顔イボを液体窒素で取ると跡は残る?手順や料金なども知っておいて!

液体窒素で顔イボを治療している様子

気になる顔イボを早く治したい!そんな人に液体窒素を使用した方法があります。液体窒素による方法とは、-196℃に冷却した窒素をイボにあてて治療するやり方。

冷却された液体をつけた皮膚は低温火傷状態になります。そうすることで、イボ細胞を壊死させるのです。

早く治せることが最大のメリットである液体窒素は、痛みや再発といったリスクがあることも忘れてはなりません。

液体窒素とは何たるかを知ることでより治療が身近になるでしょう。

知っておけば安心!液体窒素でイボをとる細かい手順

  1. 液体窒素をしみ込ませた綿棒を患部に当てる
  2. イボの組織を壊死させる
  3. 「綿棒をあてる→壊死させるの」サイクルを何度か繰り返す

手順をみて、あまりの簡単さに驚く人もいるでしょう。液体窒素は急激に冷却した液体なので、皮膚に直接つけると火傷を負います。

その性質を治療に利用しました。つまり、液体窒素治療は、低温火傷で皮膚を壊死させることなのです。

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)や扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)といったイボは、ウィルスが原因で発生するから、低温火傷で幹部の皮膚を壊死させることで、ウィルスを撃退するのが狙いです。

綿棒にしみ込ませる方法以外には、液体窒素をスプレーする方法(スプレー法)や液体窒素に浸したピンセットでイボをつまむ方法(cryoforceps法)があります。

cryoforceps法は比較的小さいイボの除去に向いています。

【ポイント別】液体窒素が意外とお得な理由3選

液体窒素が簡単に手に入らないであろうことを考慮すると、液体窒素治療が高額治療のような気がしてきますね。

液体窒素は、保険が効く治療なので意外にも安い値段で利用することができます。先で紹介した通り、治療の手順は極めて単純なので短時間で済むというのも大きなメリットです。

【料金】保険が適用されるから嬉しい

保険が適用されるということで、気になる液体窒素の治療費を見ていきましょう!例えば、健康保険負担が3割の場合で考えます。

イボが10個未満なら100円以内で済んでしまうことがほとんどです。10個以上の場合は4000円から5000円、症状によってはそれ以上になることもあります。

あくまでも目安なので、紹介した金額以上のことも以下のこともあるでしょう。イボの程度が酷ければそれだけ治療に時間がかかり、値段もかかるということを覚えておきましょう。

早めの受診が割安に治療を受けられるポイントです。予約制を採用している病院がほとんどです。事前予約をする方が、確実に治療を受けられて安心ですね。

【時間】治療時間は何と5分!

仕事と育児に忙しい女性は、病院での治療時間も惜しいことでしょう。液体窒素治療は忙しい人にこそおすすめしたい治療法。

他の治療法と比較して格段に治療時間が短いからです。一回の治療なら最短5分程度で済みます。

ただ、液体窒素を一度のみならず、何度もあてる治療をする場合もあって、その際は治療費・治療時間ともに上乗せされていきます。

【効果】内服薬や外用薬より断然高い効果

お金と時間をかけてイボを治療するなら、効果の高い方法を選びたいですよね。液体窒素は気になるイボを数分で撃退します。

同じイボ治療として、内服薬や外用薬を使用する方法もあります。手軽にはじめられる点では良いのですが、治療に時間がかかるうえに効果が薄いのが難点です。

早く、効果的な方法をお探しなら液体窒素治療を選ぶのが賢明です。

液体窒素治療以外の治療やケア方法についてはこちらの記事を読んでみてくださいね。

痛みがつらいかも…液体窒素をする際に考えられるトラブル3選

良いことづくしのように感じる液体窒素治療も、トラブルが全く無いわけではありません。実際に治療を体験した人からの口コミをまとめると、以下のような問題が見えてきました。

「痛みがキツイ」の声は多い

液体窒素で患部を低温火傷させる方法は、当然ながら痛みを伴います。

痛みの感じ方は人それぞれですが、「ほとんど痛みがなかった」という人から「キーンという強い痛みが辛かった」という人まで。最初はひりひりする痛みがあって、治療が進むにつれて強い痛みが伴う場合もあるようです。

液体窒素の顔イボ治療には大小にかかわらず、基本的に痛みがあるということは覚悟しておきましょう。

「またできちゃった…」再発の危険もある

治療をして治ったらもう安心と勘違いしている人がいます。イボは再発の危険も十分にあることを知っておきましょう。

顔の傷口からウィルスは侵入してくるので、ウィルスが原因のイボなら、再びウィルスの侵入を許してしまうことも考えられます。

治療の経過も油断しないことと、普段から栄養を摂って免疫力を高めておくことが大事です。

顔イボができる原因や、顔イボの種類、それぞれに合った予防法についてを知っておくといいですよ。こちらの記事をチェックしてみてくださいね。

小さめイボは苦手分野…他の方法を探そう!

液体窒素の治療は、万能なわけではありません。例えば、小さくて数が多いイボには不向きです。

小さすぎるとイボを凍結させるのが難しく、イボ周辺の血管まで凍結させることも困難だからです。同時に、健康な皮膚までダメージを与えてしまう危険も高まります。

治療方法に関しては、事前にお医者さんと相談して決めるのが普通です。イボの状態によっては液体窒素以外の方法を提案されることもあると思います。

お医者さんの指示に従いましょう。

実際、液体窒素の跡はどうなるのか?10日でほぼキレイ肌

  1. 施術からすぐの状態は、水膨れで痛々しい…。
  2. 5日~1週間でかさぶたとなり、血豆ができることもある。
  3. 固まって完全なかさぶたとなる。早い人はこの時点でかさぶたがとれて完治。

施術後の状態も気になるポイントですが、正常に完治へ向かう場合は大方上記の経過をたどることになります。

傷口の回復には、早い人で10日程度。1か月以上かかる場合もあって、回復時間はまちまちです。

キレイに完治させるためにも経過の観察は大事です。化膿したり傷口を広げたりすることのないように、医者の指示に従った正しいケアを行ってください。

治療後は「さわらない」こと!!紫外線にはいつも以上に気を使おう

液体窒素の施術を行った後、かさぶたができてくると痒くなってきます。引っ掻いて新たな傷をつくったり、かさぶたを無理に剥がしたりするのは厳禁です。

新たな侵入口をイボのウィルスに与えるようなもの。ウィルス性イボ再発に繋がってしまいます。

イボ治療後にもう一つ、注意すべきは紫外線ケアです。皮膚が完成していない状態でたくさんの紫外線を浴びてしまうと、色素沈着を起こしやすいからです。

施術箇所はいつもより入念な紫外線ケアを心がけましょう!

液体窒素はメリット・デメリットを知って納得してからやる方が良い

時間が短くて高い効果が期待できる液体窒素ですが、痛みや再発などのデメリットがあることも忘れないようにしましょう。

良い面だけでなく悪い面に目を向けることも大事です。デメリットの中には、こちら側の対処で改善できることもあります。

例えば、再発のリスクは術後のケアを入念に行うことで最小限に抑えられます。デメリットを意識して、善処することで液体窒素治療の効果を高めることができるのです。

イボ治療には、液体窒素以外にも様々な選択肢が用意されています。比較して、どれが自分に合っているかを検討することからはじめましょう。

また、日頃からイボができにくい習慣を取り入れ、またイボが出来た時も悪化を防ぐ方法を知っておくことで顔イボでこれ以上悩まないようにしておくことも大事です。

下記記事にそれぞれ詳しく載っていますよ。

コメントする