コルセットをつけるとダイエット効果がある?正しいやり方と注意点

コルセットは、骨盤や背骨を固定するために使われる医療器具です。腰痛の治療のために腰に巻くものもあります。

あるいは女性用の下着として販売されているものもあります。こちらはウェストを細く見せるために使われています。

このコルセットを、お腹に巻いて行うのがコルセットダイエットなのです。コルセットを巻くことでなぜダイエット効果が得られるのでしょうか。

コルセットダイエットの正しい方法と、デメリットや危険性についてまとめました。効果を出すために参考にしてください。

コルセットでお腹を締め付けるダイエット方法

まず自分の今のウェストのサイズを知りましょう。そして、負担のない程度にお腹を引き締めましょう。

コルセットダイエットには2つの意味があります。1つは骨盤をコルセットで固定して、歪んでしまった骨を元に戻す方法です。

これは産後の女性が体型を元に戻すために行うものですね。とこちゃんベルトなどが有名です。

もう1つの方法は、コルセットでお腹を締めたまま生活するというダイエット方法です。こうすると普段よりもスタイルがよく見えるメリットがあります。

見た目だけでなく、お腹を締め付けているので胃が圧迫されやすく、食事をしてもすぐ満腹になるという効果もあるのです。

このとき使うコルセットは、自分のウェストよりも5~10センチ程度細く出来るものを選びましょう。

ゴムバンドで調整可能なものならば、お腹がちょっと苦しいなと思う程度に調整します。鏡で見てみてウェストが締まって見るか確認するといいですね。

コルセットでお腹を締めることで、食事の量が減るので、1日の摂取カロリーも減っていきます。そのことがダイエットにつながっていくのです。

お腹を暖めるので汗をかきやすくデトックス効果大

お腹周りは丹田といって、体の気の巡りの中心とされています。そこで、お腹周りを暖めると全身を暖める効果があるといわれています。

コルセットを巻いていると、お腹が暖まります。そのため、汗が出やすくなって老廃物の排出が盛んになるのです。

体の中でいらなくなった老廃物は、疲労や代謝を妨げる原因になります。それに老廃物が蓄積すると肌老けて見られます。

汗をかくことはダイエットによい効果をもたらします。加えて肌の状態も改善するので、アンチエイジングにつながります。

姿勢がよくなって筋肉が付きやすくなる

医療用のコルセットの場合、もともと腰痛などの治療のために腰周りの骨を支えるものです。そこで、コルセットを締めていると自然と姿勢がよくなります。

正しい姿勢で長くいることは、お腹周りの筋肉を鍛えることにもつながります。骨がただし位置にあることで、それを支えるために周辺の筋肉が刺激されます。

また、姿勢がよくなるとリンパの流れや血行が改善するため、代謝が上がって脂肪を燃焼しやすくなります。

このように、コルセットを使って姿勢を正すことで、自然と骨が正しい位置にきて痩せ体質になれるのです。

こちらの記事ではウエストのダイエットに腹斜筋を鍛えることがいいよ!という内容が載っています。

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コルセットダイエットの正しいやり方

コルセットダイエットには、医療用か下着用のコルセットを用意します。汗をかきやすくなるので洗いがえに2~3セットあるといいでしょう。

そして毎日コルセットを着用して3時間から6時間ほど生活します。軽い運動をするのもいいですが、あせもが出やすくなるので注意が必要です。

そして、あまり長時間着用し続けたり、体にあっていないサイズのコルセットを使うのは避けましょう。

お腹が少し苦しいな、締まっているなと感じる程度がぴったりなサイズです。効果を感じれるようになったら、徐々にサイズを細くしていきましょう。

また寝るときには必ずコルセットを外します。お腹を締めた状態では体が圧迫されているので、熟睡が出来ません。

安眠中には成長ホルモンが分泌されて美肌にもつながるので、睡眠中にはお腹を緩めていることが大切です。

コルセットでくびれを作る方法の詳細はこちらをチェックしてみてくださいね。

要注意!コルセットダイエットにはデメリットもあります

コルセットを付けているだけで自然と痩せやすい体質になれるので、とても取り組みやすいのが魅力のダイエット方法ですね。

ですが、やり方を間違ってしまうと危険がともなうこともあるのです。そのため正しい方法を身につけなくてはいけません。

コルセットダイエットをする際に気をつけるべきデメリットを解説していきます。参考にしてください。

強く締め過ぎるのはNG!体の負担になります

コルセットダイエットで陥りがちな失敗が、強く締め過ぎてしまうことです。効果を出すために、最初からきつくお腹を絞ってしまうのですね。

これは体のためによくありません。お腹周りを強く圧迫すると、血行が悪くなり、リンパ腺が細くなって流れが悪くなったり冷え性になってしまいます。

それに、体を急にきつく締めるのは体にも心にも強いストレスになります。そのため長続きしなかったり、体調不良を起こしやすくなります。

また、内臓も圧迫されてしまいうまく働かなくなってしまいます。これは非常に危険な状態です。

コルセットダイエットを行うには、まず自分の体に合ったコルセットから始めましょう。医療用のゴムバンド式ならば、ちょっと苦しいな、という程度に留めます。

止めてしまうとリバウンドしやすい

コルセットを締めていると体が引き締まって、見た目には痩せたように見えます。しかし、コルセット自体には痩せる効果はありません。

そのため、コルセットをした状態で食事の量を減らし、その生活を定着させなくては意味がありません。あくまで補助的なダイエット方法なのです。

コルセットを付けることを止めてしまうと、お腹周りが急に楽になるので食事の量が増えてしまう場合があります。

リバウンドをしやすいのはそのためです。食べる量が減っていたところに急に摂取カロリーが増えるので、体は足らなかった分を補おうとして太ってしまうのです。

リバウンドについて知りたい方はコチラ。

コルセットに頼りすぎると筋力が衰える

コルセットには、姿勢を正して筋肉を鍛える効果があります。ですが、それはコルセットを正しく使用している場合です。

コルセットを意識して常によい姿勢をしていられたいいのですが、そうではなくてコルセットに体を預けてしまうとよくありません。

この状態は、筋肉ではなくコルセットが骨を支えていることになります。そのため、筋肉は休憩していることになり、結果筋力が衰えてしまうのです。

無理な締め付けは失敗の元!正しいサイズから始めましょう

コルセットダイエットには様々な効果がありましたが、同様にデメリットも多い方法といえます。

特に注意しなくてはならないのは、強く締めすぎることです。血管や内臓を圧迫してしまうので、ダイエットどころか病気のリスクすら出てきます。

安全にコルセットダイエットをするためには、最初から締めすぎないことが重要です。

また、コルセット以外でもくびれを作る方法はあります。

ウエストに集中して働きかける運動についてはこちらをチェック!

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