顔のたるみを食べ物で改善。美肌メニューを日々取り入れよう
ダイエットのために食事制限をするとお肌がボロボロになってしまった。という経験を持つ方もいると思いますが、お肌は比較的食生活によっていい影響も悪い影響も受けやすくなっています。
食生活の改善によって顔のたるみも改善できる可能性があります。顔のたるみの改善におすすめの食材や栄養素と、その食材を使った美肌メニューをご紹介していきます。
Contents
たるみが起こる原因を減らす食べ物を食べよう
顔のたるみが起こる原因はいくつかありますが、食べ物で改善できる可能性があるものとしては3つの原因が考えられます。
- コラーゲンの減少による肌の弾力低下
- 表情が乏しくなり表情筋が衰える
- 老廃物が溜まることでお肌がたるむ
これら3つの原因の改善におすすめの食べ物や栄養素をご紹介していきましょう。
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肌弾力低下を食い止めるには大豆とキャベツと赤い色の食べ物
加齢とともにコラーゲンやエラスチンといった肌の弾力を作り出す成分が減りやすくなるため、たるみも起こりやすくなります。そのため、アンチエイジング化粧品やサプリでは、コラーゲンが含まれているものが多いですよね。
コラーゲンはもともと分子が大きく、肌の外側から取り入れても、本来コラーゲンがある真皮層にまでは届けることが出来ません。エラスチンも同じです。
そこでコラーゲンを増やすこと、エラスチンを増やすことに注目した食べものをご紹介します。
大豆に含まれるイソフラボンがコラーゲンの産生改善に役立つ
大豆といえば、美肌食材としてよく知られています。大豆に含まれるイソフラボンというポリフェノールには、ゲニステインという成分が含まれているためです。
よくイソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと同じような働きを持つと言われていますが、その正体がゲニステインという天然植物ホルモンです。
エストロゲンは真皮にある真皮線維芽細胞の働きを助ける働きがあります。コラーゲンやエラスチン、さらにヒアルロン酸といった顔のたるみを予防するためには欠かせない成分を生み出すことを手助けしてくれるということです。
真皮線維芽細胞では、アロマターゼという酵素を出すという働きもあります。このアロマターゼ、実は女性も分泌されている男性ホルモンのアンドロゲンをエストロゲンに替える働きがあります。
イソフラボンは大豆以外にも、葛や豆類などにも多く含まれています。
キャベツはエストロゲンを活性化する効果がある美肌野菜
キャベツといえば、食物繊維が豊富であり、胃腸の調子を整える野菜としてよく知られ、揚げ物などに添えられていることが多くみられます。キャベツはこのような効果以外にも実はさまざまな効果があります。
顔のたるみ改善という点で注目したいキャベツに含まれる成分にボロンという成分があります。ボロンはホウ素ともいわれているミネラルの一つで、ホルモンバランスを整える働きがあります。
このボロンの働きによって、加齢とともに減少するエストロゲンの分泌を活性化すると言われています。先ほどのご紹介しましたが、エストロゲンは真皮線維芽細胞の働きを助けるため、コラーゲンを増やすことに寄与します。
胃腸を整えてあげることで新陳代謝に必要な栄養素をしっかりと吸収できる身体づくりをすることもできるため、顔のたるみ予防には欠かせない食べ物になっています。
赤い食べ物はコラーゲンの産生をアップさせる効果がある
赤い食べ物といえば、トマト、イチゴ、リンゴなどさまざまなものがあります。カニやエビなども赤い食べ物ですよね。
赤い食べ物に含まれている赤い色素は強い抗酸化作用を持つことで知られています。
- トマトのリコピン
- カニのアスタキサンチン
- イチゴのアントシアニン
どれもとても有名なポリフェノールの一種で、カロテノイドとも呼ばれています。カロテノイドには強い抗酸化作用を持つことで知られています。
抗酸化作用というのは、活性酸素という体にとっては有害な物質を除去することができる働きのことを表していますが、赤い食べ物に含まれているカロテノイドはこの抗酸化作用が特に強いことで知られています。
お肌が紫外線を浴びることで活性酸素が生み出され、活性酸素がコラーゲンを壊してしまうことはよく知られています。赤い食べ物を食べてカロテノイドを取り入れることで、この紫外線によって生み出される活性酸素を除去する働きを期待できます。
赤身肉とにんにくで表情筋を作ろう
表情が乏しくなることで表情筋が衰えていきますが、そもそもその表情筋をつくる栄養素をしっかりと摂取していなければ、表情筋は作れません。表情筋も筋肉ですから、当然筋肉をしっかりと作るための食べ物が必要です。
筋肉といえばたんぱく質でできていることは知られていますが、たんぱく質だけでできているわけではありません。たんぱく質に加えてビタミンB6というビタミンが必要になります。
筋肉をつくる必須アミノ酸をしっかりと摂れるのは赤身のお肉
お肉や魚、大豆といったたんぱく質を含む食べ物を食べると、たんぱく質は一度アミノ酸という物質に分解されることになります。このアミノ酸は20種類があり、このうち11種類のアミノ酸は身体でも作ることが出来ます。
ですが、残る9つのアミノ酸は身体で作れないため、必須アミノ酸といい、食べ物から取り入れる必要が出てきます。
ですが、動物性たんぱく質は脂質が多く、顔のたるみの原因ともなる脂肪が体につきやすくなってしまうというデメリットもあります。
赤身肉は他の部位に比べると脂肪分が少ない良質なたんぱく質です。もも肉、ヒレ肉などが赤身肉になります。鳥のささみも脂肪分が少ないためおすすめです。
とうがらしやにんにくはビタミンB6たっぷりの食べ物
筋肉を作るためにはたんぱく質以外にもビタミンB6が必要になります。先ほど、たんぱく質は一度アミノ酸という物質に分解されるとご紹介しましたが、アミノ酸に分解するために必要になるのがこのビタミンB6です。
香辛料としてとうがらしやにんにくをお肉と一緒に食べることは、とても理にかなったことなんですね。
めぐりを良くして酸素や栄養素をしっかりと送り届ける食べもの
顔のたるみが起こる原因でも多いものにむくみがあげられますが、むくみは老廃物が溜まることで起こります。なぜ老廃物が溜まるのかといえば、めぐりがわるいためです。
- 酸素や栄養素を運ぶ血液のめぐり
- 老廃物を排出させるリンパのめぐり
両方のめぐりが悪いと、あちこちで老廃物が溜まります。顔に老廃物が溜まれば、たるみが起こるというわけです。
めぐり改善には欠かせない玉ねぎのパワー
玉ねぎは健康食材としてとてもよく知られていますよね。血液の流れをよくする働きがあるアリシン、硫化プロピル、ケルセチンとう3つの成分が含まれているためです。
アリシンは血小板が固まるのを防ぎ血液が固まりにくくする効果があり、硫化プロピルは中性脂肪やコレステロールといった血液をドロドロにしてしまう成分の代謝を促進させる効果があります。
ケルセチンは脂肪を身体の外に排出させる働きがあり、身体に脂肪を付きにくくさせることもできるため、血液の流れを良くするだけではなく、脂肪が原因で起こるたるみを予防することもできますね。
むくみを改善する効果があるカリウムが豊富な春菊もおすすめ
鍋物などによく使われる春菊には、カリウムが豊富に含まれています。顔のむくみの原因となる水分を排出する作用がカリウムにはありますので、春菊を食べることでむくみ予防につながります。
抗酸化作用も強いため、血液中の活性酸素を取り除き、血液が流れやすい状態にするという効果も期待できます。皮膚のビタミンともいわれているビタミンAに代わるβカロテンも豊富に含まれている食べ物です。
難しくないレシピでたるみのない美肌作りを目指しましょう
たるみの改善や予防は決して高い食べ物を食べる必要はありません。美肌食材と呼ばれる高級食材も必要ありません。
身近にあるものにも沢山顔のたるみを予防・改善することが出来る食べ物がありますので、ぜひ経済的にも、手間の部分でも難しくないレシピを試してみてください。
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