ほうれい線に優しいパックの選び方と効果!保湿と代謝を叶えよう

ほうれい線対策としてパックをしている女性

ほうれい線の予防や対策のために様々なスキンケアを行っている人が多いと思いますが、エイジングケアの一環としてパックを取り入れるのもおすすめです。

エイジングケア用の化粧品を使うことがほうれい線対策で当たり前になりつつあるのと同様に、フェイスマスクなどでパックを行うと、基礎化粧品だけでは行き届かなかった集中ケアを叶えることが出来ます。

ここでは、ほうれい線対策としてパックを取り入れる際に知っておきたい特徴と選び方のポイント、より効果的な使い方についてご紹介します。

ほうれい線ケアとしてのパックの特徴は「浸透」と「保湿」

毎日行うことが前提のスキンケアと違い、パックには以下のような特徴があります。

  • 基本的に毎日使うものではなく、集中ケアとして定期的に取り入れるものだということ
  • 美容成分やエイジングケア化粧品成分を「浸透」させることに特化していること
  • 「保湿」をより重点的に出来るので、肌のターンオーバーを促すのに最適であるということ

もちろん、スキンケア化粧品を使ってほうれい線対策を行う場合と共通のポイントもありますが、パックは特に「浸透」「保湿」の力が強いです。

どんなに良い美容成分が含まれている美容液や化粧水、クリームなどを利用していても、肌に「浸透」して働きかけなければ意味がありません。
また、「保湿」は全てのスキンケアの基本であり、ほうれい線対策としてだけでなく、アンチエイジングのためには欠かせないポイントです。

毎日のスキンケアを行っているのを前提として、さらに上のほうれい線対策としてパックを集中的に取り入れて言うというのが理想的な形であると思います。

ほうれい線ケアパックの選び方は、成分・浸透に気を付けて!

ほうれい線ケア専用の部分用パックも発売されていますが、それ以外にも様々なパックがあります。

ほうれい線ケアに適しているかにかかわらず、全ての美容用パックで共通しているのが「保湿」を最重要視しているということです。

ほうれい線ケアのためのパックの選び方に明確な基準があるわけではないのですが、ぜひ気を付けておきたいのが、パックの成分と浸透技術です。

ほうれい線ケアに有効な成分が含まれているものを選ぼう

多くのパックの場合、成分の配合としては化粧水やクリームよりも、集中ケア向けの美容液のようなものだと考えてよいでしょう。

つまり、ほうれい線ケア用の美容液と同じような成分の配合のものがほうれい線に有効なパック成分ということになります。

具体的な成分を詳しく見ていきましょう。

コラーゲンやエスラチンにアプローチして肌のターンオーバーを促す成分

  • ビタミンA誘導体(レチノール、レチノイン酸トコフェリルなど)
  • ビタミンC誘導体
  • プラセンタ
  • ナールスゲン
  • ネオダーミル など
乾燥による老化を予防する保湿成分

  • セラミド
  • グリセリン
  • ヒアルロン酸
  • コエンザイム など

これらの成分は基礎化粧品や美容液にも含まれていることが多い成分であり、ほうれい線にも効果があると期待されているものばかりです。

ただし、手持ちの他のエイジングケア化粧品と成分が100%重なっているものは避け、違う有効成分が配合されているものを選んだ方がおすすめです。

というのは、ほうれい線に対して同じ成分を過度に使ったとしても効果が高まるわけではありません。

だからこそ、日頃使っているエイジングケアのスキンケア製品や美容液とは異なる成分や保湿成分が配合されたパックを選ぶようにすると、さらに違うアプローチを行うことが出来るのです。

他のアイテムと100%同じ成分が重ならないパックを選ぶのは難しいかもしれませんが、意識して成分を確認して行くと良いですね。

美容成分の浸透への配慮はパックとしての役目を決める!

「成分が同じなのであれば普通の美容液を使えばいいのではないか?」と考える人もいるかもしれませんが、パックの真骨頂は成分の浸透をサポートできることです。

そのため、パックする際のマスクの素材や機能をしっかりチェックすることはパックとしての価値の最も大切な部分になります。

パックのタイプとしては、シートタイプ(フェイスマスクなど)、クリームタイプ、クレイタイプなどがあり、それぞれに特徴があります。

  • シートタイプ:パック成分がひたひたになったシートを顔に乗せるだけのパックで、決められた時間が経過したらはがす。
  • クリームタイプ:塗ると紙状になったり肌全体を覆い隠すようなクリームを塗ってパックするタイプで、洗い流したりはがす必要があるものも多い。
  • クレイタイプ:毛穴の汚れや皮脂を取るのに適しているとされている素材で、硬いテクスチャが特徴。
自分が使いやすく続けやすいものであればどのタイプでも構いませんが、一番手軽なのはシートタイプのフェイスマスクだと思います。

シートそのものの素材も様々ですが、比較的安価なものが不織布製、少し効果になってくるとバイオセルロース製が多いです。

バイオセルロース製のほうが密閉効果が高く保湿力が強いとされているので、より保湿を重視して選ぶのであればバイオセルロース製のシートマスクを選びましょう。

また、手持ちのほうれい線用美容液をたっぷり塗ってパック代わりにしたり、化粧水を含ませたコットンでコットンパックを行う人もいますが、あまり長時間行うことはお勧めできません。

美容液をパック代わりにするのは悪影響はないものの、成分の浸透部分では普通に美容液を塗った時と大きな差はありませんし、コットンパックは化粧前のわずかな時間で十分で、それ以上行うと逆に乾燥を招く可能性があります。

ほうれい線予防にさらに効果発揮!パックの使い方

ここからは、ほうれい線対策により効果的なパックの使い方をご紹介します。

日頃のお手入れの一環としてよりも、特別なケアとしての側面が強いパックだからこそ、いざという時に効果的に使ってアンチエイジングの強い味方にしましょう。

紫外線のアフターケア

ほうれい線の大敵とされる乾燥ですが、紫外線の肌ダメージによっても引き起こされ、さらにしわやシミの原因にもなりえるので、紫外線ケアは必ず押さえておきたいポイントです。

そこで、紫外線ケアの一環としてほうれい線のパックを取り入れましょう。

夏場の外出やアウトドアのイベント後の紫外線のアフターケアに、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化成分やナールスゲンなどが配合されたパックを使いましょう。

ほうれい線部分に集中してパックを貼るのも良いですが、顔全体が紫外線を浴びてエイジングを進めている可能性もあるので、顔全体にしっかりとパックを行うこともおすすめです。

生理周期を意識してパックを取り入れる

お肌だけに限らず、女性の身体はエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの影響を大きく受けて変化します。

一般的には、生理が終わった頃からお肌の調子が良くなり、排卵日頃が最も美しいコンディションとなりますが、生理の開始直前はお肌のバリア機能が低下する一方で皮脂分泌量が増えるために荒れやすい状態です。

通常のスキンケアにプラスして使うパックは、肌の調子が良くホルモンバランスが比較的良い状態とされている生理が終わった後から排卵日の期間に使うのがおすすめです。

肌が荒れやすい時期は、ほうれい線対策よりも基本的な肌のコンディションを整えることを第一に考え、ホルモンバランスが良い時にエイジングケアを集中的に行う方が効率的だからです。

これはほうれい線ケアに限らず、特別な化粧品を使ったケアを行う際には何でも応用できる考え方ですので、頭の片隅にいつも置いておくと良いでしょう。

パックの使用時間に要注意

パックの種類によって、寝ている間ずっと貼っていても良いものから15分程度ではがすものなど、指定されている時間は様々です。

パックは長く貼っていればよいというものではなく、長時間貼りすぎてしまうと逆に乾燥を招いたり肌のトラブルを引き起こす可能性もあります。

肌に余計な負担をかけないためにも、必ず製品ごとの指示に従うようにしてください。

筆者おすすめのほうれい線対策パック!

ここまでほうれい線対策にパックがどのように有効なのか、使い方などと一緒に見てきましたが、実際にどのような商品がおすすめなのでしょうか。

これまでいくつかほうれい線ケアの一環としてパックを試してきた中で、筆者自身良かったなと思う商品についてご紹介していきます。

商品選びの参考にして頂ければ幸いです。

アスタリフト モイスチャライジングマスク 1回分 1,296円(税込)

かなり伸びる顔の上下に分かれたフェイスマスクで、顔全体をぎゅっと上に持ち上げることが出来るので、ほうれい線をリフトアップしながら保湿を行うことが出来ます。

わずか10分の集中ケアですが、マスク1つに美容液1本分の成分が濃縮されており、美容成分を角層までじっくりと浸透させてくれるのをすぐに実感できる優秀マスクです。

ひたひたの美容液が首やデコルテにも塗ってもまだ余るくらいしっかりとマスクに浸かっていて、外した後も肌全体がぷるぷるもっちりした感触になっています。

値段がそれなりに良いのでまさに特別な日に使うマスクですが、一度で効果を実感できるのでおすすめです。

QUALITY 1st オールインワンシートマスク ザ・ベスト 3枚入330円(税別)

ドラッグストアや雑貨店でも気軽に購入できるフェイスマスクのエイジングケアラインです。

ストレッチ力のあるシートにひたひたの美容液はハリ弾力を上げる効果のある美容成分を63種類も配合しているほか、防腐剤無添加なのも嬉しいポイントです。

美容液のテクスチャがかなりとろとろしているのもあり、使用後は若干べたつきますが、肌に残りの美容成分を浸透させると肌全体の潤いを感じられます。

比較的安価で30枚入りの大容量仕様もあるので、特別なケアとしてでなく毎日のお手入れにも取り入れることが出来るパックです。

フェヴリナ 炭酸ジェルパック 10回分27000円(税込)

雑誌にも良く取り上げられている炭酸パックで、お肌が本来持っている美肌機能を高め、お肌に若々しさや美しさを取り戻させる効果があります。

使ってすぐに塗った部分がポカポカと温まり、新陳代謝が活性化されているのが分かりますし、マスク終了後の肌の調子がとてもよく細かな皺も目立たなくなってほうれい線もきゅっとリフトアップされるので、即効性は断トツで感じられます。

肌に優しい成分なので目元など他のエイジングケアしたい箇所にもしっかりと塗ることが出来るのも嬉しいポイントです。

紹介した商品の中では断トツで高価なので、お試しキャンペーンの時に試したり、本当に特別な時のケアとして取り入れるのがおすすめです。

ほうれい線ケアにパックを取り入れて若々しい印象を手に入れよう

年齢を重ねると、自然と目のまわりや頬、首のラインなどにたるみが出来てしまうのを完全に避けるのは難しいです。

しかし、意識次第で予防と改善はできますから、すぐに効果が出なくてもケアを継続することが大事です。

毎日のほうれい線ケアが肌のコンディションを整えることにつながり、ほうれい線以外のアンチエイジングにも効果を発揮してくれます。

その中でパックをスペシャルケアとして取り入れることでより効果的に成分を浸透させ、保湿力を高めてほうれい線への有効なアプローチとして威力を発揮すれば、若々しい印象を手に入れることも可能です。

ぜひ、アンチエイジングの一環として、パックを取り入れることを検討してみてくださいね。

気候による乾燥だけではなく、最近ではエアコンによる乾燥もあるので乾燥は年中注意する必要があります。

規則正しい生活とバランスの良い食事、適度な運動は健康な体をつくるだけではなく美しさも保ってくれますよ。

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