手のシワを食べ物で改善!しわしわ手を招く食品と美肌効果がある食品

手のしわ改善に効果が期待できる食事をとっている女性

年とともに増える手のシワ。高機能なハンドクリームを使ったり、美容外科での治療を検討している方もいるかと思います。

手の美しさで重要なのはハンドケアだけではありません。普段の食生活も影響されています。

シワの予防や改善に役立つ食べ物、逆にシワの原因となる食べ物をご紹介します。美容グッズを駆使しても効果を感じられない方も、ぜひ参考にしてください。

シワ予防には、コラーゲンと睡眠・腸内環境を整える食品

手の美容に重要なのがコラーゲン。肌の弾力や潤いを維持する効果があります。食べ物から手肌にコラーゲンを補うことで、シワ予防や改善に繋がります。

また、ぐっすり眠ったり腸を整える事も美肌の保持に欠かせません。

  • コラーゲンを含む食品
  • コラーゲンの生成に必要な栄養素を含む食品
  • 睡眠・腸内環境を整える食品

をご紹介します。

コラーゲンをたくさん含む食品

コラーゲンをたくさん含む食品は以下です。

  • 牛筋
  • 鶏皮
  • 手羽先
  • 鮭の皮
  • うなぎの蒲焼き
  • フカヒレ
  • ゼリー
  • マシュマロ
  • グミ

鶏皮や手羽先はコラーゲンが豊富な一方で、脂質も多く含まれます。また、菓子類の摂りすぎは後述の「コラーゲンの糖化」の恐れもあります。

大量摂取するのではなく、適度な摂取を心掛けてください。

コラーゲンの生成に必要な栄養素を摂る

コラーゲンが含まれていない食材も、コラーゲンの生成を助ける栄養素が含まれていることがあります。

  • 鉄分(レバー・ひじきなど)
  • ビタミンC(いちご・キウイ・ブロッコリー・緑茶など)
  • オメガ3脂肪酸(鮭・マグロ・イワシなど)
  • イソフラボン(大豆製品など)
  • シリカ(キビ・ジャガイモ・小麦など)

鉄分はレバーやひじきの他にも魚、貝、大豆、緑黄色野菜、海藻など多くの食品に含まれます。

鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄があります。ヘム鉄はレバーや肉・魚などの動物性食品に、非ヘム鉄は海藻や大豆・野菜などの植物性食品に含まれています。

非ヘム鉄に比べ、ヘム鉄の方が吸収率が良いです。なお、非ヘム鉄はビタミンCや動物性たんぱく質と同時摂取することで、吸収率を上げられます。

ビタミンCはコラーゲン生成のほか、体内で老化の原因となる活性酸素の反応を抑えたり、シミやソバカスも予防できます。

柑橘類やイチゴなどの果物・野菜・芋類に多く含まれます。水に溶けやすく熱に弱い栄養素のため、生食だと効率よく摂取できます。

ビタミンCの難点は体内に摂り貯めができない事です。

毎日摂るようにしてください。

魚類に多く含まれるオメガ3脂肪酸は、鮭・マグロ・イワシなどの魚の他に亜麻仁油・エゴマ油・クルミ・緑黄色野菜にも含まれます。

人の体内では作られない栄養素ですので、食事やサプリメントからの摂取が大切です。

イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをし、女性の美しさや若々しさを保つ働きがあります。イソフラボン入りの化粧品も売られていますよね。

豆腐や豆乳、納豆などの大豆製品に多く含まれます。

和食を心掛けると摂取しやすいですよ。

シリカ(ケイ素)はコラーゲンの再生効果があります。ビタミンCと同様に体内で蓄積が難しいため、こまめな摂取が望ましいです。

含有量が多いキビは玄米に含まれています。白米を減らし玄米に変えるといいですよ。

抗酸化作用のある食品で、体内の活性酸素を減らそう

抗酸化作用のある食べ物も効果的です。シワの原因になる体内で発生した活性酸素に対抗します。

以下が、抗酸化作用の多い食べ物です。

  • 野菜(特にカボチャやニンジン、ナス、トマト)
  • 果物(特にバナナやブルーベリー、アサイー)
  • ナッツ類(特にアーモンド)
  • タンパク質
  • ポリフェノールを含む食品(ワイン・チョコレート・ココアなど)
後述しておりますが、アルコールやナッツ類の脂質は、摂りすぎるとシワの原因にもなります。適度に摂取してくださいね。

眠りの質や腸内環境を高める食材もお勧め!

シワの原因は生活習慣にも多く関わっています。睡眠不足や便秘は肌荒れの大敵です。

安眠には、「トリプトファン」というアミノ酸がお勧めです。眠りの質を高めるといわれています。

  • 大豆製品
  • 乳製品
  • ナッツ類
  • バナナ

便秘も肌トラブルになりがち!改善するには、食物繊維を多く含む食品や発酵食品がお勧めです。

【食物繊維を多く含む食べ物】

  • りんご
  • 玄米
  • 海藻
  • こんにゃく
  • ごぼう

【発酵食品】

  • 味噌
  • 納豆
  • キムチ
  • ヨーグルト

シワを招いてしまう食べ物や食生活

摂りすぎるとシワの原因になる食品もあります。日頃お手入れを頑張っていても、台無しになってしまうかもしれません。

以下にてご紹介します。

脂質を多く含む食品!揚げ物や菓子・ナッツなど

脂質はエネルギーになる大拙な栄養素ですが、摂りすぎると体内で脂肪分が酸化されます。その結果、美肌の保持や老化予防に大切な抗酸化物質を消費してしまいます。

脂質が多く含まれる食品の一例は以下です。

  • 揚げ物
  • マヨネーズ
  • ドレッシング
  • マーガリン
  • スナック菓子
  • 焼菓子
  • ナッツ類
脂っこい食事だと唐揚げや天ぷら等の揚げ物をイメージしがちですが、マヨネーズやドレッシング・マーガリンなどの調味料にも注意してください。

菓子類もスナック菓子は勿論、バターを多く含む焼き菓子も程々にしておきましょう。

お酒の飲みすぎはコラーゲンが抑制される

お酒を飲みすぎると、顔がむくんだりくすみやすくなりますよね。実は手にも同じ事が言えます。

アルコールを摂取すると「コルチゾール」という物質が分泌され、美肌に重要なコラーゲンやエラスチンなどの代謝を抑制してしまいます。

お酒は適量を守って楽しむよう気を付けてくださいね。

過剰な食事制限による栄養素不足

手の肌もたんぱく質や脂質から成り立っています。これらの栄養素が不足すれば、肌の状態が低下してしまいます。

極端な食事制限は肌の美しさを維持できません。

良質なたんぱく質や脂質の他、ビタミン類をバランスよく摂ることが大事です。

糖分の摂りすぎは糖化を招く

糖分を摂りすぎるとコラーゲンが血中の余分な糖と結びついて「糖化」が起こりやすくなります。糖化したコラーゲンは代謝されず蓄積される性質があります。

糖のとりすぎは肌がくすんで硬くなって弾力や柔らかさが失われ、シワができやすくなってしまいます。

菓子や飲料に含まれる砂糖はもちろん、ご飯やパンなど主食にも糖質は多く含まれます。朝食や昼食はパンやおにぎりだけで済ませている方、注意してくださいね!

手のシワを防ぐ食生活を始めよう!

手のシワは食べ物からも影響を受けます。日常の食生活が疎かでは、小まめにハンドケアをしても効果が低減してしまいます。

和食を心掛け、お酒や糖分の多い物は控えめを心掛けてください。

食を通じて内側からのケアをし、さらに外側からもハンドクリームなどでケアをしてシワのない手肌を目指しましょう!

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