気になる真皮しわ対策の鍵はコラーゲン!取り入れ方を間違えないで
皮膚の奥、真皮に刻み込まれた深いしわを「真皮しわ」と言います。加齢と共に徐々に表れるもので、「加齢しわ」と呼ばれることもあります。
真皮しわを改善し、消すためのキーワードは「コラーゲン」です。
コラーゲンは皮膚の中でどんな役割を果たしていて、どのように体内に取り込むのが効果的なのでしょうか。真皮しわ対策としてオススメのコラーゲン利用法を紹介します。
Contents
真皮の中で働くコラーゲンは、年齢と共に徐々に減少
真皮じわ対策にコラーゲンがオススメされるのは、真皮の中でハリや弾力を保つコラーゲンが、加齢と共に徐々に減少してしまうためです。
プルプルのゼリーを押しても、その表面にしわが残ることはありません。しかし水分や弾力が失われ、粘土のような状態になってしまうと、ちょっとした刺激もすぐにしわになってしまいます。
加齢と共に、皮膚の状態は徐々に後者に近付いていってしまうからこそ、「体内のコラーゲンを増やし、しわに強い状態を取り戻そう!」というわけです。
コラーゲンは、サプリメントやドリンク、化粧品や美容クリニックで使われる施術用アイテムにも含まれています。
「どれでも良いから、ただやみくもに摂取すれば真皮しわ対策になる!」というわけではないので注意が必要です。
関連記事:真皮しわ改善には保湿だけじゃダメ!真皮しわの原因と消すためのコツ
コラーゲンは「浸透させる」のではなく「作り出す」!
真皮の内部のコラーゲンをケアしたいとき、多くの人が思い浮かべるのが「スキンケアアイテムを使い、コラーゲンを増やす」という方法でしょう。
しかし、コラーゲンそのものが配合されたアイテムを選んでも、真皮しわ対策としてはあまり効果が期待できないので注意する必要があります。
その理由は、コラーゲンの分子が大きいためです。化粧品に配合された成分を肌に乗せても、真皮にまで浸透していくことはありません。
表皮の保湿効果は期待できても、真皮しわを根本から解決するための方法にはならないのです。
「作り出す能力」を強化する成分を選ぼう!
真皮しわ対策に良いスキンケアアイテムを選ぶコツは、「コラーゲンを浸透させる」のではなく「体内のコラーゲン生産システムを強化する」と考えることです。
真皮の中には皮膚の弾力やハリを保つため、コラーゲンやエラスチンを生成するための細胞「線維芽細胞」が存在しています。
この細胞を活性化させる成分を、基礎化粧品で上手に取り入れることができれば、体内のコラーゲン生成量は徐々にアップしていきます。
しつこい真皮しわに対して、内面からアプローチできるでしょう。
線維芽細胞に働きかける成分としては、以下のようなものが当てはまります。
- ビタミンC誘導体
- グロースファクター
- レチノール
それぞれの特徴、そして配合量をチェックした上で、自分の肌に合うアイテムを利用してみてください。
関連記事:真皮しわのケア用化粧品、注目成分7つ!注意点からオススメ品まで
美容クリニックでの施術…コラーゲンを直接浸透!
長い年月の中で蓄積されたダメージが原因である、真皮しわ。セルフケアでできるケアには、限界があります。
こんなときには、美容クリニックで「コラーゲン」に関する施術を受けるのもオススメの方法です。
美容クリニックで受けられる「コラーゲン」にまつわる施術には、いくつか種類がありますから、自分にとってメリットの大きいものを選択しましょう。
- コラーゲンリフト
- コラーゲン注入
それぞれの特徴や、メリット・デメリットを紹介していきます。
手軽に真皮しわ対策ができる「コラーゲンリフト」
コラーゲンリフトは、特殊な糸を皮膚の中に挿入することで、真皮内の細胞を刺激する施術となります。
これにより、線維芽細胞が刺激されコラーゲン生成量がアップ。気になる部位の真皮しわも、目立たなくなります。
コラーゲンリフトのメリットは、以下のとおりです。
- ダウンタイムが少ない(当日すぐにメイクも可能)
- 肌の代謝がアップし、美容効果を高めてくれる
- 効果が実感しやすい
- 痛みが少ない
反対に、「半年から一年ほどで、効果が実感できなくなってしまう」というデメリットもあります。
費用の目安は、10万円から20万円ほど。確かな技術を持つクリニックで施術を受けるようにしましょう。
部分的なケアも可能な「コラーゲン注入」
こちらは、コラーゲンそのものを、直接肌の奥にまで届ける施術内容となります。注入する部位を細かく設定することで、部分的なケアも可能になっています。
コラーゲンを直接注入すれば、その分肌のハリや弾力はアップします。コラーゲンが減っている部分をすぐにケアできますから、時間をおかずに効果を実感しやすいという特徴があります。
コラーゲン注入のメリットは、以下のとおりです。
- 施術時間が約10分と短く、麻酔も不要
- 気になる部位に対して、すぐに作用してくれる
一方でデメリットは以下のとおりです。
- アレルギー反応で、注射できない人もいる
- 効果が持続するのは3ヶ月~6ヶ月と短い
- 医師の腕によっては、顔にデコボコが生じてしまう
気になる費用は、部位によっても異なりますが、6万円から10万円程度です。価格だけではなく、これまでの実績にも目を向けて選択するのがオススメです。
しわ改善に積極的に取り組むクリニックに相談することで、ピッタリの方法も見えてくるでしょう。
コラーゲンは食べても無駄…しわ対策には効果低
コラーゲンで真皮しわのケアを検討したときに気になるのが、
- コラーゲンサプリメント
- コラーゲンドリンク
- コラーゲンを豊富に含む食品の摂取
など、コラーゲンを経口摂取する方法です。しかし残念ながら、真皮しわへの対策としてはあまり効果が期待できません。
コラーゲンを体内に摂取すると、消化の段階で「アミノ酸」へと変化します。
このアミノ酸は、筋肉や骨、そして皮膚など、必要に応じて体内のあらゆるところで利用されてしまいます。
つまりは、「お肌のため」と思って摂取したコラーゲンも、そのほとんどは「皮膚とは直接関係しない部位」に使われてしまうということ。
真皮しわ対策としてコラーゲンを経口摂取することは、残念ながら非効率的です。その他の手段で、肌に直接作用するものを選択した方が良いでしょう。
まずは化粧品でのスキンケア、ダメならクリニックを検討!
鏡を見るたびに、「このしわさえなければ…」とため息をつくのは、あまりにももったいないことです。自分のペースで、少しずつ改善を目指していきましょう。
コツコツと努力を重ねれば、しつこい真皮しわであっても、改善することは可能です。
とはいえ、セルフケアの結果に個人差があるのも事実。数か月頑張ってみてあまり効果が見られないときには、美容クリニックでの施術を検討してみるのも良いでしょう。
少し費用はかかりますが、素早く「理想の自分」に近付けるはずです。
自分にとって、よりストレスが少ない「コラーゲン摂取方法」を検討し、実践することがツルツル素肌に近付くための鍵となります。
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