顔にできやすいイボの種類は主に4つ!自分はどのタイプか知ろう
一口にイボと言っても、様々種類があることを知っていますか。ものによっては自宅ケアが難しく、専門家による治療が不可欠なイボもあります。
イボのケアをはじめるなら、今できているイボの種類を知ることからです。老化によるイボなのか、ウィルス性のイボなのかによっても治療方法は違います。
他には、肌の老化が原因でできる老人性イボがあります。イボの種類が違うので、当然ながら治療方法も異なります。
大きくて茶色のものや肌と同じ色、小さくて透明なものまで、イボの形や大きさ、色は様々です。実はそれぞれ名前がついています。
Contents
【尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)】どこにでもできるイボ
- 最も一般的なイボ
- どこにでもできる可能性あり
- 露出していて傷つきやすい場所は要注意
ウィルス性のイボなので、小さな傷口があればそこからウィルスが侵入してイボを形成してしまいます。
最初は1ミリくらいの小さな円形です。数か月後には大きく成長して表面が白色になります。
足の裏にできた場合は圧力で平たく周囲に広がっていきますが、それ以外の場所では突起型です。
足裏にできた場合は魚の目との見分けがつきにくいことがありますが、尋常性疣贅は魚の目と違って削られた際に出血を伴います。
尋常性疣贅は移るイボです…感染を防ぎましょう
尋常性疣贅はウィルス性なので、他の部分に転移したり、家族に移してしまうことも考えられます。早めに病院へ行くに越したことはありませんが、できない場合もありますね。
- タオル等を介してうつる
- イボになっている状態の時にうつる
- 触れたものをアルコール除菌することは有効
尋常性疣贅はイボの状態で転移するのがほとんどです。例えば、市販薬でイボが黒くなって皮膚ができている状態なら感染のリスクは低いといえます。
イボが触れたものに子どもが触れば、移ってしまうこともあります。家族への感染を防ぐために、タオルを別にする等の工夫をしましょう。
アルコールや水でいったん拭き取れば、ある程度の感染は防げます。
【老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)】加齢が原因のイボ
- 皮膚の色、茶色~黒色等様々
- 日光に当たりやすい場所にできる
- かゆみを伴うこともある
肌の老化が原因でできるイボなので、ウィルス性のように薬での治療は難しいです。最近ではレーザー手術により除去する人が増えています。
老人性疣贅は肌のダメージを受けやすい場所に出現します。例えば、日光を浴びる機会が多い顔や手、首筋といった場所です。老人性イボの防止には日焼け止めによるケアが欠かせません。
はじめは小さいイボでも長期間で少しずつ大きくなっていきます。増えすぎて困る場合は、大きいものから先に除去していきましょう。
老人性疣贅は移らない…たくさんできることもある
老人性イボの一種なので、他に転移する心配はありません。30階後半から徐々に増えてくる傾向にあります。
一度できると治りにくく、年齢を重ねるごとに数が増える傾向にあります。既にできているイボは時間を経て、大きくなっていくことも。
すぐに無くしたいと願うなら、病院でレーザー治療等をしてもらいましょう。自宅でのケアを選ぶなら、時間がかかりますが根気良く続けることです。
自宅ケアのメリットはイボ治療と同時に肌ケアまでできてしまうことです。
【伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)】柔らかい水イボ
- 基本的には子どもの病気
- 免疫力の低下で大人もかかる
- 小さい円形をしている
大人の場合は重症化しやすいのが特徴です。最初は2mm~5mm程度で日を追うごとに大きくなり、酷いと10mmから15mmにまでなることも。円形部分の中央が凹んでいます。
自然に治癒することもありますが、放っておけば半年から2年くらいイボに悩まされるでしょう。早期に治療すればすぐに退治できるウィルスです。
免疫が下がっていれば感染する水イボ…早急に医者にみせよう
伝染性軟属腫は未就学児がなることの多いイボです。免疫力が下がっている場合は、大人でも感染するので要注意です。
水イボは自然治癒するイボですが、免疫が下がっている皮膚には増殖する可能性があります。例えば、5個くらいに増えてきたら医者にみせる方が安心です。
初期の段階なら通院回数も少なく、短期間で治ってしまうのがほとんどです。
【扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)】若い子にできる平たいイボ
- 平べったいイボ
- 顔や手など目立つ場所にできやすい
- かゆみや痛みなどの症状はほとんどない
最初は、数ミリの平べったいイボが顔や手に出現するのが一般的な症状です。気になって触っているうちに周囲にウィルスをまき散らして、イボが多発してしまうのです。
扁平疣贅はヒトパピローマウイルスが皮膚に感染して発症するもの。傷口があったり、免疫が弱っていたりすると発症しやすい傾向にあります。
水イボと同じで扁平疣贅も早期に治療すれば、きれいに治すことができる良性腫瘍です。特に顔にできた場合、甘く見ることはせずに早急にお医者さんにみせるべきです。
シミや湿疹と間違えられやすい…痛みやかゆみはほとんど無し!
扁平疣贅は、痛みやかゆみなどの症状が無いので、シミと間違えられて発見が遅れてしまう
傾向にあります。
扁平疣贅はウィルス性イボなので、気付いたころには周囲に広がってしまっているのです。稀に、かゆみを伴うこともある扁平疣贅なら掻くことで、周辺に転移する危険は倍増です。
見分ける特徴は“平べったい”こと。大きさはまちまちでも、平べったいものがぽつぽつ発生したら、扁平性疣贅を疑いましょう。
20代から30代に一番多いイボでも、40代以上で発症することもあります。
顔のイボには「青年性扁平疣贅」と「老人性疣贅」が多い
女性が一番気になる顔イボに多いのは、青年性扁平疣贅と老人性疣贅の2種類です。前者がウィルス性イボで後者が老人性イボになります。
顔をケアしていてあやまって傷をつけてしまうこともありますね。
そうした際は、小さな傷だからと油断せずに、こまめに消毒をしましょう。ウィルスの侵入を防いで顔イボを予防することができます。
肌の老化と実年齢は必ずしも一致しないからです。紫外線を多く浴びる生活をおくっている人は注意しましょう。
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治療は自宅ケアと病院治療の2つ!イボの種類でケアも違います
近年イボ治療は日々発展していて、痛みや肌負担を考慮した最良の手術方法も考案されています。ただ、保険がきく治療はまだまだ部分的です。
ドラックストアでもイボ治療の薬が手に入るようになりました。「イボコロリ」「ヨクイニン」といった薬を知っている人も多いでしょう。
自宅ケアでも出来る事はたくさんあります。たとえば、老人性イボなら肌ケアや食生活の改善が効果を発揮することもあります。
イボの種類を見極めてから治療方法を探っていきましょう。
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