毛穴の状態とメイクの程度でクレンジングを変えよう!使用方法と選び方

クレンジングを見直している女性

毎日の毛穴ケアでは、日々の汚れをしっかり洗い流して汚れを溜めないことが一番大切です。中でもクレンジングは、メイク汚れや毛穴汚れを落とす重要な毛穴ケアのひとつ。

でも汚れをしっかり落とそうとして、うっかり力を入れてゴシゴシ洗ったりしていませんか?また、高価なクレンジングでも少量ずつケチケチ使ってしまっている場合は要注意。

どちらも間違ったクレンジングで毛穴を目立たせてしまっているかもしれません。正しいクレンジング方法と、自分に合うクレンジング料の選び方を紹介します。

ゴシゴシ洗いで黒ずみは悪化する!正しいクレンジング方法

毎日繰り返し行っているクレンジングですが、「正しいクレンジングができている!」と自信を持って言える人は少ないのではないでしょうか。

肌の汚れを落とすクレンジングは、毎日の毛穴ケアにおいてとても大切です。正しいクレンジング方法をチェックして、日々のお手入れを見直してみてくださいね。

Tゾーンから優しく洗おう。正しいクレンジングの手順

正しいクレンジングの手順は次の通りです。

  1. ポイントメイクはポイントメイク用のリムーバーで落としておく
  2. クレンジング料をTゾーンから優しくなじませる
  3. ぬるま湯ですすぐ

まず、目元や口元の落ちにくいメイクは、リムーバーで落としておきましょう。落としにくいメイクを先に落としておくことで、顔全体をクレンジングする際にゴシゴシ洗いを防ぐことができ、毛穴にメイク汚れが残りにくくなります。

次に、クレンジング料は皮脂の多いTゾーン(額や鼻)からなじませ、その後頬や顎に伸ばしていきましょう。肌への負担を抑えて、効率よく汚れを落とすことができますよ。

クレンジングは、指の腹を使って優しくなじませましょう。顔の皮膚はとても薄く、強くこすると肌荒れや乾燥の原因になってしまいます。

最後は、ぬるま湯で優しく洗い流しましょう。水では皮脂が流れ落ちず、逆に熱いお湯だと必要な皮脂まで流されてしまいます。25~32度のぬるま湯なら、必要な皮脂を残して汚れだけ流してくれますよ。

クレンジングはケチっちゃダメ!クレンジングのポイント

クレンジング料は十分な量を使っていますか?つい、もったいないと思って少しずつ使ってしまいがちですが、少量だと肌の上で伸ばしにくくなりゴシゴシ洗いにつながります。

肌をこすることで刺激を加えてしまうと、肌荒れや乾燥の原因に。

また、少量だと汚れも落ちづらくなるので、落としきれなかった汚れや皮脂が原因で角栓になってしまうこともあるんです。

クレンジング料は肌になじませやすいくらいの、充分な量を使いましょう。目安はジェルやクリームタイプのものでさくらんぼ1粒くらいの大きさです。

2つ目のポイントは、清潔な手でクレンジングするということです。せっかく汚れを洗い流すのに、手が汚れていては意味がありません。

手には多くの雑菌が付いており、その汚れも肌にとっては刺激になってしまいます。クレンジングは清潔な手で行うようにしましょう。

メイクと毛穴の状態で変えよう!肌に合うクレンジングの選び方

毎日使うクレンジング料が同じだという人は多いと思いますが、その日のメイクや肌の状態によってクレンジング料を変えた方が、お肌や毛穴に良いんです。

自分の肌に合ったクレンジング料の選び方を紹介します。

知っておきたいクレンジングの種類と特徴

クレンジングにはたくさんのタイプがあり、それぞれ洗浄力の強さなど特徴が異なります。自分に合うクレンジングを選ぶためにも違いを知っておくと良いですよ。

主なクレンジングの種類と特徴を表にまとめました。

   洗浄力 肌への負担
クレンジングオイル 大きい
クレンジングリキッド 大きい
クレンジングジェル 少ない
クレンジングクリーム
クレンジングミルク
少ない

オイルやリキッドのクレンジングは、洗浄力が強くメイク馴染みも早いのでゴシゴシ洗いを防ぐことができます。ただ、洗浄力が強いのは肌への刺激が強い界面活性剤が多く含まれているため。敏感肌の場合は避けた方がよいタイプです。

ジェルタイプはオイルやリキッドタイプに比べて洗浄力はやや劣りますが、クレンジング後に洗顔をすれば十分肌の汚れは落ちます。敏感肌の場合でも安心して使えますよ。

最後にクリームやミルクタイプは油分が多く含まれており、摩擦による刺激が軽減されるため最も肌に優しいです。ただ、その分洗浄力は弱めなので汚れが残りやすく、毛穴の悩みは解消しづらいと言えます。

クリームとミルクで比べると、ミルクの方が洗浄力は弱め。濃いメイクだと洗い残しが心配です。

その日のメイクの濃さでクレンジングを選ぼう

しっかりとメイクを落としながら肌への負担を最小限にするためには、メイクの濃さでクレンジング料を選ぶことが大切です。

ウォータープルーフのコスメでしっかりメイクした日には、洗浄力の強いものできちんとメイクを落とすべきですが、ナチュラルメイクの日に同じものを使うと肌へ負担をかけてしまいます。

日によってメイクの濃さが違う場合は、下の表を参考にその日のメイクに合わせてクレンジング料を変えましょう。

メイクの濃さ 使用コスメの例 おすすめクレンジング
濃い ・ウォータープルーフのもの
・リキッドファンデーション
・クレンジングオイル
・クレンジングリキッド
普通 ・パウダーファンデーション ・クレンジングジェル
・クレンジングクリーム
薄い ・フェイスパウダー
・おしろい
・クレンジングミルク

毛穴トラブル別おすすめクレンジング

毛穴の悩みごとに、効果があるクレンジング料も変わってきます。

  • 黒ずみ毛穴、角栓…クレンジングオイル
  • 開き毛穴、たるみ毛穴…クレンジングクリーム、ミルク

黒ずみや角栓といった頑固な皮脂汚れを浮かせて落とすのは、クレンジングオイルの得意技。なかなか消えない毛穴の汚れで悩んでいる場合は、クレンジングオイルを使いましょう。

ただしクレンジングオイルは肌への刺激も大きいので、使う際には優しく肌になじませて、短時間で洗い流すようにしてくださいね。

乾燥が主な原因の開き毛穴やたるみ毛穴で悩んでいる場合は、低刺激のクレンジングクリームやミルクを使いましょう。クレンジングクリームやミルクには油分が多く含まれているため、保湿力が高く乾燥を防ぐことができます。

開き毛穴やたるみ毛穴が気になるけど、普段は濃いメイクをしていてオイルですっきり落としたいという人もいますよね。

その場合は、お休みの日などナチュラルメイクの日だけでもクレンジングクリームやミルクを使って、お肌を休ませてあげましょう。

クレンジングを選ぶ際にチェックしたい2つのポイント

クレンジング料を選ぶとき、オイルやクリームといったクレンジング料のタイプで選ぶことはとても重要です。それに加えて、配合成分など他にもチェックしたいポイントがあるので紹介します。

合成界面活性剤は刺激が強い!肌への負担は最小限にしよう

クレンジング料には界面活性剤という成分が含まれていることがほとんどです。

界面活性剤には洗浄力が高くなるというメリットがありますが、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまったり、肌への刺激が強いというデメリットがあります。

肌への刺激は色素沈着や肌荒れの原因になるので、できるだけ肌に負担をかけずに汚れを落とすことが重要です。

とはいえ、低刺激のクレンジングで極端に洗浄力を下げてしまうと、今度は洗い残しが生じたり、ついゴシゴシと肌をこすって刺激を与えてしまう原因にも。なので、界面活性剤が含まれているものが一概にNGだとは言えません。

ただ、界面活性剤の中にも合成界面活性剤と自然界に存在する界面活性剤があり、後者の方が肌への刺激が低いと言われています。

  • 合成界面活性剤…ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウムなど
  • 自然界に存在する界面活性剤…レシチン、サポニンなど

クレンジング料を選ぶ際にはこれらの成分が含まれているのかチェックして、できるだけ合成界面活性剤は避けましょう。

乾燥肌や敏感肌にはW洗顔不要のクレンジングがおすすめ

最近よく見かける「W洗顔不要のクレンジング」は、皮脂量の少ない乾燥肌や敏感肌の人にはおすすめです。

肌を洗いすぎると乾燥したり、皮脂が過剰に分泌されて、毛穴汚れや毛穴の開きにつながってしまいます。

W洗顔不要のクレンジングなら洗いすぎを防ぎ、肌の乾燥や皮脂を抑えて毛穴トラブルも予防することができるんです。

W洗顔不要のクレンジングには、1度でしっかり汚れが落ちるように毛穴汚れを落とす成分が豊富に含まれています。さらに保湿成分も多く含まれているため、しっかり汚れを落としながら、肌の潤いも保持できますよ。ぜひ一度試してみてくださいね。

毛穴ケアにおすすめのクレンジング料3つ

毛穴ケアができると人気のクレンジング料を3つ紹介します。W洗顔不要のものや、無添加で安心なもの、肌に乗せると温かく感じるホットクレンジングなど特徴のあるものをまとめました。

ぜひチェックして試してみてくださいね。

スキンクリアクレンズオイルアロマタイプならW洗顔不要

アテニアのスキンクリア クレンズ オイル アロマタイプはアルガンオイルやロックローズオイルといった植物性オイルで毛穴汚れや角栓を浮かせて落とすことができます。

さらにロックローズオイルには、メラニンや血行不良でできたくすみの元を洗い流してくれるという嬉しい特徴も。

クレンジングでメイクを落とすだけでなく、W洗顔不要でくすみも予防できる優れものですよ。

≪口コミ≫

  • 角質が落ちている感じがして、肌の透明感が出てきた
  • 敏感肌でも使用後つっぱり感もなく、安心して使えている
  • ブランド名:アテニア
  • 価格:1,700円(税抜)/175ml

低刺激で肌に優しい無添加メイク落としオイル

無添加メイク落としオイルは牛乳石鹸で有名なカウブランドのクレンジング料です。

オイルタイプのクレンジングですが、防腐剤や香料は無添加なうえ、保湿成分のセラミドが配合されていてお肌に優しく、しっとりと洗い上げます。

≪口コミ≫

  • 肌になじませるとすぐにメイクが浮いてくる
  • 洗いあがりはお肌がしっとりする
  • ブランド名:カウブランド
  • 価格:880円(税抜)/150ml

ホットクレンジングゲルなら角質を柔らかくして落とせる

マナラのホットクレンジングゲルは、肌に乗せるとじんわり温かく感じるのが特徴のクレンジング料です。

肌になじませれば角質を柔らかくしてくれるので、硬く詰まった毛穴汚れもきれいに落としてくれますよ。

また、ヒアルロン酸やコラーゲンといった保湿成分も含まれているため、肌のうるおいを守りしっとり洗い上げることができます。W洗顔不要で低刺激な点も、どんな肌質の人にとっても嬉しいポイントですね。

≪口コミ≫

  • 鼻の毛穴に汚れが詰まらなくなった
  • 使用後は毛穴汚れがすっきりしています
  • ブランド名:マナラ
  • 価格:3,800円(税抜)/200g

クレンジングは洗浄力と肌への刺激のバランスを考えて選ぼう

クレンジング選びで大切なことは、その日のメイクを十分に落とせる洗浄力と、肌に与える負担とのバランスを考えることです。

肌への刺激を少なくしても、洗浄力が極端に低くなればクレンジングの意味がありませんし、洗浄力が強すぎて肌を痛めても意味がありませんよね。

毎日同じクレンジング料を使っている人が多いと思いますが、毛穴レスの肌のためには、その日のメイクの濃さや、毛穴と肌の状態によって柔軟にクレンジング料を変えるようにしましょう。

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