顔のたるみにマッサージを取り入れよう!正しいやり方で効果実感
フェイシャルマッサージはやり方次第で驚くほど顔のたるみを改善し、小顔になることができます。
ですが、セルフフェイシャルマッサージをこまめにしていても、やり方が間違えていると、効果を実感することが出来ません。
顔のたるみ改善にお勧めの正しいマッサージ方法について紹介します。ポイントを抑えれば毎日のスキンケアで効果的にたるみを改善できます。
Contents
リンパの流れと血液の流れを改善させるのがマッサージの目的
顔のたるみを改善するためのマッサージ目的は大きく分けると二つあります。
- リンパの流れをよくする
- 血液の流れをよくする
この目的を達成するためのマッサージは、力を込めてぐりぐりと行う必要性は全くありません。
ではどうしてこの二つの目的で、顔のたるみを改善していくことが出来るのでしょうか?
顔の皮膚の下の組織に水がたまると顔がたるむ
健康な人の体の約6割は、水分でできています。内3分の2は細胞の中に含まれている水分で、残り3分の1の水分のうち、4分の1は血液が占めています。
残りの水分がどこにあるのかというと、細胞の外側や血液以外の体液として存在し、この液体のことろ間質液といいます。
血液が心臓の拍動によって送り出されるのとは異なり、リンパ液は筋肉の動きや呼吸などによって流れることができます。
身体をくまなく巡ってきたリンパ液は、左の鎖骨あ辺りにあるリンパ管を通って静脈へと流れ込み、老廃物も静脈を流れる血液と共に排出されていく仕組みになっています。
ですが、リンパ液を流すための筋肉の動きがあまりおこらないと、リンパ液は流れることが出来ないため、停滞してしまいます。
立ち仕事やすわり仕事であまり歩くことがないという方が夕方に足にむくみを感じるのは、足を動かさないことでリンパの流れが滞るためです。
同じことが、顔でも起こります。比較的表情が少ない日本人は、顔の表情筋を動かすことが少ないため顔の皮膚の下にリンパ液が溜まり込み、リンパ液が抱え込んでいる老廃物も一緒に溜まり込みます。
血流の低下で新陳代謝が下がる
血液は細胞の新陳代謝に必要な酸素や栄養素を運ぶ役割を持っていますが、血流が低下すると、どうしてもこの酸素や栄養素が届けられません。その結果起こるのは、新陳代謝の低下です。
皮下脂肪がたまることでその重みでたるみが起こりやすくなります。するとより皮下脂肪を分解して燃焼させることが難しくなり、どんどん硬い脂肪となっていき溜まり込むという悪循環が起こります。
皮下組織に余分な水分が滞った状態になっていると、血液の流れも阻害してしまいますので、むくみと血流の悪化は同時に起こり、悪循環をもたらしてしまいます。
顔を触ってみて皮膚が硬いと感じたり、凝りを感じるという場合には、余分な水分が溜まっている可能性が高くなります。
この状態で皮膚が伸び、表情筋が衰えれば確実にたるみにつながります。
ポイントとなるのはリンパの流れの方向に合わせること
たるみ改善のフェイシャルマッサージのポイントは、リンパの流れを改善させることと血液に流れを浴することですが、まずはむくみの原因であるリンパの滞りを改善させることを考えていきましょう。
リンパ管は周りの筋肉の収縮や呼吸などの刺激で流れていきますが、その流れる方向には決まりがあります。
さらに、顔のリンパマッサージを行う上では、いくつかの注意点があります。
強すぎる、長すぎるはかえってお肌のトラブルにつながる
リンパ管は皮膚のすぐ下にあるため、強い力を加えなくても老廃物の詰まりを改善し、流れをよくしてあげることが出来ます。
リンパの流れを改善させるという目的の場合には、あくまでも優しいくさする程度の刺激を、少し与えてあげるだけでOKです。顔全体で3分くらいで終るように手早く行うことが必要です。
強すぎるマッサージを行うと皮膚を傷つけてしまいますし、長い時間かけるマッサージは、実は細胞を疲れさせて皮膚が伸び、逆にたるみにつながります。
マッサージを行うときにはマッサージ用のクリームを使おう
マッサージを行うときには、肌に負担をかけないようにマッサージ用のクリームやオイルやゲルを使います。
するすると優しくお肌の上に手を滑らせることが出来ますので、余分な力をかけずにマッサージを行うことが出来ます。
中には乳液を塗る際にマッサージをするという方もいるようですが、乳液は浸透が早く比較的乾きやすいという特徴があります。
後ほどクレンジングを行うとき一緒にマッサージをする方法もご紹介しますが、基本的にはクレンジングの時に行うマッサージも、長時間かけて行うことは避けます。
クレンジングは乳液に比べると浸透せずお肌の上に手を滑らせやすいものですが、しっかりとマッサージを行いたい時にはマッサージクリームやオイル、ゲルなどを使うようにしましょう。
メイク落としと一緒にクレンジング+マッサージの方法
メイク落としは一日の終わりにメイクを落とすためにほとんどの方が行うスキンケアです。このメイク落としの時に習慣として簡単なマッサージを行うことで、毎日少しずつでもリンパの流れを改善さえ、たるみにくい顔を作っていくことが出来ます。
ポイントは優しくくるくると行うことと外側に向けて行うこと
クレンジングを行うときには、少し多めにクレンジングを手のひらにとってよく温めててから顔全体にまずはのばし、首にも伸ばすようにします。
使うのは中指と薬指の腹の部分です。この部分を使うことで余分な力を与えずに優しくマッサージをしていくことが出来ます。
順番としては、顔の中心から外側に向かってくるくると指の腹で円を描くようにメイクとクレンジングをなじませていくという点です。なじませる程度の力で、十分いリンパを刺激することが可能です。
クレンジングを行う時間は長くても顔全体で15秒くらいです。
最後に首に塗ったクレンジングを、首の横側にあるリンパ管に沿って上から下に向かってくるくるとマッサージをしていきます。首の部分は少し強めにマッサージをしてもOKです。
順序を知って効果的なセフルマッサージをしていこう
顔にはいくつかのリンパ節があります。リンパはこのリンパ節に向って流れていますので、必ずリンパ節に向ってマッサージを行っていくことが必要です。
ただ、リンパ節が詰まっていると、そこに老廃物を流そうと思ってもすでに詰まっている状態では流すことが出来ません。ごみ箱があふれている状態でごみを入れてもあふれるのと同じです。
ごみ箱を殻にしてからごみを入れれば、ちゃんとごみが入り、またごみ箱をからにしてあげればよいということになりますので、基本はリンパ節の詰まりを改善し、少しずつリンパを流していきます。
リンパの最終的な行き先は、左側の鎖骨のあたりにある静脈角という部分になりますので、まずはここを軽く温めさすっておきます。
- 手順1.
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耳の下の部分から首筋にあるリンパを上から下に向かってマッサージをしていきます。この部分は少し強めにマッサージをしても大丈夫ですので、気持ち良いと感じる強さで上から下にさすります。左右10回ずつくらい行います。
- 手順2.
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あご周りのリンパを刺激していきます。あご先の中心部分に両手の親指を添え、顎の骨に沿って耳元まで少しいた気持ち良い位の強さで5~10回程度親指を滑らせていきます。
- 手順3.
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頬の老廃物を流すために、口角から耳元に、頬骨の下の部分から耳元に、小鼻の横のあたりから耳元にと3か所をそれぞれ3回ずつ優しくさするように指を滑らせていきます。
- 手順4.
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目の周りのリンパも刺激していきますが、目の周りは皮膚が薄くとてもデリケートなので、さするのではなく軽くプッシュしていきます。中指の腹の部分を使い、目頭目じりに向かい、目の下を優しくプッシュします。
- 手順5.
- 次に眉の上も眉頭から眉尻に向かい優しくプッシュします。
- 手順6.
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最後に眉の下を眉頭から眉尻にかけて親指でプッシュします。
顔のリンパの刺激が終わったら、再び首のリンパを流していきます。
耳元のリンパ節に集まってきた老廃物を鎖骨に向かって流すように、上から下にマッサージを行い、最後に鎖骨をさすって静脈に老廃物を流します。
クリームを塗る前にしっかりと温めて冷えを起こさないようにすることも大切です。
マッサージは毎日やるのが効果的
顔のたるみを改善するためには、マッサージは毎日行うことが効果的でおすすめとなっています。
リンパで流していきたい老廃物は、毎日生れてしまうため、毎日マッサージをして流してあげるようにすることが必要になってきます。もし時間があれば朝と夜の二回行うことが良いとされています。
慣れないうちは手順などもわからず手間と感じるかもしれませんが、毎日のマッサージで徐々に慣れてスムーズに行うことが出来るようになります。
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