ほうれい線は手っ取り早く整形で治したい!施術方法・効果・注意点

整形でほうれい線を治した女性

年齢を重ねるごとに、どうしても肌はたるんで来るため、どんな女性でもほうれい線が出来やすくなります。

改善方法をはたくさんあるのですが、その多くは即効性に欠け、継続していくことで徐々にほうれい線を薄くしていく対策です。

一方、即効性のある治療方法の1つとして美容クリニックや美容整形外科で行う「整形」があります。

整形と聞くと少し怖いイメージがある人も多いと思いますが、その方法やリスク、メリットとデメリット、費用面などを紹介していきますので、整形手術を検討する際の参考にして頂ければ幸いです。

ほうれい線の整形治療は主に2種類…「注射」と「手術」

一言でほうれい線の整形と言っても、方法はいくつかありますが、主に2つの種類に分けることが出来ます。

ほうれい線部分に直接働きかける成分や薬剤を注入する「注射」と、顔にメスを入れて施術を施す「手術」です。

また、美容クリニックでは他にもレーザー照射によるレーザー治療でほうれい線を治療する方法もありますが、これは「整形」というよりも「治療」に当たりますので、別の記事にてご紹介しています。

では、注射と手術の2つの整形方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

【注射】挿入する成分によって料金や効果に大きな違い

​注射によるほうれい線の治療法は、ほうれい線部分に直接ヒアルロン酸などの成分を注射し、皮膚の下から持ち上げる形でしわやたるみをなくします。

ほうれい線だけでなく、顔にある部分的なたるみやしわの改善に即効性があるので、10年以上​前から日本国内の美容外科で使用されている実績があります。

注射で注入されるのは、ヒアルロン酸、エランセ、レディエッセ、ボトックスがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

ヒアルロン酸注入

ほうれい線部分の皮膚の下に注射によって直接ヒアルロン酸を注入します。

注射したヒアルロン酸は体内に元々あるヒアルロン酸と融合し、皮膚に膨らみを持たせることが出来るので、ほうれい線の深い溝やしわを改善することが期待できます。

メリット 注射直後から即効性がある
体内の成分と同じなのでアレルギー反応が起きにくい
デメリット 毛細血管が多い箇所への注射で内出血を起こすことがある
注射針を刺した部分に色素沈着が起こることがある
リスク 皮下出血やシコリが出来る事がある
注入した部分が盛り上がって目立ってしまう事がある
費用 4000~10000円/0.1cc
※1度の注射で左右1㏄ずつ注入するのが量の目安となる
施術回数 半年ほどで体内に吸収されるため、半年に1度のペースが望ましい

エランセ

ヒアルロン酸と同じような効果がありますが、ヒアルロン酸よりも長持ちする長期持続型注入剤です。

吸収性繊維の入った薬剤なので、注入するとすぐに皺が出来た部分を改善し、注入部位の周辺でコラーゲンの産生を促す働きもあるので、美肌効果も期待できます。

メリット 効果の持続が2〜3年と比較的長い
身体に影響のない成分でアレルギーも起こりにくく、数年経つと体内に吸収される
デメリット ヒアルロン酸のように体内で分解しないため、出来上がりの形状に不満があった場合でもすぐに改善できない
成分が硬い製剤なので、薄い皮膚部分に注入すると不自然になることがある
リスク 注入後の顔やしわの形状に不満があっても、溶解注射がないためそのまま持続される
効果の持続期間が長いことがそのままリスクとなる
費用 10万~20万円/1cc
施術回数 2~3年に一度

レディエッセ

歯や骨を形成している成分のひとつ、ハイドロキシアパタイトを主な成分とする注入剤で、ほうれい線治療だけでなく鼻を高くしたり顎を出したりするプチ整形時にも使用されます。

ヒアルロン酸よりも粒子が大きく硬めですがエランセほど持続効果が長いわけではないので、ヒアルロン酸に代わる製剤として導入しているクリニックもあります。

メリット 柔軟性が高いため治療時間が短い
腫れや注射の傷跡が小さくて済む
注入量が少なくて済む
デメリット 持続期間に個人差が大きい(数週間~18ヶ月と幅がある)
意図的に分解できる成分ではないので、出来上がりに不満があっても吸収されるまで治せない
リスク 希望している形にならなかったという経験談が結構見受けられる
費用 5万~20万円(注入部分によって変動)
施術回数 効果がなくなったら都度注入

ボトックス

ボトックス注射は、真皮層よりも深い筋肉層にボツリヌストキシンと呼ばれる毒素を製品化した物を注入し、筋肉をマヒさせることで皺の溝を作らせない方法です。

ほうれい線は表情が動くことによって出来る事も多いので、ボトックス注入はほうれい線治療に向かないとするクリニックもあります。

ほうれい線の深さや種類などを考慮して、医師と相談すると良いでしょう。

メリット 筋肉層に直接働きかけることができるので、深いほうれい線には効果的
赤みや腫れの心配がほとんどない
新しいしわができるのを予防できる
デメリット 筋肉をマヒさせるので表情が不自然になりやすい
浅いほうれい線に注入すると強張る
効果が比較的短い(3~6ヶ月)
リスク 医師の知識と経験によって出来上がりに差が出やすい
注射する位置によってはうまく表情が作れなくなってしまうこともある
費用 5000~50000円/1回
施術回数 3ヶ月~半年に1回

顔のたるみに効く成分を注射する治療法の効果などについては詳しくはこちらの記事に載っています。

【整形手術】糸の埋め込みと切開の2種類…医師選びは慎重に!

注射ではなく、実際に顔に手術を行うほうれい線対策の整形もあります。

手術方法によっては日帰りで行えるものもありますが、顔にメスを入れるわけですから慎重に病院や医師を選び、信頼できるお医者様と医院の下で行うようにしましょう。

糸を使ったリフトアップ、切開によるリフトアップをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

糸の埋め込みによるリフトアップ(スレッドリフト)

針で皮膚に穴を開けて、そこから特殊な糸を皮下組織に挿入し、糸の反発力で皮膚を持ち上げてリフトアップする方法です。

皮下組織に直接糸の刺激を与えることで、コラーゲンの再生効果も得ることが出来るので、肌を若返らせることも期待できます。

糸の太さや長さは患者さんに合わせて調整してくれ、最近の意図では突っ張るような不自然感はほぼなく、筋肉に合わせて動くので違和感を感じにくいようです。
メリット 局所麻酔のみで針を刺すので切開しないで手術できる
外科治療の中では痛みが比較的少ない
当日のうちにメイクして帰宅できる(ダウンタイムがない)
デメリット 特殊な糸は2年ほどで完全に吸収されるため、効果持続のためには再手術がいる
リスク 術後に腫れる場合がある
費用 9万円前後/糸2本
施術時間 施術5分、冷却25分、合計30分前後

耳から切開するリフトアップ(フェイスリフト)

耳周りから側頭部の生え際を自然な曲線に沿って切開し、余計な皮膚を切り取って皮膚の下にある表在性筋膜を持ち上げて縫い合わせる手術方法です。

物理的に皮膚を持ち上げてフェイスラインをシャープに引き上げる方法なので、約10年と長い期間効果が持続するのが最大の特徴です。
メリット 効果が長期間(約10年)持続する
通院回数が少ない
デメリット やり直しが効かない
抜糸も必要なので1週間程度休暇が必要であり、時間的な余裕が必要
高価
リスク 顔にメスを入れるので、信頼のおける医師と出会い任せることが大切
費用 60万~100万前後
施術時間 手術2時間、抜糸まで1週間程度

糸をつかった顔のたるみに効果的なリフトアップ方法についてはこちらの記事でチェックしてみてくださいね。

整形でほうれい線を治療する時は信頼できるクリニックを探そう

ほうれい線は整形で改善することができるものの、やはりリスクはつきものです。

どんなに安全な方法だと言われていても、治療するのは人間ですから自分自身の思い通りに改善されるという100%の保証はありません。

なので、実績がありカウンセリングも充実している、より信頼のおける病院やクリニックで自分に合う医師にお願いすることが大切になってきます。

少なからずリスクのある整形をむやみにするのはお勧めできません。良く考えて、リスクまで理解した上で決断をするように出来ると良いですね。

リスクなどを考え、まずは自分が取りかかれるものからとお考えの場合は、こちらの記事でまず自分ができそうなものを見つけてトライしてみるのも手ですよ!

また自宅でできるほうれい線に効果ありの「美顔器」についてはコチラの記事も参考にしてみてくださいね!

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