顔のシミ取り化粧品はハイドロキノン配合で!ケア方法と注意点も

メイクで隠そうとすると、どんどん厚塗りになってしまうシミやくすみ。隠そうと必死になり過ぎるあまり、顔中真っ白!なんて失敗をした経験はありませんか?

シミやくすみを隠したいときに、「化粧品を使う」のは非常に有効な方法です。しかしそのためには、正しい化粧品を選び、正しく使うことが何よりも重要!

シミ・くすみに効果が期待できる化粧品成分・ハイドロキノンと、オススメの顔のシミ取り化粧品、そして正しくシミ対策を行うために効果的な使い方について解説していきます。

「化粧品」でできてしまったシミを消すのは難しい!

顔のシミやくすみが気になり始めたときに、積極的に利用を検討したいのが、「美白化粧品」です。女性たちにとって「美白」というキーワードは特別なもの。

化粧品を扱うショップを覗いてみると、顔のシミ取り化粧品は種類豊富に揃っています。またインターネット上にも、数多くの情報が公開されています。

多くの商品情報を前に「どれを選ぼう?」と迷ってしまいそうですが、すぐに飛びつくのはオススメできません。

化粧品で使われている「美白」というキーワードに、「一度できてしまったシミを落とす」という効果は含まれていないからです。

各種化粧品で宣伝されている「美白効果」とは、あくまでも「これから先できてくるはずのシミを予防する」ということ。

このあたりを誤解したまま商品選びを進めても、満足いく結果にはつながらない可能性も大ですから、まずはしっかりと正しい知識を身につけましょう。

もともと化粧品とは、「人体への影響が少ないもの」と定められています。消費者を守るための定義ですが、「シミを消す」というのは比較的大きな影響の一つ。

化粧品ではなく、しっかりと有効成分が配合された「薬用」や「医薬部外品」の記載がある化粧品を選択するのがオススメです。

シミを消すためには、皮膚の奥深くにまで働きかけなければいけません。「薬用」や「医薬部外品」であっても、市販品で対応できるレベルはごく限られています。

本気でシミを消したい!と思ったときには、美容クリニックで専門医の力を借りるのもオススメの方法。医薬品を使った効果的なケアが実践できます。

化粧品にも配合できるシミ対策成分「ハイドロキノン」

顔のシミ取り化粧品でできるシミ対策は限られていますが、できてしまったシミを消す効果が認められていて、なおかつ化粧品への配合を認められている成分もあります。

それが、ハイドロキノンです。2001年に化粧品への配合が認められた成分で、「シミの漂白剤」なんて説明されることもあります。

ハイドロキノンが働く仕組みと使用の際の注意点をまとめます。

ハイドロキノンの魅力は強い還元力

そのほかの美白成分とは違い、ハイドロキノンには高い還元力が備わっており、これが「シミの漂白剤」と表現される理由でもあります。

シミができる原因はメラニン色素。しかしこのメラニン色素、もともとは「無色透明」の存在なのです。

紫外線の影響を受け、酸化することでメラニン色素は「黒色」へと変化していきます。このメラニン色素が大きくなることで、徐々にシミは増えていってしまいます。

ハイドロキノンには、この「酸化して黒くなったメラニン色素」を還元し、「無色透明のメラニン色素」へと戻す力が備わっています。

このため、シミの根本的な解決につなげていけるのですね。

ハイドロキノンの注意点とデメリット

2001年から、市販の化粧品にも配合が認められるようになったハイドロキノン。消費者にとってはより身近な存在となり、喜ばしいことだと言えるでしょう。

とはいえ、もともとハイドロキノンが「医師のもとでのみ使えるもの」と定められていたのは、非常に変質しやすく、扱い方が難しいため。

化粧品に配合できる濃度は限られていますが、使い方を間違えれば皮膚に負担をかけてしまいます。以下のデメリットも頭に入れておきましょう。

  • 肌への刺激が強い
  • 化粧品の中には、配合濃度が低いものもある
  • 効果が実感できないケースもある

肌に対して強い作用を持つハイドロキノンは、刺激が強いことでも知られています。濃度が高いものを選ぶと、ピリピリとした刺激や赤みが生じてしまうことも…。

また正しく扱うことも重要で、一度開封したものはできるだけ早く使い切ることや、塗ったあとに紫外線にさらされないなど、注意が必要な点も多くあります。

また化粧品の中には、「ハイドロキノン配合」をうたいながらも、極めて少量しか配合されていない!なんてケースもあります。

即効性を期待するなら、配合量は高い方がオススメですが、高ければ高い分、肌への刺激も強くなってしまいます。市販の化粧品では、1%~4%を目安にすると良いでしょう。

また、元々変質しやすい成分ですから、安定性にもこだわった形で配合されている商品を選択するのもオススメの方法です。

一部のシミには効果がない!

シミ対策に効果的だと言われるハイドロキノンですが、残念ながら「シミやくすみなら全てをきれいにしてくれる」というわけではありません。

ハイドロキノンで効果が期待できると言われているシミの種類は、以下のとおりです。

  • 老人性色素斑
  • 炎症性色素沈着
  • そばかす
  • 肝班

脂漏性角化症や、真皮の奥深くに発生しているシミの場合、思うような効果が期待できないケースもあります。

上記に当てはまるシミであっても、肌質にはそれぞれ個人差があります。効果が認められないときには、化粧品以外でのケアも実践してみてください。

関連記事:顔のしみ・くすみの原因は紫外線だけじゃない!対策・予防の基礎知識

ハイドロキノン配合のオススメ化粧品5つ

気になるシミやくすみの原因にオススメのハイドロキノン。とはいえ具体的にどのような化粧品に配合されているのか、悩んでしまうこともあるでしょう。

多くの女性たちから支持されている、人気化粧品を5つ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

QuSomeホワイトクリーム1.9/ビーグレン
ハイドロキノンを1.9%配合した美白クリームで、集中ケアを実現しています。独自の最先端浸透テクノロジー「Qusome」を活用することで、「変質しやすい」「刺激が大きい」といった、ハイドロキノン特有のデメリットを排除しています。15グラム/6,480円
ラグジュアリーホワイトコンセントレートHQ110/アンプルール
カプセル内に閉じ込められた新安定型ハイドロキノンを、2.5%配合。ゲル状のテクスチャーで、気になる部分に直接乗せることが可能です。トライアルセットも用意されているので、「まずは試してみたい」という方にもオススメできます。11ミリリットル/10,800円
ブライトニングクリスタル/セルピュア
クリニックで処方されるのと同程度の、ハイドロキノン5%を配合した化粧品で、即効ケアを実現できます。肌の悩みを知り尽くした美容皮膚科学の専門家が監修したアイテムとして、注目を集めています。常温での保存が可能など、安定性にも配慮されています。12グラム/4,860円
ホワイトHQクリーム/サンソリット
ハイドロキノンを4%配合した美白化粧品で、透明感ある素肌を目指していきます。ハイドロキノン以外にも、美容成分を16種類配合。しっとりとしたクリームタイプで、顔全体のお手入れに利用できます。乳液や保湿クリームの代わりにもオススメ。30グラム/7,560円
HQブライトニングナイトセラム/オバジ
人気のスキンケアブランド、オバジから発売されている、ハイドロキノン配合クリームです。独自技術でハイドロキノンの安定化に成功しており、夜のお手入れに手軽に活用できます。高密着ケアで、シミ改善効果が期待できます。10グラム/9,000円
皮膚への刺激も強いハイドロキノンだからこそ、自分の肌との相性を確かめるのは重要なポイントです。

各製品のサンプルやトライアルセットも活用して、しっかりと確かめた後に正規購入商品を決定しましょう。

使用方法を守って、適切なケアを実践しよう!

ハイドロキノン配合の化粧品を使えば、シミやくすみトラブルの軽減も可能となります。とはいえそのためには、きちんとした使用方法を守ることも大切です。

ハイドロキノン配合化粧品使用時のポイントは、主に以下のようなものとなります。

  • 管理方法を確認する
  • 使用方法を守る
  • 使用中のUVケアは念入りに!

それぞれのポイントと理由について解説していきます。

不安定なハイドロキノン、保管場所は重要

不安定な特性を持つハイドロキノンは、もともと「冷暗所で保管し、1ヶ月を目安に使い切る」ことを推奨されていました。

とはいえ「市販の化粧品として手軽に使いたい!」という方にとって、「わざわざ冷暗所に保管する」というのは面倒なもの。

各メーカーはそれぞれの工夫で、ハイドロキノンの安定化に取り組んでいます。

それぞれの技術に応じて、ハイドロキノンの安定度は大きく変わってきますから、これまでどおり「冷蔵庫などでの保管」を求められるものもあれば、「直射日光さえ避ければOK」というものも。使用アイテムの特徴を、事前に確認しておきましょう。

使用時間や塗布方法も確認して

ハイドロキノン配合化粧品には、「シミが気になる部分のみに塗布するもの」もあれば、「顔全体に塗るもの」もあります。

塗布方法を間違えると、皮膚に思わぬ影響を与えてしまう可能性もあるので注意してください。

また商品によっては「夜のケアのみに使用」という注意書きがあるケースも。こちらも必ず守るようにしてください。

高い効果を持つハイドロキノンだからこそ、慎重な姿勢で使うことが大切です。アイテム使用前にチェックしておくと、安心できます。

紫外線でシミが濃くなることがある!

ハイドロキノンを使用している最中は、皮膚の状態が不安定に。このまま紫外線に当たることで、シミが増えてしまうことがあります。

ハイドロキノン配合製品に「夜のみ使用」と指示されているものが多いのは、紫外線による影響を最小限に留めるためです。

日中の使用はできるだけ避けるほか、きちんとUVケアを行うことも重要なポイント。日焼け止めスプレーやクリームを使って、敏感なお肌をしっかり守ってくださいね。

自宅でできるセルフケアにはハイドロキノンがオススメ!

自宅で化粧品を使って、できるだけ効果的なケアがしたい!と思ったときには、顔のシミ取り化粧品としても有名な「ハイドロキノン配合商品」を活用するのがオススメです。

セルフケアの中では、非常に高い効果が期待できる方法として、注目を集めています。

自分の皮膚に合う化粧品を見つけ、正しい使い方で気になる部分をケアしていきましょう。なかなか効果が期待できないときには、美容クリニックなどで相談することも、検討してみてくださいね。

洗顔を見直すのもありですよ!

毎日の食事も美白を意識した食材を取り入れていきたいですね!

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