真皮しわ改善には保湿だけじゃダメ!真皮しわの原因と消すためのコツ

加齢と共に現れ始めるのが「しわ」です。女性の見た目年齢をアップさせるポイントですから、「なんとかして改善したい!」と思う方も多いことでしょう。

肌の深いところにある真皮に刻まれた「真皮じわ」は、いったいどのように改善していけば良いのでしょうか。

真皮じわ改善のポイントや、消すときにオススメの成分について紹介していきます。

真皮じわ改善のために、しわ発生の仕組みを知ろう!

加齢じわとも呼ばれる真皮じわは、年齢を重ねると共に目元や口元、そして額などで目立ってきます。

「しわができて、一気に老け込んでしまった」と感じるときの「しわ」は、この真皮じわであることも多いもの。

乾燥が主な原因で作られる「ちりめんじわ」とは、発生メカニズムが異なっており、当然ケア方法も異なってきます。

真皮じわ改善のために、まずは真皮じわがどのように作られてしまうのか、頭に入れておきましょう。

関連記事:ちりめんじわは早期の対策が鍵!具体的な症状と実践したい対処法

真皮じわは線維芽細胞が衰えから引き起こされる!

人間の皮膚の内部は「表皮」「真皮」「皮下組織」という三つの層から成り立っています。この中で、最も多いのが「真皮」と呼ばれる部分です。

この「真皮」には、コラーゲンの繊維が網目のように張り巡らされています。またこのコラーゲン線維を繋ぎとめる役割を果たしているのが、エラスチンです。

両者の代謝に関わる線維芽細胞と共に、真皮の中で皮膚の弾力やハリを生み出しています。

若い頃は、真皮に含まれるコラーゲンやエラスチンは非常に豊富。また線維細胞の働きも活発ですから、たとえ傷ついたところで、次々と新しいものが生み出されていきます。

しかしこの働きは、永遠に続くものではありません。真皮に含まれるコラーゲンやエラスチンの量は、徐々に減少してしまいます。

また皮膚の内部の線維芽細胞が加齢によって衰えることで、新しいコラーゲンやエラスチンを生み出す能力までもが低下してしまうのです。

乾燥や表情のクセによって作られた「浅いしわ」は、若い時期にはできてもすぐに戻ります。

しかし真皮に含まれるコラーゲンやエラスチンが少なくなると、肌の弾力が失われ、折り目が元に戻らなくなってしまうのです。

元に戻らなくなり、そのまま皮膚の表面に定着してしまったのが真皮じわなのです。

真皮じわに注意が必要なのは40代以降!

細胞の衰えや外部からの刺激が原因で、徐々に深刻化していく真皮じわのトラブルですが、40代を迎えたら特に注意する必要があります。

この時期になると、真皮に含まれるコラーゲン量は徐々に減少し始めます。これまでと同じケアをしているだけでは、しわが深くなってしまう可能性も高いのです。

真皮じわ改善のポイントはコラーゲンの強化!

真皮の中のコラーゲンやエラスチンが減少することで作られる真皮じわだからこそ、元から改善しようと思ったときには、体内のコラーゲン生成を強化する必要があります。

そのために実践したい具体的な対策は以下のとおりです。

  • 紫外線対策をして、コラーゲンを守る
  • 体内のコラーゲン生成をサポートできる成分を取り入れる
  • 保湿ケアで肌のバリア機能を高める

それぞれを解説していきます。

まずは「現在の肌」を守ることから!

残念ながら人間の肌は、加齢と共に徐々に衰えていってしまうもの。

これから先のことを考えるなら、まずは「これ以上コラーゲンを破壊させない」ことからスタートしましょう。

紫外線は、肌を老化させる根本的な原因の一つだと言われています。紫外線には、以下の二つの働きがあり、肌の老化を促してしまいます。

  • 真皮にまで到達し、線維芽細胞にダメージを与える
  • 活性酸素を発生させ、コラーゲンの分解酵素を放出する

つまり紫外線は、コラーゲンそのものを破壊しながら、新たに生み出すためのシステムにもダメージを与えてしまうということ。

紫外線から皮膚を守ることで、「真皮内に今あるコラーゲン」と「代謝システム」を長く維持し続けられます。

さらに、保湿ケアも重要なポイントとなります。

保湿したからといって、すぐに真皮じわが改善されるわけではありません。しかし、皮膚のバリア機能を高めるためには、肌の潤いをキープすることが大切です。

あらゆる刺激から肌を守り、これ以上トラブルを深刻化させないためにも、

  • 保湿ケア用化粧水
  • 乳液
  • クリーム
  • 美容液

などのスキンケアアイテムを、上手に活用してみてください。

コラーゲン強化には化粧品を使おう

体内のコラーゲンを強化するためには、真皮じわに良いとされる成分が含まれる化粧品を、上手に活用するのがオススメです。

積極的に利用したいのは、以下の成分が配合されている商品です。

  • ビタミンC誘導体
  • グロースファクター(成長因子)
  • レチノール

これらの成分は、皮膚の奥深くにまで浸透して、コラーゲン生成や細胞治癒に役立ってくれます。

「コラーゲンが足りないなら、コラーゲンが配合されている化粧品を選べば良いのでは?」と思いがちですが、これはあまり意味がありません。

コラーゲンの分子は大きく、肌の奥にまで浸透させられないためです。コラーゲンを生成する細胞を活性化するシステムの方に、目を向けていきましょう。

関連記事:真皮しわのケア用化粧品、注目成分7つ!注意点からオススメ品まで

関連記事:気になる真皮しわ対策の鍵はコラーゲン!取り入れ方を間違えないで

真皮じわが消えないときには、美容クリニックを頼ろう

真皮じわは、長い年月の中で積み重なって作られたもの。スキンケアアイテムを使ってケアをしても、思うような効果が得られないこともあります。

化粧品でできるケアには限界がありますから、これも当然だと言えるでしょう。

このような場合には、美容クリニックでの治療を検討してみるのがオススメです。コラーゲンやヒアルロン酸などを、直接真皮に浸透させる施術が可能なので、素早く、そして効果的に真皮じわを改善できます。

しわの治療を得意とするクリニックを探してみると良いでしょう。

生活習慣の見直しと共に、真皮じわを改善していきましょう

真皮じわを消すために必要なのは、体内のコラーゲンをサポートすることです。そのための対策を、多方面からおこなってみてください。

化粧品やセルフケアですぐに効果を実感することは難しいかもしれませんが、根気強く頑張ることで、徐々にしわを薄くできる可能性があります。

スキンケアと共に、細胞をサポートするために生活習慣を整えることも大切です。質の高い睡眠やバランスの良い食生活と共に、努力を継続していきましょう。

コメントする