3つの衰えからくるたるみしわに効く予防法のポイントは3つ

若い頃はピンとハリのあった顏の皮膚も、年齢を重ねると、徐々にたるみが気になってきてしまいます。

そんなたるみがもたらすのが、顔の目立つ部位にできる、深いしわです。たるみしわはなぜできて、どのように改善していけば良いのでしょうか。

まだ症状が目立たないうちから実践できる予防法、できてしまったたるみしわを取る方法、たるみしわに効く成分など、気になるポイントをまとめます。

たるみしわは、3つの「衰え」から引き起こされる!

たるみしわの予防やたるみしわを取るためには、まずたるみしわがどのようにできるのか頭に入れておきましょう。

たるみしわの原因は、以下の要因が組み合わさって引き起こされます。

  • 真皮層の衰え
  • 皮下脂肪の衰え
  • 表情筋の筋力低下

真皮層が衰えることにより、肌のハリや潤いを保つためのコラーゲンやエラスチンが減少してしまいます。

真皮層の中の細胞が衰えることで、コラーゲンやエラスチンを生成する能力もダウンしてしまいますから、徐々にしわができやすい状態になります。

そこに組み合わさるのが、皮下脂肪と表情筋の衰えです。

加齢により代謝が悪くなると、皮膚の内部に脂肪が蓄積されていきます。表情の筋力が衰えることで、皮下脂肪を支えきれなくなってしまい、たるみが発生します。

一度発生したたるみは、簡単にとることはできません。たるみがしわを作り、それが「たるみしわ」となって女性たちを悩ませてしまいます。

たるみしわはセルフケアが難しい!

このように、たるみしわにはいくつもの要因が重なっていますから、自分でケアするのが非常に難しいという特徴があります。

真皮層、皮下脂肪、そして表情筋は、加齢と共にごく自然に衰えていってしまうもの。そして外からアプローチするのが、難しい部位でもあります。

自分自身でケアするのが「無理」というわけではありませんが、「簡単にできることではない」ということを頭に入れておきましょう。

たるみしわを進行させない!予防するための5つのコツ

一度発生してしまうと、簡単にはケアできないたるみしわだからこそ、重要なのは「予防」です。たるみしわができる前の対策が鍵となります。

たるみしわを予防するためのコツは、以下の5つです。

  • 紫外線対策
  • 活性酸素の除去
  • こまめな保湿
  • 表情筋エクササイズ
  • 生活習慣の改善

1つずつ、詳しくチェックしていきましょう。

冬でも油断は禁物!紫外線対策

肌の奥にある真皮層にダメージを与えるものの一つが、「紫外線」です。紫外線A波は、肌の表面を通過して、真皮層にまで届いてしまうので注意が必要です。

紫外線がダメージを与えるのは、コラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞です。このダメージは徐々に蓄積してしまいますから、早めのケアが重要となります。

たとえ曇りの日でも、紫外線の約6割は地上に届いていると言われています。また夏以外でも、紫外線の影響は無視できません。

UVカットクリームなどを上手に使って、肌を紫外線の下にさらさない努力が、たるみ予防のための重要なステップとなります。

活性酸素を除去しアンチエイジング!

人間の体には、さまざまな原因により「活性酸素」が発生してしまいます。活性酸素とは、「周囲の細胞を酸化させる能力が非常に強い酸素」を指します。

体内の活性酸素の量が増えれば、細胞はどんどん錆びついて、うまく働かなくなってしまいます。いわゆる「老化」につながってしまうのです。

日焼けやストレスだけではなく、日常の新陳代謝の中でも生み出されてしまう活性酸素。除去するためには、抗酸化作用の強い物質を多く摂取する必要があります。

  • ビタミンC誘導体
  • ビタミンE誘導体
  • アスタキサンチン
  • コエンザイムQ10

これらの成分には、抗酸化作用が期待できることがわかっています。生活の中に、積極的に取り入れていきましょう。

スキンケアの基本は保湿

たるみケアだけに限らず、スキンケアの基本は「保湿」です。肌の潤いを保つことで、バリア機能が高まり、ターンオーバーも正常化します。

つまり、保湿ケアがしっかりとできていれば、多少のトラブルには対応できてしまうということ。たるみケアの基本として、早い段階から意識するのがオススメです。

  • セラミド
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン

これらの成分がしっかりと配合されているスキンケアアイテムを選びましょう。

関連記事:たるみしわを化粧品でケア…選び方のコツと上手な使い方を知ろう!

筋力低下を防ぐエクササイズは正しい方法で!

皮下脂肪や筋力の低下を防ぐためには、エクササイズを行うのもオススメの方法です。筋力アップ効果が期待できるほか、リンパの流れをスムーズにして、老廃物を除去する効果も期待できます。

ただし正しい方法で行わなければ、皮膚の内部に損傷を与え、かえって逆効果になってしまうことも…。毎日継続することで、たるみ予防効果もアップします。

喫煙や睡眠不足もお肌の敵!普段の生活も整えよう

たるみの予防ケアと聞くと、「何か特別なことをしなければ!」と思う方もいるかもしれませんが、まずは普段の生活習慣を整えることも大切です。

特に注意したいのは、以下の4つの項目についてです。

  • バランスの良い食生活
  • 質の高い睡眠の確保
  • 喫煙習慣の見直し
  • ストレスの軽減

食事や睡眠は、細胞の働きを活性化するための基本的な事項です。またタバコを吸うことで、抗酸化物質の働きを阻害してしまいます。

ストレスが溜まった状態は、もちろん体にも負担を与えてしまいます。長期的に見て「たるみ」の原因の一つとなり得るので、できるだけ早い段階で見直しておきましょう。

予防ケアは、早期にスタートするのがベストです。「たるみなんて、まだまだ先の話」と思ったときこそが、ケアのはじめ時。将来の自分のため、ぜひ予防策を意識してみてください。

今あるしわをなんとかしたい!たるみしわを取る2つの方法

たるみしわで悩んでいる方の中には、「今さら予防をするのは無理!」という方もいるでしょう。

すでにできてしまったたるみしわを、なんとか取りたい!と思ったときには、どのような方法をとるべきなのでしょうか。2つの方法を紹介します。

たるみしわに効く成分を積極的に取り入れよう!

たるみしわの原因は、ズバリたるみ。たるみを元に戻すことは難しいですが、たるみしわに効く成分を積極的に取り入れることで、トラブルを軽減できる可能性もあります。

たるみしわに効くと言われている成分は、以下のとおりです。

  • ビタミンC誘導体
  • グロースファクター
  • レチノール
  • アルジルリン
  • シンエイク
  • アスタキサンチン
  • リコピン

肌のたるみやハリアップ効果をうたう基礎化粧品には、たるみに効果が期待できる成分や、お肌のハリをアップさせる成分が含まれていることも多いもの。

どのような成分が含まれている化粧品なのかをチェックした上で、自分が長く使い続けられるものを選択するのがオススメです。

関連記事:たるみしわ伸ばすクリームは上手に使おう!使用にはデメリットも

関連記事:美容液でたるみしわを徹底ケア!選び方とお得に購入するためのコツ

美容クリニックで治療を受ける

もう一つの方法は、美容クリニックでたるみ治療を受けるというものです。

皮膚のたるみやたるみしわは、女性にとって重大な問題。これらの問題に真正面から向き合う美容クリニックには、様々な解決策が用意されています。

まずはカウンセリングを受け、自身のたるみがどのようなタイプで、どんな治療が可能なのかをチェックしてみましょう。

  • 短期間で効果を実感できる治療
  • 痛みや不安を感じにくい治療
  • 不自然さを感じさせない治療
  • とにかく若々しさを重視する治療

美容クリニックでは、自身の要望に合わせて受ける治療内容を決定できます。

もちろんセルフケアよりも費用はかかりますが、たるみケアの最終手段としては、非常に効果が高いです。

セルフケアは長期的な目線で行うことがコツ!

ケアが難しいと言われるたるみしわですが、長い目でみて、少しずつケアしていくことは可能です。

「たるみしわを完全に伸ばす」というよりも、「今の状態から、これ以上悪化するのを防ぐためのケア」と考えた方が良いかもしれませんね。

即効で、しかも高い効果を期待する場合には、やはり美容クリニックでの治療を検討した方が良いでしょう。

気になる部位と、「こうなりたい」という希望をはっきりさせてカウンセリングを受けることで、ピッタリの治療法を提案してもらえます。

コメントする