唇が乾燥する原因11選。リップクリームで唇が乾燥する!?
皮脂膜がない唇は、顔のパーツの中でも特に乾燥しやすい部分です。
唇の乾燥を放っておくと、年齢を感じさせる縦ジワやくすみ、ひどいとひび割れてしまうこともあります。
ぜひとも治したい唇の乾燥ですが、「いくらリップケアをしても改善されない…」なんてことはありませんか?
実は、唇を余計に乾燥させてしまうNG行動をとっているのかもしれません。
保湿をする前に、NG行動を学んで乾燥を阻止しましょう!
Contents
1、唇を舐める・かく・皮をむく
唇がダメージを受けていると、
- 痛みが気になって舐めてしまったり…
- かゆくてかいてしまったり…
と、いけないとわかっていてもついついやってしまいますよね。
舐めると唇が潤ったように感じますが、水分が蒸発するときに、元あった水分まで一緒に蒸発してしまうため、乾燥が進んでしまいます。
唇をかくのも皮をむくのも、新しい皮(角質)まで傷つけてしまい、更に荒れさせてしまうにすぎません。
リップクリームを常に携帯し、乾燥が気になったらつける癖をつけましょう。
2、リップクリームの塗り過ぎ
一見、水分の蒸発を防ぐリップクリーム。もちろん、傷みやかゆみ、乾燥を感じた時にはぜひつけたいところですが、唇を意識するあまり「塗りすぎ」てしまう人もいるようです。
リップクリームを塗り過ぎてしまうと、本来自分で保てるはずの唇の水分と油分のバランスがくずれ、油分をリップクリームに頼ってしまう状態に。
ですが、リップクリームの油分には新しい角質をつくったり、補修する成分は含まれていませんから、唇の荒れが治ることはありません。
自然治癒力を引き出すためにも、明らかに塗り過ぎている場合はいったん使用をストップしてみましょう。
最初は物足りなくなったり乾燥を感じやすくなりますが、徐々に荒れが収まるはずです。
3、口紅・リップクリームの成分が合っていない
繊細な唇に合わせて作られている口紅・リップクリームですが、なかにはその成分が肌に合わず、唇に刺激となってしまう場合があります。
「同じラインの口紅なのに、唇が乾燥する口紅と乾燥しない口紅がある」のはまさにこの状態。
また、古くなった口紅やリップクリームも荒れの原因になることもありますので、「ここのところ調子が悪いな」と思ったら、別のものや新しいものに変えてみると解決するかもしれません。
4、落ちにくい口紅が残ってしまっている
毎日のクレンジング、きちんとできていますか?
最近の口紅は
- グラスにうつらない
- ウォータープルーフ
など、落ちない口紅が多く出回っています。
ちょっとやそっとじゃ落ちない口紅は、クレンジングもしっかりおこなわないと、唇のしわなどに残ってしまいます。
もちろん口紅にも乾燥対策の成分が入っているものはありますが、つけていれば永続するわけではありません。
唇に残った口紅は、保湿効果がなくなれば、唇から水分を奪い乾燥させていってしまいます。クレンジングはしっかり唇まで行いましょう。
5、クレンジングや洗顔時にこすり過ぎている
クレンジング・洗顔時に「唇に成分が残らないように」とこすりすぎてはいませんか?
ゴシゴシこすっても、唇のシワに入った汚れは落ちません。それどころか、こすったところから皮がむけ、水分が蒸発しやすい状態になってしまいます。
頬や目の周りよりも特段に薄い唇ですから、ちょっとしたこすれであっても、ダメージの原因になりかねません。もちろん、ゴシゴシこすりもNGです。
6、刺激物の多い食事・バランスがとれていない食事
辛いものや香辛料が多く含んだ食事は、クセになりますよね。舌にピリピリと刺激がある食材や香りが強いものは、食べ続けると唇にとってダメージになる可能性が。
唇につけないように食べていても、知らぬ間についてしまうことも多いため、休肝日ならぬ「休辛日」を作った方がベターです。
好きなもののみを食べ続けてしまう「ばっかり食べ」もNG。やはり健やかな肌はバランスの取れた食事から生み出されるものです。
また、意外と盲点なのが、麺類。すすって食べるラーメンやそばなど、唇をつかう食事が大好きだという場合は、辛いものでなくても乾燥の原因になってしまうかもしれません。
唇の荒れが治っていないところに刺激を与えてしまうと、乾燥はいつまでたっても治りませんよ。
7、喫煙によるニコチン摂取・受動喫煙
タバコに含まれるニコチンは、血流を低下させることで老化を早めてしまう、と言われる喫煙は唇の乾燥の原因のひとつです。
皮のすぐ下を血管が通る唇が血流を低下させることで、シワを多くつくってしまいます。
また、タバコの恐ろしいところは、吸っている人だけではなく受動喫煙であっても唇の乾燥に影響してきてしまうところです。
「受動喫煙」と聞くと吸っている人のすぐそばにいるとタバコの煙を吸ってしまうイメージかもしれませんが、喫煙者が吸い終わってすぐの会話も要注意。
タバコは肺の中に吸うものですので、吸い終わってすぐの会話では、肺の中からのタバコの煙によって受動喫煙になってしまう可能性もあります。
8、口呼吸による水分の蒸発
唇に関係ないように感じる「口呼吸」も乾燥の原因のひとつです。
というのも、唇には皮脂腺や汗腺がなく、ダメージから身を守る機能が低いからなんです。
特に冬の寒い空気のなかや、オフィスや店内で季節を問わずエアコンが効いているところでは、空気に含まれる水分量が少なく、唇から水分を奪ってしまう原因になりやすいため、口呼吸は避けた方が良いでしょう。
9、唇の病気、口唇炎かも?
乾燥の他、かゆみや発疹(口内炎など)を長く伴っている場合は、口唇炎を疑った方がいいかもしれません。
口唇炎には種類がいくつかあり、原因も複数にわたりますが、主に
- アレルギー
- 化粧品
- 日焼け
- ビタミン不足
などが挙げられています。
いつまでたっても乾燥が治らない、ひび割れやすく、痛みを伴う場合は、一度皮膚科を受診してみることをおすすめします。
10、加齢による水分量の減少
加齢によるハリ・ツヤ・弾力の減少によって、肌だけではなく、唇もシワができやすくなります。
前述でもご説明しましたが、シワの多い唇は表面積が大きくなった分、水分を蒸発させる力も大きくなります。
乾燥を防ぐには唇のシワもしっかりケアしてあげてください。
11、胃腸が弱っている
東洋医学では、唇は「 脾(胃腸のあたり)」と相互関係があるとされています。
つまり、唇が荒れている=胃腸が弱っているとされる考え方です。
食べすぎ・飲みすぎ・体調不良など、胃腸が弱っていると感じる方は、
- 消化に良いものを食べる
- 食べすぎ・飲みすぎを避ける
- 早寝早起きをして一日のリズムを整える
以上のことを心がけましょう。
繊細な唇を守り、乾燥を遠ざけよう
いかがでしたか?唇の乾燥がきになるあなたに、当てはまるものはあったでしょうか。
ターンオーバーに一か月かかる肌より短く、一週間でターンオーバーできる唇は、荒れを治しやすい反面、荒れやすい一面も持っています。
特に他の肌より
- 皮が薄い
- 皮脂腺がない
ことで乾燥しやすいパーツですので、日々のケアが必要です。
リップクリームの塗りすぎは禁物ですが、バリア機能が少ない分、手をかけてあげることで結果が分かりやすく、ケアのしがいのあるパーツです。ケアされた唇は見た目にも若々しく、魅力的に映りますよ。
しっかりケアをして、乾燥を遠ざけていきましょう。
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