マリオネットラインにボトックス注射は慎重に!副作用や失敗例もある
マリオネットラインを解消する方法として、ボトックス注射を紹介します。
ボトックス注射とは、加齢による筋肉の強張りをほぐして口角を自然に上げることでマリオネットラインを目立たなくする施術ですが、副作用や失敗例も報告されています。
ボトックス注射によるマリオネットライン解消について、詳しくみていきましょう。
ボトックスはたるみを改善させる治療法ではなく、口角を元の位置に戻すのみ!
口角がきゅっと上がった顔というのは、口角挙筋と口角下制筋という2つの筋肉が、バランス良く皮膚を支えている状態です。
口角下制筋は年齢を重ねるごとに強張りやすくなり、だんだんと口角は下がってきます。
その上、重力に負けて肌がたるんだり、脂肪が下がってくるようになると、さらに口角は下がるようになります。
そこで筋肉の強張りをほぐし、口角の位置を元に戻すボトックス注射という治療に効果が期待できると考えられています。
たるみを改善させる治療法ではありません。
ボトックス注射とは、食中毒の原因にもなる猛毒の「ボツリヌス菌」の毒素を熱で弱めて、肌に注入する方法です。
ボツリヌス菌を注入することで、神経から筋肉へ伝えられる命令を遮断し、筋肉の緊張や強張りをやわらげます。
治療の効果が現れるのは、注入から約5日後からとなり、効果が持続する期間は約半年間です。
副作用や失敗例の報告もある…
ボトックス注射とは本来、アラガン社の「ボトックス」という薬剤を使って行うもののことを指します。
しかし最近では、中には中国製や韓国製などの類似の安い薬剤を使用しているクリニックもあります。
認可されていない安い薬剤を使用すると副作用のリスクが高まる上に、施術を行う医師の技術によって結果が大きく左右される治療法です。
- 頭痛
- アナフィラキシーショック
- 皮膚がたるむ
- 口元の違和感
- 不妊
- 胎児に悪影響が出る
- 表情がなくなる
ボトックス注射は生殖器系への悪影響が考えられるため、通常注射後2~4ヵ月程度は避妊が推奨されますので注意してください。また授乳中の場合も受けられません。
ボトックス注射の禁忌事項にも、「妊婦、授乳婦に対する安全性は確立していない」と明記されています。
ボトックス注射は、ダウンタイムも治療にかかる時間も短く、比較的手軽に受けられる施術ですが、解剖学にも精通した知識が必要になります。
信頼できるクリニックで、信頼できる医師から施術を受けることが非常に重要です。使っている薬剤についてもきちんと確認してから受けるようにしてください。
注入量が少ないと効き目が弱くなり、不自然に筋肉が引きつったようになる場合があり、反対に量が多過ぎると筋肉が緩んで垂れ下がってしまう場合があります。
マリオネットライン解消の場合、口元に注入するので、口が引きつって飲み物を上手く飲めないようになることがあります。
ボトックス注射は他の治療と組み合わせてマリオネットラインを解消する
ボトックス注射による治療は、下がってしまった口角を自然に元の位置に戻す治療です。
マリオネットラインをしっかりと解消するには、それに加えてたるみの改善も必要です。
頬やフェイスラインに脂肪が多い場合は、脂肪溶解注射で脂肪の量を少なくしてからボトックス注射を受ける場合もあります。
ボトックス注射による治療だけでなく、合わせてたるみを改善する治療を受けることで、より若々しい口元を取り戻すことができます。
治療法の組み合わせは、納得いくまで医師に相談してください。
即効性のある解決方法はこちら。
食べ物でも対策できるみたいです!
自分で表情筋を鍛えたりマッサージしたり・・・。ヨガやツボ押しなどをやってみるのもありですよ!
また、できてしまったマリオネットラインを目立ちにくくする化粧品やメイク術についても知っておくといいですよ!
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