイ
- かゆみ
- べたつき
などが発生し、周囲からの悪評価につながってしまいます。
これは、皮脂がたまった結果、頭皮の毛穴が詰まってしまっていることが原因です。
毛穴詰まりが解消できればサラサラ美髪への第一歩。まずは毎日のシャンプーを見直し、すっきり皮脂を洗い流すようにしてみましょう。
頭皮の皮脂を徹底的に落とすためにやっておきたい前後のアクション
頭皮の皮脂を落としきるためには、毎日の正しいシャンプーが欠かせません。
そしてそのシャンプーの効果を最大限に発揮するために、シャンプーの前後でやっておきたいアクションをご紹介します。
入浴前には必ずブラッシングを
まずは入浴前です。髪の長い人も短い人も、必ずブラッシングを行いましょう。
すでに抜けている毛や一日の汚れ・ほこりをブラッシングで落とします。
シャンプーの効果には上限があります。最大限に活かすためには、先に落とせる汚れは落としておくことが重要です。
洗う毛が少なくなればシャンプーも行きわたりやすいため、必ずブラッシングは行いましょう。
ブラッシングの仕方や注意点についてはこちらの記事を参考に!
シャンプーをする前に手を洗い、温める
手が汚れているとシャンプーが上手く泡立ちません。
シャンプーをする前に手を洗って汚れを落としましょう。手を洗うのは石けんでも構いませんし、髪を洗う前に少量のシャンプーで手の汚れを落としてもOKです。
また、手が冷たいのも泡立てにくい原因のひとつ。ぬるま湯で手を温めてから洗い始めるようにしてください。
トリートメントは頭皮につけない
せっかくシャンプーで皮脂をきちんと落としたなら、気を付けたいのがトリートメントやコンディショナーの使い方。
トリートメントなどは髪の毛の頭皮までつけてしまうと、毛穴にフタをしてしまいます。毛穴詰まりがおきて、ニオイや抜け毛の原因になってしまうことも。
必ずトリートメントなどは毛先のみにつけるようにし、頭皮にはつかないように気を付けてくださいね。
トリートメントは使い方がとても重要です。
髪はすぐに乾かす。生乾きNG
洗ったあとの髪は、なるべく早く乾かすようにしましょう。お風呂から出てすぐにドライヤーをかける習慣のない人は要注意です。
洗ったあとの頭皮は傷つきやすく、雑菌も繁殖しやすい状態にあります。なるべく早く乾かしてあげることで、頭皮の健やかな状態を保ちます。
このとき、髪は完全に乾かすようにしましょう。
乾燥髪の人はオーバードライが気になる人もいるかもしれませんが、家庭用のドライヤーでは、本当に長時間当てないかぎりオーバードライにはなりません。
むしろ、生乾きの髪こそが蒸発とともに髪の内部の水分を奪い、オーバードライの原因になってしまいます。
ドライヤーの使いすぎには十分注意しましょう。
おすすめのドライヤーや乾かし方についてはこちらをチェック!
正しいシャンプーのやり方。毎日のシャンプー効果を変える
それでは、ポイントを押さえたところで、正しいシャンプーのやり方を覚えましょう。普段のシャンプーを丁寧に行うことで、頭皮環境は必ず改善されます。
正しいシャンプーに、特別な道具は必要ありません。今使っているシャンプーと、少しの工夫で毎日のシャンプーの効果もぐんと上がりますよ。
お湯のみで予洗い
シャンプーを付ける前に、お湯のみで予洗いしましょう。
2分間ほど、じっくりたっぷり流します。シャンプー前のこの予洗いで汚れの8割が落ちると言われているほど、大事な工程です。
実際に2分間流そうとすると、予洗いが長く感じるかもしれません。汚れが落ちるには思っていたよりも少し時間がかかるものなんです。
シャンプーは少量ずつ、しっかり泡立てる
次にシャンプーを手に取ります。
シャンプーの量は、個体差がありますが、概ね以下の通りです。
- ロングヘア→3プッシュ(500円玉大)
- ミディアムヘア→2プッシュ(100円玉大)
- ショートヘア→1プッシュ(1円玉大)
手に取ったシャンプーを手のひらに伸ばしたら、少し水を加えて、もう片方の手で泡立てます。
水が多すぎるとダレてしまい、洗っているうちに床にたれてしまうので、少し固めの泡を作るようにしましょう。
全体に泡をつけたら、生え際からジグザグに
泡立てた泡は、地肌につけるように配置していきます。
- 髪の生え際
- 髪を持ち上げて頭の真後ろ
- うなじ
…など、全体に泡が行きわたるように置いていってください。
つけ終わったらまず、髪の生え際から、ジグザグに洗っていきます。髪、というよりは地肌を洗うつもりで指の腹で洗っていきましょう。
カチューシャラインで区分けして、後ろへずらすように
生え際から後へずらすように洗っていきます。カチューシャラインを後ろへずらずように順序良く洗っていけば、洗い残しもなくなります。
【挿入:1画像1】
一度首の後ろまで洗って物足りなければ、数回繰り返してもOKです。
あまりやりすぎると頭皮が傷んでしまうため、腕に力はこめず、あくまで指の腹で洗うようにしてくださいね。
耳の後ろやえりあしは忘れやすい箇所
頭を洗い終わったら、改めて耳の後ろやえりあしを洗いましょう。忘れやすく皮脂もたまりやすい場所です。
髪の生え際と同じく、指の腹でジグザグに洗うとより汚れが落ちやすいですよ。
- 毛先は洗わなくてもいいの?
- ここまで、頭皮を洗うようにご紹介してきましたが、髪の長い人は毛先は洗わないのか、という疑問がわいてきたかもしれません。
- 結論から言うと、毛先をわざわざ洗うようなことはしません。
- なぜなら、頭皮を洗っている時に、自然とシャンプーの泡が毛先まで届くからです。
- 髪の毛、特に毛先は、こすり合わせてしまうと乾燥しやすくなったり、広がりやすくなり、ダメージを受けやすいため、なるべく摩擦が起こらないようにしたい部分。
- シャンプーの泡はそれだけで洗浄力を持っています。毛穴が無数にある地肌と違い、こすり合わせる必要も、実はないんです。
- ダメージを最小限に抑えるためにも、自分で意識的に洗うのは頭皮だけに留めましょう。
洗い流す前に、軽く頭皮マッサージを取り入れて
髪を洗い終わったら、両手の指先ぜんぶを使って、頭皮マッサージをしましょう。
頭皮は、加齢とともに固くなっていきます。頭皮が固くなると、血行が悪くなり、毛穴の収縮、毛も細くなっていきます。
艶やかな健康な髪を保つためにも、頭皮マッサージを取り入れて、手軽にアンチエイジング効果を狙っていきましょう。
また、頭にはたくさんのツボもあります。頭皮マッサージで刺激することによって心身の疲れやホルモンバランスを整えたりすることもできます。
最後にすすぎ洗い。たっぷりと時間をかけて
シャンプーのすべての工程が終わったら、最後にたっぷりのお湯ですすぎ洗いをします。
洗ったあとの泡には皮脂汚れも含まれているため、しっかり流します。シャンプー前の予洗いは2分間ほど行うとご紹介しましたが、すすぎ洗いも同じくらいか、それ以上の時間をかけて流してください。
シャンプーの流し残しは新しい皮脂や細菌のエサとなり、ベタつきやニオイの原因になります。
たっぷりと時間をかけて洗い流して、シャンプーは終わりです。トリートメントやコンディショナーをつける工程へ移りましょう。
頭皮の皮脂の洗い方の詳細はこちらを確認してみてくださいね。
シャンプーは泡立て必須。モコモコ泡で女優シャンプー!
正しいシャンプーのやり方をご紹介しました。少々手順が増えたようにも感じるかもしれませんが、普段のシャンプーをひと工夫するだけなので、誰でも簡単に実行に移すことができます。
普段のシャンプーでは、つい泡立てずに頭につけてしまい、「頭で泡立て」ている人もいます。ですが、シャンプーを原液でつけるのは洗い残りにつながるため、おすすめできません。
多少手間でも、しっかりと泡立てて、CMにでてくる女優さんのように、モコモコ泡で気持ちよくシャンプーしてみてください。
頭皮の皮脂もすっきり洗い流せて、さらさらの美髪を手に入れられること間違いなしです。ぜひ実践してみてくださいね。
さらに、頭皮クレンジングもおすすめですよ!自宅で美髪を作っていきましょう。
コメントする