朝すぐに顔のむくみをとる方法!お出かけ前にできる4つのワザ

顔のむくみをとるために白湯を飲んでいる女性

大事な予定がある日の朝、寝起きの顔がパンパンにむくんでいて困った!という経験はありませんか?

自己流で解決しようと思っても、なかなかうまくいかないものです。ポイントを押え、お出かけ前に顔のむくみをスッキリさせましょう。

この記事では、朝すぐに顔のむくみをとる4つの方法をご紹介します。普段から顔がむくみやすい人も、いざという時に役に立つこと間違いなしです。

1.目覚め1杯の白湯:デトックス効果でむくみ解消

朝イチの顔のむくみをとるには、寝起きに1杯の白湯を飲むのがおすすめです。白湯は
一度沸騰させて少し冷ましたお湯のことで、胃腸に負担がかかりにくい飲み物です。

アーユルヴェーダ認定医の蓮村誠氏は、「白湯を飲む事で胃腸の働きがよくなり、老廃物の排出が促される」とし、白湯による健康法を広めています。

起きてすぐ飲む白湯が、むくんだ顔に効く理由

寝起きの体は、私達が想像する以上に乾いています。白湯は、冷たい飲み物やコーヒー・紅茶などよりも体に吸収されやすいという性質があります。

朝起きてすぐに白湯を飲むと、内臓に負担をかけずに、寝ている間に失った水分を補うことができます。
白湯を飲むメリット
  • 内臓を温めることで、内臓の働きが活発になる
  • 内臓の機能が高まることで、老廃物の排泄が促される
  • 内臓が温まると体全身が温まり、血液やリンパの流れがよくなる

白湯を飲むことで、からだの代謝が良くなって余分な水分や老廃物が排出されるので、むくみを解消することができます。

その他にも、白湯を飲むと「便秘解消」「美肌効果」「冷え症改善」「ダイエット」などの嬉しい効果を期待することができます。

白湯の作り方・飲み方

では、白湯の作り方をご紹介します。お湯をしっかり沸騰させるのは、アーユルヴェーダで「火」や「風」の性質を取り込むため、と考えられています。

  1. やかんでお湯を沸かす。
  2. 沸騰したらフタを外し、10~20分ほどグラグラと沸騰させる。
  3. 火を消して少し冷ます。(目安は50~60度)
  4. ゆっくりと時間をかけて、体にじっくり吸収させるように飲む。
  5. お好みで生姜や塩、はちみつ、レモンを少し加えてもOK。

冷ましすぎると、内臓を温める効果が低くなるので注意しましょう。少し熱いけど飲めるなーという程度の温度が白湯の適温です。

量はだいたいカップ一杯(200㎖)を目安に。飲み過ぎるとむくみの悪化など逆効果になってしまいます。

なお、朝、お湯を沸かす時間が無い場合には、寝る前に十分に沸騰させたお湯を保温性のポットに入れておくと、起きてすぐに飲む事ができます。

2.温冷パック:温度差で血液・リンパの流れを整える

顔全体を温める→冷やすを数回繰り返すことで、血液とリンパの流れを整え、顔のむくみをスッキリさせることができます。

タオルを使った一般的な方法と、タオルを使わなくてもできる方法をご紹介します。

2枚のタオルでスッキリ!温冷パックの方法

  1. タオルを2枚準備。
  2. 1枚は冷水(夏場は氷水)につけて「冷」タオルにする。
  3. もう1枚はお湯につけるか、電子レンジで温めて、「温」タオルにする。
  4. 「冷」タオルと「温」タオルを20秒ずつ交互にあてる(3セット)

タオルの温度がぬるく感じてきたら、再度冷やしたり温めたりして、2枚のタオルの温度差を保つようにしましょう。

また、温冷タオルの前後に首のマッサージやツボ押しなどを組み合わせると、さらに血流がアップするので効果的です。

タオルがなくてもOK!その他の方法

「冷」タオルと「温」タオルを用意するのが難しい場合には、冷水と温水を直接顔にあてる方法でもOKです。

あたたかいお湯を顔にあてて血のめぐりを良くした後に、冷水を当てて顔をひきしめるようにします。これを5~6回繰り返すことで、顔のむくみを取り除くことができます。

逆に、朝、ゆっくりと時間がある場合には、洗面器にお湯を張って足湯をするのもおすすめ。体全体が温まり、全身のめぐりがよくなります。

3. ストレッチやマッサージ、ツボ押しで血行促進

体を動かしたり、マッサージやツボ押しを取り入れることで、からだのめぐりがスムーズになり、むくみ取りに役立ちます。

体のストレッチ:首と肩をほぐして顔をスッキリ

寝起きの体は硬くかたまって、血液やリンパの流れも滞りがちです。体をゆっくり伸ばすことで全身の血行を促し、顔にたまった水分と老廃物を流しましょう

全身を流れるリンパは、最終的に鎖骨付近にたどり着き、静脈に流れていきます。ですから、首や肩のストレッチを念入りに行うと、顔のむくみに効果的です。
  • 背伸び・・・両手を組んで頭の上に伸ばす、足も遠くへ伸ばすように。
  • 首・・・ゆっくりぐるりと5周くらい回します、左右に傾けて首筋を伸ばします。
  • 肩・・・ゆっくり肩をまわし、肩甲骨や鎖骨をほぐします。

ただし、無理に動かすと体を痛めてしまう場合もあります。軽いストレッチで全身をほぐしていきましょう。

顔のストレッチ:表情筋をほぐして顔色もアップ

朝イチは、体だけでなく顔の筋肉も固まってしまっています。顔の血流をアップさせるためにも、顔にある表情筋を動かしてあげましょう。

表情筋を手軽に鍛える方法や効果についてはこちらもチェックしてみてくださいね。

以下は、メディアでも大活躍の顔ヨガ講師、間々田佳子さんがおすすめする2つのストレッチをご紹介します。
顔ほぐし&血流促進のストレッチ
顔全体の緊張をほぐし、血液やリンパの流れを活発にするストレッチです。

  1. 口すぼませて息を「シュー」っと吐きながら、顔のすべてのパーツを中心に寄せるようにして、顔をくちゃくちゃにします。
  2. 息を吐ききったら、今度は顔全体の力を抜いて、「ぱぁ~」っと外側へ広げるイメージで見開きます。

【イラスト化画像 3-1】
【イラスト化画像 3-2】
https://allabout.co.jp/gm/gc/411592/

1と2を何度か繰り返すと、顔全体が温かくなり、むくみがスッキリします。顔色もよくなり、鏡に映る顔がハツラツとします。

内臓機能を活性化させるストレッチ
舌の筋肉を使うことで内臓を刺激し、内臓の機能を活発にすることができるストレッチです。

  1. 正面を向き、目線を下げないようにして、舌を下方向に思いっきり出します。
  2. このとき、口角をなるべく上げ、息を「はぁーっ」としっかり吐ききります。
  3. 息を吐ききったら、鼻から息を吸いながら、舌を戻します。
  4. 3~5回ほど繰り返します。

【イラスト化画像3-3】
https://maquia.hpplus.jp/topics/account/news/skincare/MIIQQ4E

口角を上げたまま舌を長く出すと、のどの奥にある筋肉を使っているなーという感覚があります。舌を長く出そうとして、頭が下に下がらないように注意しましょう。

マッサージ・ツボ押し:リンパや血流の詰まりを流す

顔の血行やリンパの流れを活発にする方法として、マッサージやツボ押しも効果的です。

リンパマッサージ
首~耳・肩・後頭部を手の平で優しくさすると、リンパの流れがよくなり、顔にたまった余分な水分や老廃物をスッキリと流すことができます。

コツは、リンパ管や筋肉の流れに沿ってさすり、鎖骨に向かって流すこと。リンパの出口となる鎖骨周辺の詰まりを無くすことで、顔のリンパの流れを改善します。

マッサージを行うときは、肌への摩擦を防いで滑りをよくするように、クリームや乳液を塗っておきましょう。

ツボ押し
東洋医学で美容や健康に効果があると考えられているツボ押し。ツボを押すことで、血液の流れがよくなり、様々な効果を得ることができます。

顔のむくみに効くツボは沢山ありますので、ストレッチやマッサージと組み合わせて取り入れるのがおすすめです。

4.美顔器・ローラー:むくみ解消+αの美容効果

自分の手でマッサージするよりも、より短時間で高い美容効果を得たい場合には、美顔器やローラーを使うのがよいでしょう。

顔の余分な水分や老廃物を排出する作用のある美容機器なら、滞ったリンパや血液の流れを改善し、顔のむくみを解消する働きをしてくれます。

顔のむくみ対策で美顔器を選ぶなら、「マッサージ機能」や「肌代謝アップ機能」がある美顔器がおすすめです。

マッサージ機能 ・超音波や電気などで肌表面に振動を与えるタイプ
・ローラー美顔器
肌代謝アップ機能 ・温冷機能が付いたスチーム美顔器
・RF(ラジオ波)で温熱効果がある美顔器

美顔器は1回5~10分程度の使用で、高い美容効果を発揮してくれます。使用の際には各商品の説明をよく読み、肌に負担のない範囲で使うようにしましょう。

むくみに効果が期待できるローラー美顔器などについて載っています。

ワザの組み合わせで相乗効果を期待

ここまで、朝イチに顔のむくみを取る4つの方法をご紹介しましたが、「忙しい朝に全部やるのは無理!」という方もいると思います。

そんな方は、まず2つを選んでみましょう。例えば、白湯のお湯を沸かしている間に、ストレッチやマッサージを行えば、かなり時間を短縮することができます。

1つだけ行うよりも、4つの方法の中から2つ以上を組み合わせることで、相乗効果を期待することができます。ぜひ試してみてください。

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