化粧品で顔のしわを消す!気になるしわの種類と有効な成分合ってる?

シワに効く!と謳った化粧水を使っているのに、全然効かない…。やはり年だから仕方ない…と諦めている方はいらっしゃいませんか?

実はシワにはいくつかの種類があり、その種類ごとに効く化粧品成分が違うのです。

お使いの化粧品が、治したいシワに合っていないのかもしれません。

最も有効な化粧品を選ぶために、シワの種類と合う化粧品成分を知ってくださいね!

シワの進行度が大事!深さをよく見て!

基礎化粧品を選ぶコツは、シワの進行度を見極めること!シワの状態によって有効な成分が異なるからです。

ご自分が気になるしわは、以下のどちらのタイプでしょうか!

浅いシワ(ちりめんジワ)
表皮にできた浅いシワで、目元・口元にできやすいです。主な原因は保湿不足や紫外線による乾燥です。
深いシワ(真皮ジワ・表情ジワ)
真皮まで刻まれた深いシワで、眉間やおでこ・頬にできやすいです。加齢による真皮のコラーゲンの減少、笑ったり顔をしかめるなどの表情の癖、生活習慣の乱れ等が原因です。

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出典:https://b-style.online/?p=1734
出典:http://b-steady.com/wrinkle-under-eyes-649

浅いか深いか見分けられない場合は、浅いシワ用の対策をしてみて、効かなければ深いシワになっていると判断しましょう。

浅いシワには乾燥対策を!保湿を最優先に!

それぞれのシワは、どのような化粧品成分を与えればいいのでしょうか?

浅いシワの主な原因は乾燥のため、保湿が一番有効です。高い保湿効果のある化粧品を選びましょう。

中でも有効な保湿成分は「セラミド」「ヒアルロン酸」「NMF」です。

高保湿なセラミド!ぜひ取り入れて!

セラミドは、保湿成分の中でも特に高保湿といわれています。セラミドは元々肌の奥で作られ、肌内部にある角層細胞のすき間を満たし、細胞や水分をつないでいます。

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出典:https://www.kao.co.jp/curel/curelceramide/ceramide/

セラミドで満たされた肌は潤い、乾燥などの外部刺激から肌を守る「バリア機能」が高まります。浅いシワの大敵である「乾燥」に打ち勝てますね!

化粧品の成分表示では、以下のような名称で記載されています。

  • セラミドEOP(セラミド1)
  • セラミドNS(セラミド2)
  • セラミドNG(セラミド2)
  • セラミドNP(セラミド3)
  • セラミドAP(セラミド6Ⅱ)
  • ビオセラミド
  • セレブロシド
  • 植物性セラミド
中でも「セラミド1」など数字がつく「ヒト型セラミド」は、肌なじみが良くおすすめです。

セラミドが含まれる人気の商品です。

  • エトヴォス「モイスチャーライン」
  • ヒフミド「エッセンスローション」
  • アヤナス「ローション コンセントレート」
  • アスタリフト 「ジェリーアクアリスタ」

ヒアルロン酸も保湿力が高い!

ヒアルロン酸は真皮で細胞と細胞の間に存在し、水分の保持や細胞を守っています。

セラミドに次ぐ保湿力とも言われ、肌のバリア機能の回復にも関わる大切な成分です。保湿対策には欠かせません。

化粧品の成分表示では、以下のような名称で記載されています。

  • アセチルヒアルロン酸
  • 加水分解ヒアルロン酸
  • ヒアルロン酸Na

ヒアルロン酸が含まれる、人気の化粧品です。

  • オルビス モイストアップローション
  • アクセーヌ モイストバランス ローション
  • エトヴォス モイスチャライジングローション
  • 肌ラボ 極潤ヒアルロン液

深いシワは、保湿力にコラーゲン等を補って!

真皮まで到達した深いシワは、保湿だけでは対策しきれません。

真皮部分を構成するコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸など、肌にハリや弾力をもたらす成分も取りましょう。

このシワに特に有効なのは「レチノール」「ビタミンC誘導体」「ナイアシン」です。

真皮部の成分が豊富なレチノール!

レチノールはビタミンAの一種で、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を増やす作用が強いです。

化粧品の成分表示では、以下のような名称で記載されています。

  • パルミチン酸レチノール
  • 酢酸レチノール
  • シラスフィアレチノール
  • ピュアレチノール
  • レチノイン酸トコフェリル

レチノールが含まれる人気の商品です。

  • ビーグレン QuSomeレチノA
  • 日本ライフ製薬 リフトクリーム
  • 資生堂 バイタルパーフェクション リンクルリフト ディープレチノホワイト4

体質によっては、肌がかさついたり赤くなる可能性があります。使用する際には必ずパッチテストをしましょう。

注意点としては、レチノールは使用時に日焼け対策が必須です。

なぜなら、レチノールをつけることで、肌のターンオーバーが活性化されるからです。新しい表皮は柔らかくて敏感になりやすく、紫外線の影響を強く受けてしまいます。

日焼け止めをこまめに塗る、就寝時のみ使用するなど、紫外線に気を付けましょう。

様々な肌トラブルに効く!ビタミンC誘導体

美肌効果の高さで有名なビタミンC。しかし、水や酸素・光に弱く酸化しやすい弱点があります。この欠点をカバーしたビタミンC成分が「ビタミンC誘導体」です。

真皮部分のコラーゲンを分解する酵素の働きを阻害したり、コラーゲンを合成させる力が強いです。

シワ以外にもシミ・毛穴の開き・ニキビにも効く点も魅力です。

化粧品の成分表示では、以下のような名称で記載されています。

  • アスコルビルリン酸Na(APS)
  • リン酸アスコルビルMg(APM)
  • アスコルビン酸グルコシド(AG)
  • パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)
  • イソステアリルアスコルビルリン酸2Na(APIS)
  • テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)

ビタミンC誘導体が含まれる、人気の化粧品です。

  • ビーエスコスメ パワーC美容液
  • チューンメーカーズ VC-6 ビタミンC誘導体
  • ロート製薬 メラノCC 薬用しみ 集中対策 美容液
  • ビーグレン QuSomeローション
  • 肌ラボ 白潤 プレミアムW美白美容液
体質によっては、肌刺激や乾燥を招くことがあります。使用前には必ずパッチテストをしてください。

肌に優しくターンオーバーを活性!ナイアシン

ナイアシン(ビタミンB3)は、ビタミンB群の一種で、コラーゲンを増やす働きがあります。肌の代謝を活性化させ肌のターンオーバーをもたらします。

レチノールやビタミンC誘導体に比べ、肌への刺激が少ないのもメリットです。成分表示では「ナイアシンアミド」という名称で表示されることもあります。

ナイアシンが含まれる、人気の化粧品です。

  • ドクターソワ モイストリフトプリュスセラム
  • シーボディ イデアアクトプラチナVCセラム
  • インペリアル HIN ビューティローション コンセントレート
  • サインズ アップ・リフター SK-II
  • ドクターY モイストバリアエッセンス

基礎化粧品の選び方と、その塗り方

上記をご覧いただいて、今愛用している基礎化粧品を見直してみましょう!

シワに効く成分があまり入っていないから、違う商品に変えようとお考えの方もいらっしゃいますよね?

そんな皆さんに、化粧品の選び方や使い方をご紹介します。ぜひ参考にしてください!

化粧品は、数回使っただけで効果を判断しないで!

探すときは化粧品の成分表記で、気になるシワに効く成分が上から何番目に記載されているかが大切です。

化粧品の成分表記は、配合量が多い順に記載する決まりがあります。

パッケージに「セラミド入り」と記載されていても、成分表記を見ると下のほうに書かれている…なんてこともあります。

また、新しい化粧品にトライするときは、少なくても6週以上は継続して使用してください。

店頭などで2回分ほどの試供品を貰うことがありますよね。しかし、この試供品を使っただけで「私のシワには効かなかった」と判断するのは早いです。

肌のターンオーバーは6週程かかります。この期間毎日続けないと、効果は判断できないのです。

試供品は湿疹などの肌トラブルが起きないかを確認するもので、化粧品の効果を確認するものではありません。

効果に納得できなければ、返金保証される商品もあります。うまく利用しながら、より合う商品を地道に探してくださいね!

化粧品は適正量を、洗顔後すぐつけて!

化粧品の成分の見直しと同様に、顔へのつけ方も大事です。

パッケージに使用量の目安が記載されていますね。基礎化粧品はこの目安量をつければ、肌は潤うように作られています。

一度に潤いを吸収できる量は限られており、大量にパシャパシャつけても浸透しきれません。

目安の使用量では満足できない場合、肌に合っていない可能性があります。より合う商品がないか、他を試してくださいね。

また、洗顔時に顔を強くこすると、ちりめんじわができやすくなります。そして洗顔後の肌からは潤いがどんどん蒸発しますので、すぐに化粧水を塗ってください。

お子さんの世話などですぐに化粧品をぬれない方は、オールインワンなどで一時的に保湿し、落ち着いてから基礎化粧品を塗りなおしましょう。

コットンよりも、直接手でつける方がお勧めです。コットンの繊維の刺激を受けず、直に触れるため肌トラブルを見つけやすくなりますよ。

【関連記事】顔のシワ、対策は洗顔・保湿・紫外線対策にあり!本当に正しくできている?

気になるシワに合う化粧品を探そう

シワにも種類があり、シワ毎に合う成分が異なります。

「シワに効く」「アンチエイジング」と記載されていても、ご自分の気になるシワにあまり適さない商品もあります。

シワ対策には、以下の点が大切です。

  • 気になるシワは浅いか、深いか
  • 自分のシワに合う成分が、基礎化粧品に含まれているか
  • シワに効く成分は、成分表示で上から何番目に記載されているか
  • 商品に記載されている使用量で、効果を得られるか

基礎化粧品はたくさんの商品が売られていますよね。きっと、より自分に合う商品があるはずです。地道に試して、良いものを選んでいきましょう!

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