顎ニキビの治し方は適切なスキンケアと日常生活の見直しを行う事
繰り返しできる顎ニキビを見ると、ついプチッとつぶしてしまいがちです。
ニキビはつぶしてはいけないと思っていても、ついやってしまうほど顎ニキビは気になりますよね。
顎ニキビを治すための適切な方法と、繰り返さないために行いたいケアをご紹介します。
Contents
白い顎ニキビを今すぐ治したい時の3つの方法
顎にできるニキビの中でも、多く見られるのは白ニキビです。毛穴に皮脂が溜まり、ぽこっと盛り上がったようなニキビで、炎症が伴わないという特徴があります。
ニキビの初期段階でもあるので、白ニキビのうちにケアができれば、黒ニキビや赤ニキビなどにならずに済んでしまいます。
消毒したコメドプッシャーで芯を取り出す
白ニキビを無理やり引っかいたりピンセットなどでつぶすことは避けるべきですが、コメドプッシャーというニキビケア専用の器具を使って取り除くことは問題ありません。
毛穴が開くお風呂上りなどに、コメドプッシャーを使い、優しく押し出すようにして使います。ニキビの芯が出てきたら、ピンセットでつまみ取り除くようにします。
中途半端に芯が残ってしまうと、再びニキビができてしまいますので、丁寧に取り除くようにします。器具類は必ず消毒してから使いましょう。
コメドプッシャーでニキビの芯を取り出した後は、洗顔を行ってから化粧水などでしっかりと毛穴を引き締めることを忘れないようにしましょう。
ピーリング剤でつまりを解消する
白ニキビは毛穴に皮脂が詰まっている状態なので、毛穴を塞いでいる角質を取り除くことで、皮脂が排出されやすくなります。
ピーリングは角質を強制的に取り除くケアなので、ターンオーバーの乱れなどによって古い角質が溜まっている場合などに限定する。一週間で2回以上は行わないといった注意事項を守る必要があります。
ピーリングの行い過ぎはお肌を傷つけ、非常に敏感な状態に傾けてしまいますし、バリア機能も損なわれます。
敏感肌の方は炎症を起こしやすくなるためピーリングはおすすめできません。
市販のニキビ対策グッズでケアをする
殺菌作用があるニキビケアグッズを利用することで、白ニキビのような初期段階のニキビは素早く改善が見込めます。
ただ、気を付けたいのは殺菌作用があるために、本来お肌の上で働く常在菌も取り除いてしまいます。
悪化してきた顎ニキビは皮膚科を受診する
ニキビは白ニキビから始まり、毛穴に溜まった皮脂が酸化して黒くなった黒ニキビ、炎症を起こし赤みが差してくる赤ニキビ、膿がたまる黄ニキビなど、徐々に悪化していきます。
黒ニキビくらいまでであれば、コメドプッシャーでケアを行ったり、ピーリングでのケアなども可能ですが、赤ニキビになってくると、セルフケアではニキビ跡が残ってしまうこともあります。
気が付いたら悪化してきたという時には、一度皮膚科を受診して治療を行うことも考えましょう。
炎症後に色素沈着を起こしたり、まわりの組織が損なわれクレーター上のニキビ跡ができてしまうと回復にも時間がかかります。
スキンケアの見直しで顎ニキビを治す方法
即効性を持つ治し方ではありませんが、スキンケアの見直しでも顎ニキビは治せます。
地道なケアとはなりますが、毎日のスキンケアを気を付けるだけで繰り返す顎ニキビの改善効果が見込めます。
しっかり保湿は健康肌を作りニキビの改善・予防につながる
ニキビは皮脂が毛穴に溜まることが原因となるために、ニキビができているときは皮脂が過剰だから保湿は逆効果と考える人も多くいます。
皮脂の過剰分泌は、お肌の乾燥が原因で起こることはご存知でしょうか。お肌が極度に乾燥すると、皮脂が足りないと判断し、体はどんどん皮脂を分泌するよう促してしまいます。
お肌の内部は乾燥しているのに、お肌の表面だけ脂っぽい状態ができてしまいます。
お肌の乾燥をケアしてあげると、自然と皮脂の過剰分泌が止まり、お肌自体が健康的になっていきます。
顎ニキビができているときは、低刺激性のスキンケアアイテムを利用するようにしましょう。ニキビ対策用の化粧水などを利用することもおすすめです。
洗い過ぎは皮脂の過剰分泌を起こすので避ける
ニキビができているときはどちらかというと皮膚が脂っぽいと感じますが、これは先ほどもご紹介しましたが、お肌の内部が乾燥しているために、皮脂の過剰分泌が起こっている可能性が高くなります。
お肌のバリア機能を保とうと一所懸命に皮脂を分泌しているのに、それを過度な洗顔によって取り除いてしまっては、ますます皮脂が不足していると体が思い、より過剰に皮脂を分泌してしまいます。
- すこし皮脂が気になる程度の洗顔に留める
- さっぱりタイプではなくしっとりタイプの洗顔料を選ぶ
- 洗顔時には32~34度くらいのぬるま湯を使う
皮脂を洗い流し過ぎないように注意しましょう。
使用した洗顔料がお肌に残らないように、すすぎ洗いはしっかりと行う事も大切です。残った洗顔料もまた、ニキビの原因になります。
オイルケアはケースバイケース。今あるニキビには避けよう
美容法のトレンドに、オイル美容があります。抗炎症作用があるオイルなどもあるため、できてしまったニキビにオイルを塗るケアを行う人もいます。
確かにオイルは保湿ケアには良いものですが、そもそも皮脂が詰まることでできるニキビに、同じ脂質となるオイルをプラスすると、ますます毛穴に脂が溜まることになります。
美容オイルとして人気の植物性オイルは、ニキビの原因菌のエサになってしまうこともあり、今できているニキビには、オイルケアは避ける方場ベターです。
体の内側から治すためには食生活と生活習慣の見直しを
顎ニキビができる原因は、体の内側にもあります。つまり、体の内側の原因を減らすことも、顎ニキビを治すためには必要です。
どのようなことが顎ニキビを治すために必要になるのかをご紹介します。
胃や腸をいたわる食事で顎ニキビを治す
胃や腸は身体にとって必要な栄養を吸収する大切な機関です。
- 胃の調子が悪い
- 下痢気味
- 便秘気味
このような時には顎ニキビはできやすいですよね。
今、顎ニキビができているときは、胃や腸の調子が悪い可能性もあります。胃や腸をいたわる食事や、腸内環境を整える食事をとることが、今ある顎ニキビの改善を促していきます。
日ごろからバランスの良い食事を心がけることが大事
ビタミンA、B2、B6、C、Eといったビタミンは美肌のためのビタミンとして知られていますが、これは健康なお肌を作るために必要なビタミンだからです。
ただ、ビタミンだけでは健康なお肌作りはできません。実際にはさまざまな栄養素が助け合いながら体を作っています。
皮脂の分泌を増やすと言われている脂質も、体にとっては必要です。過剰摂取を避けることは大切ですが、まったく摂らないのは問題です。
何かを過剰摂取する、何かを過剰に避けるのではなく、バランスがとれた食事をとることが、体の健康につながり、顎ニキビ予防にもつながります。
しっかりとした良質な睡眠が肌トラブルを減らす
睡眠不足になると肌荒れが起こり、ニキビができやすくなります。これは正常なお肌の生まれ変わり、つまりターンオーバーを行うためには、良質な睡眠が必要なためです。
午後10時から午前2時のゴールデンタイムに熟睡を得ることが必要とされていましたが、実際には入眠してから3時間後くらいに成長ホルモンの分泌がピークとなります。
寝る時間帯ではなく、しっかりとした良質な睡眠をとることが、肌トラブルを減らすことにつながります。
いくら午後10時から午前2時の間寝ていても、良質な睡眠がとれていなければ、やはり成長ホルモンの分泌がしっかりと行われず、肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。
- 入眠から3時間は起きることなくぐっすりと寝ること
- 夜勤などで昼間寝る方は真っ暗にして眠る事
- 入眠の1時間前はテレビやスマホを見ないで過ごす
良質な睡眠のために心掛けたいのはこのような点です。
リラックスタイムを上手に取り入れることも大切
現代の女性は非常に強いストレスにさらされています。ストレスは顎ニキビの原因の一つなので、上手なストレス解消、つまりリラックスタイムを設けることが大切です。
- ゆっくりとお風呂に入る
- 打ち込める趣味などを持つ
- 心の底から笑う
- 思いっきり泣く
心がすっきりとするようなストレス解消法を取り入れ、リラックスできる時間を作るようにします。
体を温めることはニキビケアにもつながる
女性は冷え性の方も多くいます。冷え性の方はどうしても血行が悪く、必要な栄養素が体にしっかり届かないために、代謝が悪くターンオーバーも乱れがちになります。
冷えを改善させることは、顎ニキビ改善にもつながっていきます。身体を温めて血液循環を改善させることはとても大切です。
繰り返さないためにも予防ケアを行うことが大事
思春期のニキビとは異なり、顎ニキビを代表とする大人ニキビはいくつもの原因が複雑に絡まってできます。
正しいスキンケアやバランスの良い食事、生活習慣を整えるとうことを行うだけでも、多くのケースで予防ができます。
顎ニキビを繰り返さないためにも、これらの予防ケアを心掛けていきましょう。
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