顔のシワはシワ毎にケア方法を変えるのが正解!シワの種類と対処法を知ろう

年齢とともに気になるのが顔のシワ!目尻・口元…数も増えて、一つ一つのシワが深くなっていませんか?

同じ顔にできていても、それぞれのシワによって原因が違います。当然お手入れ方法も変わります!

年齢肌対策の化粧水やクリームを塗り込む「セルフケア」が、お悩みのシワに効くとは限りません。

顔の各シワの特徴を知って、今後の対策を立てましょう!

セルフケアで対策できる可能性が高いシワ

まずは、日頃のスキンケアや生活習慣の改善で、対策できる見込みのあるシワをご紹介します。

シワが深くなる前に、丁寧に対処をしていきましょう!

目の下の「ゴルゴライン」は、保湿・紫外線対策を!

目頭から頬の中心にかけて、斜め下にできるシワを「ゴルゴライン」と呼びます。

【イラスト化画像2-1】
出典:http://www.rederm.com/indian_line/

主な原因は以下です。

  • 加齢や紫外線の刺激を受けて、肌の弾力が低下してたるむ
  • 頬の筋肉が衰える
  • 目の下部にある脂肪が肥大化し、垂れ下がる

対策としては、保湿と紫外線対策を念入りに行ってください。

また、いつも無表情なこともゴルゴラインの生成に繋がります。顔の筋肉が衰え、また脂肪がつく原因にもなるからです。

しかし、表情を作りすぎると、後述の「表情シワ」の原因になる可能性もあります。極端にならないよう気を付けてください。

唇からあごの「マリオネットライン」は生活習慣の改善を!

マリオネットラインは、腹話術で使うマリオネット人形の口のように、唇の両脇からあごに伸びる2本の線です。

【イラスト化画像2-2】
出典:http://www.rederm.com/marionette_line/

主な原因は以下です。

  • 頬の脂肪が下がる
  • 広頸筋(こうけいきん)のたるみ
  • 口角下制筋(こうかくかせいきん)が硬くなる・縮む

広頸筋(こうけいきん)は、口元から下あご、首にかけて広がる薄い筋肉です。緩むと頬の皮膚や脂肪が下がる原因になります。

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出典:https://www.cosme.net/beautist/article/2194299

口角下制筋(こうかくかせいきん)とは、口を「へ」の字にしたときに口角を引き下げる筋肉です。加齢により柔軟性が失われ硬く縮まることで、口角が下がったままになります。

【イラスト化画像2-4】
出典:https://magico.store/style/1361/

対策としては生活習慣の改善にあります。以下の事柄をやめ、肌や表情筋に過度の負担をかけないようにしましょう。

  • 睡眠不足
  • たばこ
  • 片側の歯で咀嚼する癖(片側だけマリオネットラインができやすいため)

浅い小じわ「ちりめんじわ」は乾燥対策を!

ちりめんじわは、表皮(肌の表面)に浅くできる小じわです。

【イラスト化画像2-5】
出典:https://b-style.online/?p=1734

皮膚の薄い部分にできやすく、顔の場合は目尻や口元に刻まれやすいです。乾燥ジワとも呼ばれます。

乾燥が原因のため、保湿に力を入れてください。同時に、紫外線対策も念入りに行いましょう。

紫外線は乾燥を誘発するからです。

表皮が傷つく事を減らすため、泡で洗顔するなど肌の摩擦にも気を付けましょう。

セルフケアでは難しい…そんなシワもあります

残念ながら、一度できてしまうとご自宅では改善が難しいシワもあります。

高価なエイジングケア化粧水を塗っても効かない…。それは、セルフケアでは治しにくいシワなのかもしれません。

ぜひチェックしてみてください。

下あごの「梅干しじわ」は歯科医師に相談!

「梅干しじわ」は、口を閉じた際にあごにできる、梅干しのような模様のシワです。

【イラスト化画像2-6】
出典:https://angie-life.jp/shimi-labo/skin-care/siwa/

梅干しじわの原因は、顎や顔の骨格・歯並びなどが挙げられます。

口を閉じる際にオトガイ筋(下唇の下から顎の先端の近くまで垂直に伸びる筋肉)に余計な力が入り、筋肉が緊張して震えて梅干しジワができます。

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出典:https://josei-bigaku.jp/kantanstretch6843/

また、口呼吸の方も注意が必要です。口を閉じる回数が少ない為、オトガイ筋が衰えがちで、口を閉じようとオトガイ筋を使うと震えてしわができます。

基礎化粧品でのセルフケアはあまり効きません。歯並びやアゴの改善が必要なため、歯科や美容外科での相談がお勧めです。

深い「真皮しわ」を治すには、美容医療への相談を

真皮しわは、老化によるコラーゲンやエラスチンの減少や変性により、肌の弾力がなくなって発生するシワです。

上述のちりめんじわに比べ、シワが深いのが特徴です。「加齢じわ」「大じわ」「構造じわ」と呼ぶこともあります。

【イラスト化画像2-8】
出典:http://b-steady.com/wrinkle-under-eyes-649

深いほうれい線は、この「真皮しわ」である可能性が高いです。

コラーゲンやエラスチンが入った化粧品は、真皮しわの発生を遅らせたり予防に期待できます。

しかし、いったん真皮まで深く刻まれると、自宅でシワを除くことは難しいです。美容医療への相談が最適です。

表情ジワもセルフケアは難しい

表情じわは、笑ったり眉をしかめたときにできるシワです。目尻や眉間、額や鼻根部などにできやすいです。

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出典:http://www.ci-labo.jp/aging-care/229/

表情の癖はなかなか改善しにくいですよね。長年同じ場所にシワが刻まれ、だんだんと跡が残るようになります。

加齢によりコラーゲンやエラスチンなどが減少すれば、表情シワは表皮に留まらず真皮まで到達してしまいます。

上述の「真皮シワ」と同様にセルフケアでの改善は難しく、医療機関へ委ねる可能性が高いでしょう。

同じ顔のシワでも、それぞれ適した対策方法で改善を!

同じ人物の顔のシワでも、シワの発生場所や深さにより対処方法が変わります。中には、一度作られたら医師に相談しないと治療が難しいシワもあります。

しかし、保湿や規則正しい生活習慣を続けることで、シワの予防や悪化の防止できる場合もあります。

ご自分のシワの特徴を見極めて、より効果的なアンチエイジングを探っていきましょう!

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