オロナインパックは毛穴開きが悪化する!?効果と怖い副作用

オロナインパックをしてみた女性

10~20代の間で「毛穴の汚れが面白いくらい取れる!」と人気のオロナインパック。ドラッグストアで簡単に買うことができて、常備薬として使っている家も多いオロナインでしっかり毛穴ケアできるなら便利ですよね。

でもこのオロナインパック、確かに毛穴の黒ずみや角栓がごっそり取れるのですが、肌を痛めたり毛穴が開いたままになるという恐ろしい副作用が起こることもあるんです。

SNSで話題になっているオロナインパックのやり方や毛穴トラブルへの効果、そして知っておきたい副作用について詳しく紹介します。

黒ずみや角栓がごっそり取れる!オロナインパックの方法

「黒ずみが消えた!」とか「毛穴の汚れが驚くほど取れた!」という口コミを見て、オロナインパックが気になったという人も多いのではないでしょうか。

確かにオロナインパックは一回で毛穴の汚れをしっかり取り除くことができます。まずはオロナインパックの方法を2種類見てみましょう。

オロナインパック+鼻パックで小鼻のポツポツがスッキリ

オロナインパックを使った基本のケア方法が、オロナインパックの後に市販の鼻パックを使う方法です。

  1. メイクを落とし、ぬるま湯で洗顔する
  2. 顔の水分を拭き取ったら、鼻が真っ白になるくらいたっぷりとオロナインを塗る
  3. 10分放置する
  4. 洗顔料とぬるま湯を使ってオロナインをしっかり洗い流す
  5. 市販の毛穴シートを貼って鼻パックをする
  6. 毛穴シートの指定の時間が経過したら剥がす

これで毛穴の角栓や黒ずみは驚くほどごっそり取れます。「今まで鼻パックをした中で、一番汚れが取れた!」という口コミもあるくらい効果は抜群です。

オロナインだけでもできるケア方法

「鼻パックは家にないけど、とりあえずオロナインパックを試したい!」という場合はオロナインだけでもできるケア方法がありますよ。

  1. 洗顔前にオロナインを鼻にたっぷりと塗る
  2. 10分置いてから、蒸しタオルかスチームで毛穴を開かせる
  3. いつも通り洗顔し、冷たい水につけてよく絞ったタオルで毛穴を引き締める
  4. 化粧水などでいつも通り保湿する

「鼻パックは刺激が強そうで避けたい」という人も、オロナインだけなら気軽に試してみることができますよ。手間もかからず、オロナインだけでも即効性があるのが嬉しいですね。

角栓や汚れを浮かして取る!オロナインパックの効果とその理由

傷薬というイメージのオロナイン。ニキビにも効くと聞いたことのある人も多いと思いますが、どうして毛穴汚れにまで効果があるのでしょうか。

まずオロナインには「クロルヘキシジングルコン酸塩液」という抗菌、殺菌作用がある成分が含まれており、傷だけでなくニキビにも効果があると言われています。

毛穴汚れに効いているのは、「自己乳化型ステアリン酸グリセリル」という天然の界面活性剤です。

なかなか取れない毛穴の角栓や黒ずみは、過剰な皮脂が毛穴に詰まったもの。界面活性剤は、この皮脂の塊を溶かして浮かせる働きがあるので、角栓や黒ずみの除去に効果があるんです。

さらに、オロナインに含まれるオリブ油やミツロウ、ワセリンも皮脂を溶かす効果があります。

だ7オロナインパックをした後は界面活性剤のおかげで角栓や黒ずみが浮いて取れやすくなっているため、鼻パックをすると毛穴が根こそぎキレイになるというわけなんです。

毛穴開きが加速する!オロナインパックの怖い副作用

毛穴汚れに絶大な効果があるオロナインパックですが、口コミの中にはオロナインを塗って放置している間に痛みを感じたり、鼻パックを使った後いつもより肌が荒れてしまったというものもあります。

また、毛穴の汚れは取れたものの、毛穴が開いたまま目立ってしまったという口コミも。

実はオロナインパックは肌に大きな負担をかけてしまうケア方法なんです。怖い副作用やその原因を紹介します。

鼻パックで表皮まで剥がれてしまいかゆみや乾燥肌の原因に

オロナインパックは、オロナインに含まれる界面活性剤で角栓や黒ずみを溶かして浮かせるケア方法です。角栓や黒ずみが溶けて緩んだ状態の肌に鼻パックを貼り、無理やり剥がす行為は肌に大きな負担がかかります。

貼って剥がすタイプの鼻パックは、角栓をしっかりくっ付けて取り除くために強力な糊が使われており、表皮まで剥がれてしまうことも。

オロナインパックをした翌日にメイクをしようとしたら、鼻の皮がボロボロになってしまっていたという人も多いんです。

表皮が無理やり剥がされると肌の水分が逃げて乾燥肌になったり、ヒリヒリとした痛みや、かゆみを感じることもあります。

角栓を無理に抜くと毛穴が開きっぱなしになりやすい

オロナインパックの後に鼻パックをすると、毛穴の汚れはなくなっても毛穴は開いたままポツポツと目立ってしまいがちです。

なぜなら、詰まっていた角栓を無理に引っこ抜いて汚れがなくなったからといって、毛穴がすぐに閉じるということはないからです

鼻パック後に化粧水でしっかり保湿したり、冷やしたタオルで一時的に毛穴を引き締めても、体温で毛穴が温まるとすぐにポカーンと開いてしまうんです。

開いてしまった毛穴は、汚れが溜まりやすく悪循環になってしまいます。

汚れのない、引き締まった毛穴を目指すなら、一度のケアで無理やり汚れを無くすのではなく、日々の洗顔や保湿といったスキンケアを丁寧に続ける以外にないんです。

肌を守る常在菌まで殺菌してしまう恐れも

皮膚の表面には、肌を守るための常在菌が生息しています。菌とは言っても、肌トラブルの原因となるカビや花粉、病原体からの刺激から肌を守ってくれる必要な菌です。

傷薬であるオロナインには抗菌、殺菌作用があります。そのオロナインをパックとして大量に塗布すると常在菌まで殺菌してしまう恐れがあるんです。

常在菌が殺菌されてしまうと肌を守る機能のバランスが崩れて、空気中のホコリやカビなど、ちょっとした刺激で肌が荒れるようになってしまう可能性があります。

オロナインはあくまで医薬品。用量を超えて使用するのは危険です。

毛穴レスを目指すならオロナインパックより洗顔や保湿を見直そう

オロナインパックは即効性があり、鼻パックと組み合わせることで毛穴の汚れをごっそり取り除くことができます。

ただ、オロナインは殺菌効果のある医薬品です。用法や用量を守らない使い方はおすすめできません。実際に、肌が荒れたりパック中に痛みを感じたという人もいるんです。

毛穴レスの肌を目指すなら、角栓や黒ずみを繰り返しやすいオロナインパックではなく、洗顔やクレンジング、保湿方法を見直して地道に努力することが大切です。

一時しのぎのケアではなく、日々の丁寧なスキンケアを続けて赤ちゃんのようなつるつる素肌に近づきましょう。

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